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【人前で話すコツ】聞き手の反応が薄くても堂々話すには?

今回は聞き手の反応が薄くても堂々と話せるコツ!
お届けいたします(^-^)/

大勢の前での発表、プレゼン、会議での説明。
人前でしゃべるときに、聞き手の反応が薄かったり、頷いて聞いてくれる人が誰もいなかったり。まるでお通夜のようにシーンとした雰囲気だったら…
すごく話しにくいと思いませんか。

そういった聞き手の反応が薄いときでも、自信を持って堂々と話すには?
それが今回のテーマです。

また良い質問をいただきました。

Q.:「人前で話すのが苦手で、特に聞き手の反応が薄いと、全くというほど緊張して話せなくなります。先日も、頭が真っ白になってしまい、声が上ずり、表情が固くなり、聞いている人の反応が引いているのがわかりました。子供の保護者会でも話す機会があるのですが、聞き手の反応が悪くても緊張せずに自信をもって話せる方法がないかと思いセミナーに申し込みました」

こちらは、セミナーに申込みいただいた受講生の方からいただいたコメントです。
やはり聞き手の反応が薄かったりすると、誰もが話しにくいと思います。
これは普通のことですので、まず安心していただきたいです。

その上で、聞き手の反応が薄かったり、無反応のときに、どうやって自信をもって話すか?

これはビックリするくらい簡単なことで、ひっくり返るかもしれませんが、我々講師が実践していることをお伝えします。

練習のときにポイントがあります。
早速、結論からまいりましょう。

聞き手が無反応だと思って準備する

それは聞き手が無反応だと思って準備すること。

人前で話すとき、60分の話でも、30分、10分でも、何かしら、話すことを準備すると思うんです。
緊張しやすい方が、何も話すことを考えず丸腰で挑むことはないと思います。
話す内容を考えたり、家で口ずさんで練習したり、準備される方が多いでしょう。
そのときに、聞き手が全く無反応であるということを前提に準備するんです。

聞き手が無反応であることを前提にしてないと、いざ本番で話して、本当に無反応だったときに「やばい…」って焦ります。

例えば、本番であなたが大事なフレーズを言ったとしましょう。
聞き手から「その通りだ!」と賛同があると想定していた場合、実際に反応がないとドキっとします。間が気持ち悪いので、すぐに言葉をかぶせたくなります。

逆に、無反応であると想定していた場合、大事なフレーズを言ったあと、反応がなくても待てます。周りを見渡す余裕すら出てきます。
なんせ無反応を前提に練習をしているからです。

例えるなら、メチャメチャ怖いお化け屋敷があったとして、
「本当に怖いですよ」
「心臓が止まるほどビックリするかも」
「十分気を付けてくださいね」
と散々聞かされたあとに、お化け屋敷に入ると、そこまで怖くなかったりします。準備ができてるからです。
何も聞かされていないと、「コワ!!」ってなります。

だから、いつも最低ラインを設定して準備します。これに尽きるのです。

結果、リアクションがいい人が1人でも2人でもいたら、話し手としてはそれだけでのってきます。

聞き手に対する期待が大きいのでは

緊張しやすい方は、もしかすると聞き手に対しての期待が大きいかもしれません。

「話を聞いてくれるだろう」「頷いてくれるだろう」「真剣にメモを取ってくれるだろう」と。
聞いてくれるだろうという前提で設計すると、いざ無反応だったときのインパクトが強烈です。立ち直れません。

我々講師は、セミナーや研修、講演で、よく人前で話すので、聞き手に過度に期待してはいけないということがよくわかっています。

私が講師としてデビューしたてのころ、本当にアウェイの状態でしゃべることがたくさんありました。
例えば、商工会議所で、私のことを誰も知らない人の前で、誰も興味のないテーマを話さなくてはいけないとか。

おもしろかったのは、市場の方に研修をしたときのこと。
昼過ぎから研修を実施したのですが、市場の方は朝4時から働いていますので、お昼といえば皆さんだいぶ眠たいわけです。半分以上寝ていますzzz
致し方ないことです。でもそんな中でも話をしなくてはいけません。

ときには、ある企業で研修をしていると、後ろの席から社長がずっと怖い顔で目を光られてみているともあります。ちゃんと指導しているかと。

でも、そういうこともあろうと、すべて想定しているので、実際そうだったとしても焦ることはありません。
いかに、受講生の方に、面白く、そして価値を提供できるか?
そこに集中できます。

真のポジティブとは

本当の前向きとは、最悪を想定して準備することだと思うんです。

「ここまでやったんだから、大丈夫」という気持ちがあってはじめて、「よし、前に進もう!」と前を向ける。

無理に「成功を願おう!ポジティブに考えよう」「悲観的に考えるのはよくない、悪いことを引き寄せてしまう」みたいなのは、本当の前向きではないと思います。

悲観的に想像し、楽観的に行動する。
これが今回お伝えしたいことでした。
ぜひ、動画でも詳しく解説しております。ご確認いただけますとうれしいです(^-^)/


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【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士

1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。

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