取引先に愛される!好感度をあげる雑談とは?
今回もご質問をいただきました!
Q.:「営業職に従事しています。取引先との雑談が苦手です。どういった話のネタで相手との心の距離を縮めていけばいいのか、アドバイスをいただけるとうれしいです。よろしくお願いいたします」
どういったネタがいいか?
これはズバリ「情報」です。
情報とは、お客様に関する情報です。
以前、著書『雑談の一流、二流、三流』という本を書きましたが、
この本の中に盛り込めなかった内容があります。
それが今回の
お客様との会話はお客様の情報にタッチすべし
です。
心の距離は情報で詰める
社外の人、社内の人、どちらが話しやすいでしょうか?
基本的に、社内の人の方が話しやすいですよね。
なぜなら、毎日顔を合わせていれば、色んな情報を共有できるからです。同じ職場なら、常に同じ情報を共有しているので、話せる話題が多いのです。
例えば、
「昨日夜遅くまで頑張ってましたね」
と声をかけることができるのは、それを知っているからです。
同じ情報を共有しているからこそ話せること。
「部長、昨日はごちそうさまでした」
というのも、一緒にご飯を食べたという情報を共有しているからです。
「隣の部署に新しい人が入ったんですって」
もそうです。
同じ情報を共有しているから、話のネタがたくさんあるわけです。
ただ、お客様はそうはいきません。
いつも一緒に過ごしているわけではないので、共有している情報が少ないのです。
だからこそ、お客様が話しやすい情報をテーブルにのっける必要があります。
お客様が話しやすい情報
お客様が話しやすい情報とは?
それが「お客様に関する情報」です。
例えば、
「こんにちは。今日はよろしくお願いいたします。ところで、御社のCM拝見させていただきました!メチャメチャ面白いCMですね。最高に笑いました!」
「渋谷の駅のところに御社の広告出ていましたね。大々的ですごくインパクトがありますね!」
「最近発売された新商品、食べてみたんですが、ともて濃厚な味でおいしかったです!相当売れていらっしゃるんじゃないですか?」
など。
お客様が店舗なら、
「すごく店舗が明るくなりましたね。ディスプレイ変えられたんですか?」など。
自社のことが一番話しやすいんです。
「相当売れているんじゃないですか?」と言われて、ムッとされる人はいないでしょう。
興味を持ってくれたと感じて嬉しくなります。
「GWはお仕事だったんですか?」
と突然聞かれても、
「なんでそんなことを君に話さなくてはいけないんだ…」
と思われるかもしれません。
ただ、そのお客様が観光業なら、
「そうなんだよ、今年のGWは人出が前年比200%増で、だいぶ忙しかったんだ」
という話になるかもしれません。
ようは、その話がお客様と紐づいているかどうかです。
いまは、ネットやSNS、動画でも、いくらでも情報が入手できます。
店舗なら店舗の情報、そこで働く人の様子、店舗のお客様の出入りなど、事前にお客様の情報をキャッチして、その話題に触れるということです。
もし事前に情報を仕入れることができなかったら?
とは言っても、事前に情報を入手できないときもありますよね。
あまり変化がないお客様とか、それこそ初対面のお客様など。
そんなときはどうするか?
結論、これも情報です。
今、リアルタイムで共有している情報に触れていきます。
例えば、初商談で会議室に通されたとします。
「広い会議室ですね。役員会とかされるんですか?」
「大きなモニターですね。これで資料を写したらよく見えそうですね」
「このソファー新しいですね」
など、今リアルタイムでお客様と共有している情報に触れていきます。
「御社は駅から近くて、とってもわかりやすいですね!」
というのも共有できている情報です。
リモートだったらどうするか?
これも、いまリモートで話しているということが同じ情報です。
「最近はほとんどリモートですか?」
「月に何回かは出社されるんですか?」
「フレックスタイムなんですか?」
など、リモートに関することを話題にしていきます。
天気の話だけで終わる人
今回は終始「情報」ということでお伝えしてまいりました。
よく天気の話題で、
「今日は暑いですね」→「そうですね…」
だけで終わってしまうという声をいただきます。
これも「暑いですね」+「情報」を足してみてください。
「今日は暑いですね。こうも暑いと御社の商品もかなり売れていらっしゃるんじゃないですか?」
「猛暑が続きますね。御社のみなさんも体調崩されておりませんか?」
など。
相手の情報に触れてあげると会話がはずみます。
動画でもわかりやすく解説しておりますので、是非ご確認いただけますと幸いです。(^^)
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【コミュケーション力アップ、伝わる話し方、あがり症改善セミナー】
【株式会社モチベーション&コミュニケーション:桐生稔 著書】
◎図解版:雑談の一流、二流、三流(ASUKA BUSINESS)
【ビジネスマンのための「伝わる話し方」実践スクール】
【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士
1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。
【モチベーション&コミュニケーションスクール会場】
北海道、青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島、新潟、石川、栃木、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、長野、静岡、岐阜、愛知、三重、滋賀、京都、奈良、大阪、兵庫、和歌山、鳥取、岡山、島根、広島、香川、徳島、愛媛、高知、福岡、大分、熊本、鹿児島、沖縄
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