ビジネス書を読んで面接に備える


■この記事の背景

転職活動がうまく進まない要因をビジネス的な側面から分析し改善につなげたい。
絶賛、転職活動中なのですが、箸にも棒にも引っかかりません。
なので試しに、敵を知り、己を知るために読んだ本のアウトプットでもしていこうと思います。
あと、自分自身のモチベの話になりますが、アウトプットをしようという目標を作らないと読書が進まないからです。

■この記事の目的

今後の転職活動に活かすこと。
具体的にはコンサル関係のビジネス書を読み、今後の方針の糧にしていきたいと思います。
分析過程については自身の忘備録として最後におまけの形で記載しています。

■参考にしたビジネス書

kindle unlimitedで読めますので是非。

■必要な能力まとめ

【PREPで話す能力が必要である】

なぜなら、短い時間でも相手にわかりやすく伝えることができるからである。また、言われたことにきちんとストレートに答えることで、状況が明確になり、相手の信頼にもつながる。
例えば、難しい問いに反射的に答えるよりも、1,2分考えても良いのでPREPを意識した伝え方をするべきである。また、面接時にはあえてPRのみ話すことで相手の質問を促すというテクニックもある。
PREPにより論理的に端的に話せるスキルを身につける。

【相手の理解度を把握したうえで伝える能力が必要である】

なぜなら、伝える側が伝えたと思っても、相手に理解され受け入れられないと伝わったことにはならないためである。
例えば、テーマを全くわからない人にあえて話してもらい全体の流れや筋が通っているか言ってもらうことで、どこまで基本的なことを伝えればよいのかの判断できるようになる。また、文書等を相手のフォーマットに合わせて作成することで相手の考え方の理解につながるとともに、自己と他者の思考の違いについて客観的に把握することが出来る。さらに、相手の反応を確認しながら説明のペースや内容を臨機応変に変更していくというテクニックもある。
相手を理解度を確認しながら伝えることで、伝える側の自己満足ではなく、相手が本当理解してうえでの「伝わった」を実現できる。

【数字と共に論理を語れる能力が必要である】

なぜなら、論理も数字もローコンテクストであり、絶対的に共有して認め合える客観的な事実であるからだ。
例えば、自分の論を考える際に、それを補強できる定量的なデータがないかを考える。社会的な問題なら公的なデータも用いる。
数字という事実をうまく活用することで、相手を納得させる論を展開できるようになる。

【相手の期待値を適切に把握し、超えていくことが必要である】

なぜなら、求められている内容のレベルを認識し、その期待値以上のことを出すことこそがビジネスであるからだ。また、相手のニーズやもとめているクオリティを明確にすることで、本質的ではない仕事に時間を割くことがなくなり仕事の効率化も進む。
例えば、仕事の目的と内容について相手と共通の理解(仕事の背景や目的・成果のイメージ・クオリティ・優先順位と緊急度)を得るようにする。もしあいまいな指示を出された際には、より具体化させた自分の意見を添えたうえでそれでよいのか提示してみる。できないと感じたら具体的な解決策を述べ、建設的な話し合いをする。
期待値のマネジメントを行うことで、相手の思うちょっと上を常に達成していくことにつながる。

■今後の方針

企業研究

  • その企業が好んで使っている社内用語についても把握する。

  • 希望職種の仕事内容と目的について可能な範囲で具体的にイメージしてみる。

面接対策

  • 記事やTwitterなどでも、PREPを行うよう意識する。(日常時)

  • 面接内容検討時にはPREPのフォーマットに沿って作成する。(内容)

  • 自己PR等に具体的な数字やデータを交えるようにする。(内容)

  • 作成した面接内容をテーマが全くわからない人相手に話してみることで、理解しやすい内容になっているか検討する。(練習)

  • ただ面接の内容を暗記することを目的とするのではな、相手がいるような場面で面接練習を行えるように調整する。(練習)


■おまけ:具体的な分析

CHAPTER1の各タイトルについて
①率直な感想
②現在の自分との比較
③今後の方針
の3点を記述しています。
なお、③についてはこの記事を目に留めてくれた好事家の参考にもなるよう、ある程度の汎用性を目指しています。

結論から話す

①わかってはいるけど難しい。
②演繹的に考えることが好きなので結論ファーストの意識が薄い。というか日常会話でこの部分を鍛えるの難易度高くないか。
◎意識的に結論から話すようにする
◎Twitterを活用する。

PREPの型に従う

①面接練習の時に口酸っぱく言われた。思いついたことからしゃべる癖しかないですね。
②面接で想定していない質問が来た時にとりあえず返すの方針でいたが、少し思考してからPREPで返答した方が好印象かもしれないと感じた。特にREのつながりが苦手なため克服したい。
◎言葉につまる質問をされた場合は1,2分の時間の猶予を交渉し、そのうえでPREPで答える。(面接の場ではPEだけでも良いか)
◎メール作成時にPREPを意識してみる。

端的に話す

①まさに必要な能力だよな…なぜなぜ分析ってやつですかね。
②結論と原因の順番があいまいになりがち。
◎自分自身にまずなぜ?と問いかけてみることを意識する
◎何かを伝えるときは冗長な表現を避ける

言いづらいことの伝え方

①これは今までの業界的に無理なふるまいだったから身につていなくても仕方ない(基本上のいうことに逆らえないので)これをストレートに表現しても許される職種で働いてみたいものである。
②わかっているのに言わない、は日常生活ではよくある。本心としては言いたい。言っていいなら全然話せると思う。イエスマン寄りなのでそれはやめたい。
◎率直にものをいうようにする。
◎イエスノーをはっきりと言う(その際には具体的で客観的な理由も添え、言い訳はしない。できそうな提案をして建設的に話し合う)

数字というファクトで語る

①この視点はあまりなかった。目指しているものがものなのだからしっかり習得してくれ。まあ定性的な業界であったことも関係している可能性もあるが…
②自分の経験談を通して語ることが多いが、自覚はあるだけマシ。今後は自分の主張を補強する時になるべく定量的データについても意識していきたい。データ収集は苦にならないので視点を追加するイメージで。
◎主張する論を補強する事実を集めて数字にする

数字とロジックで語る

①理解して相手に合わせていくという戦法で生きてきた人間にとっては目からう鱗。ビジネスの世界は全然違うのだな。
②理解できる共通言語を見つけ出すこと自体には苦労しなさそうではある(パターン認識は苦手ではないため)論理は得意だが数字と共に語るのは経験不足感が否めないので意識していきたい。
◎論理と数字を絡めてわかりやすく伝えることを意識する。

感情よりも論理を尊重する

①むしろ本来の自分を出すと、論理しかできないまである。日ごろは頑張ってFeを使ってはいるが。
②一方で未経験転職なら感情押しでいくしかないのでは!?と思っていた節もあったため、その考えを改めることが出来た。感情は適度にのせつつも軸は論理的にアピールしていきたい。
◎論理的な自己アピールについて検討

前提から話す

①そもそも誰もがそのことを知っている、自分が知っていることが常識であるという視点で物事を語ること自体が尊大ではないでろうか…
②基本的には意識できているつもりか。
◎自分の話が相手に伝わりやすいものになっているのかという視点をもつ
◎多くの人に自分の話す内容を聞いてもらう

相手の理解度を確認しながら話す

①これも当たり前だと感じてはいたが、社会に出てみると確かにできない人も一定数いるのだなと感じた。自分はばしばし質問する側の人間だがこのふるまいも咎められたことがあるため難しい世の中である…無言は理解していないサインという考え方がもう少し浸透してくれるとよいのだが…
②この考えを自分の面接のときの態度を通して考えると、理解度の確認がおざなりになっている部分もある気がしてきた。
◎まずは基本から話し、相手の理解度に応じて話を進めていく。
◎理解度を示すサインの確認。

相手のフォーマットに合わせる

①この考え方は大切だとまず感じた。業界用語うぜえとか思ってて申し訳ありませんでした。相手の言葉遣いやふるまい方、好む方法などを知ることで適切な戦略の設定もできると考える。
②人間関係においては活用してきたスキルだが、ビジネスに生かしたことはなかった。
◎サイトをつぶさに観察して実際に使われている業界用語を組み込む。
◎面接相手の経歴について知る。

相手の期待値を正確に把握する

①相手の期待値を「超えていくこと」が大切という視点はなかった。医療職者は相手の期待に添える生き物なので…相手の求めるものを提供できるだけではなくそれを超えないといけないのか。
②情報はあればあるだけ良いと考えているため、この本に書かれているような社員の振る舞いをしてしまうリスクが自分にもあると感じた。完璧主義も良くないよな…
◎(クライアントの)求められていないことに時間を使わないよう心がける

常に期待値以上の成果を出し続ける

①いやこれ難しくないか?と思ったら解決策もきちんと書いてありました。
②相手のニーズを推測するのは比較的得意ではあるが、それを相手の期待値やクオリティに反映させることが苦手と感じる。どうしても自分の中での完璧を目指そうとしてしまう。あと安請け合いしないのも気を付けるべきである。
◎ニーズ、期待値、クオリティを取組む前に明確にする。
◎タイムリミットを考え、時間配分する。
◎適宜相手の求める本質は何か?という視点に立ち返り、現在の自分の振る舞いが逸脱していないか、本質は上回れそうなのか確認する。
◎自分の能力の限界知って期待値のマネジメントに活かす、無理なものは交渉する。

上司の期待値を把握する

①言われたことを100%にすることで精一杯ですよ…
というか、共通の理解を得る作業、相手もその認識をもってくれるのであれば実践可能だれどもそうではないと泥沼な気もするが…いろいろ聞いてくること自体無能という判断指標を持つ人も一定数いるイメージだし、そもそもその上司の中で具体化されていないからあいまいな指示になるのでは?
②必要時聞くようにはしているけれども聞きすぎると考えなしな奴になるので気を付けないといけない。
◎質問する時は必ず「自分の意見や考え+質問」のスタイルを心がける。
◎質問前に自分の中でかみ砕く時間(具体的に仕事をイメージする時間)を持つ訓練。

上司の期待するクオリティを超える

①時間管理を意識しながらするとしたらとても難しい…
②時間をかけてクオリティを挙げるムーブばかりしがちです。完璧主義乙。
◎目的・スピード感(期限ORクオリティ)を明確にする。
◎優先度や緊急度の把握。

ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?