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2月5日(金)ラジオ原稿学校の勉強は将来の役に立つのか?

2月5日金曜日18時から18時24分で生放送でお送りします。
それ以外の日に聞いてくれている方は再放送となります。
高井浩平のおとな子供委員会本日もはじまりました。

2月になって寒さが和らいできた感じがしていたのですが…ここ23日また寒いですね。
僕は11月に埼玉から移住してきたのでカラッと晴れていない天気が続く日本海側の冬は初めてです。
運動も好きですが室内でじっとしているのも好きなので楽しい冬を過ごせております^^

さて本日は学校のお勉強は将来の役に立つのか?というお話です。
答えはYesでありNoである

いきなり答えを言ってしまいましたが…
役に立つか立たないかなんてその時になってみないと分かりませんというのが答えです。


将来の役にたつかたたないか分からないならどうして勉強するのでしょう?って話になってきますね。
これに関して今回は話していきたいと思います。


いきなりですがみなさんこんな風な後悔の仕方したことありませんか?
「あ〜〜あのときちゃんと勉強しておけばよかった」

例えば高校のときは必要ないと思っていた簿記の勉強…ちゃんとやっておけばよかった…
中学高校でしっかりと英語を勉強しておいて、英会話を身につけておけばよかった…

そうなんです。
よく聞く話ですが、大体後悔するときってやらなかったことに後悔するんです。

それはあの時告白しておけばよかった。
あの時諦めずにサッカーを続けておけばよかった。
あの時起業しておけばよかった。

というたぐいのやらなかった後悔と…

真面目にやっとけば身についたことを身につけておかなかったという意味のやらなかった後悔。
この二種類の後悔があるんです。

学校で学ぶことは幅広くて中学生でも英語・国語・算数・理科・社会だけでなく
技術、音楽、美術、体育、保健、文化祭、倫理、校長先生のお話、外から読んだ歯医者さんによる歯のお話、栄養士さんによる食べ物のお話などなど
全てが私たちが大人になって何かの分野でチャレンジするときに役にたつ知識になりえるのです。

学校でそれらの知識を学べるということは実はすごく素晴らしいことだと感じています。

話が止まらなくなってしまうのでこの辺で曲を挟んで落ち着きます^^
本日の1曲目はTMNetwork 「GetWild」

よく学校に行かなくても学べるから学校に行く必要ないという話を耳にしますが…
そういうことではないんです。
行けばそこそこレベルの高い教育を受けることができるというのは素晴らしいことなのです。

学校にいかずに自分で学ぶという判断をするのも素晴らしいことだと思うのでありだと思いますし、色々な事情があって学校に行けなくなってしまった人も学校に行けない自分を卑下したりせずに
今の自分の環境でやれることを自分のペースでやって行けば良いと思います。全然問題ないことですし、これからの時代はそういう学び方も増えていくと思います。
だからといって学校が必要ないということになりません。


スティーブジョブズもどこかの大学の卒業式で言っていました。
スティーブ・ジョブズは大学を中退しているのですが、中退したあともカリグラフィー(フォントとか文字を美しく見せるための手法)の授業をこっそり受けていたそうです。
スティーブ・ジョブズはたんにその授業に興味があっただけでそれが将来役に立つとは思っていなかったそうです。

でもそれがMacを作ったときにMacの哲学として活きたと話しています。
興味のある方はYouTubeでスティーブ・ジョブズ 卒業式と検索すると動画が出てきますのでそれを観てみてください。
今説明した箇所はその動画の3分すぎくらいから出てきます。

スティーブ・ジョブズは言っています。
今は学んでいることがなんの役にたつか明確になっていなくても、いつか役にたつと信じて学んでくださいと。
たくさん学べば学ぶほど点と点が繋がって線になっていく可能性が高くなっていきます。

高校くらいまでは広く浅く学んでいきますが…その中で面白そうだなと思うところやもうちょっと掘り下げて学んでみたいと思うこと、自分が興味をもったものを自分で深く掘り下げていきましょう。
「今学んでいることは私の血肉となって必ず役にたつ」と信じて。

本日2曲目NOKKOで「人魚」です。

僕は一生水には縁がないから水泳の授業を受けても無駄だって…
かわいいワンちゃんが川で流されているのをみたときに
「あぁあのときちゃんと授業受けておけば…泳いで助けにいけたのに」って思うんですよ。
ちなみに川や海は危ないので、絶対に助けに行ってはだめです。
助けを呼ぶようにしましょう。
プールでも溺れている人や動物をみたら助けに行かずに助けを呼びましょう。


「あぁあのときプログラム学ぶチャンスだったな〜」
「イラストレーターの使い方ちゃんと聞いとくんだった」
「中学校の歴史の授業もっと真面目に受けとけば」
「大学の簿記の授業自分に関係ないと思って単位落としたぜ」

あ〜〜ちゃんとやっておけばよかった。っていう後悔はやっておけばしなくてすむでしょ?

これは勉強だけでなく、趣味、遊び、仕事、人間関係でも同じことがいえます。
未来のことは誰にも分からないのにどうして無駄なんていえるのでしょうか?
だから自分と関わりのあることや物、人は大切にしておいた方が良いのです。

将来なんの役に立つのか知りたいと思えば思うほど、国語算数理科社会意外の科目を真面目に学ばなくなります。
なぜかというと国語算数理科社会は受験で使うからです。
受験に使うので勉強しておけば良いということになるのですが…

絵や写真をみてどう感じるか?どんな風にしてその絵が書かれたか?という授業も大切ですし。
色々な音楽を聞く授業もとても大事です。
芸術分野に触れることでそれ以外の分野の能力も上がるそうです。

運動するとどんな気持ちになるか、それが体や心にどのような効果があるのか知ることも大切ですし。
自分が食べるものが自分の体や心、脳にどのような影響を与えるのかを学ぶのも大切です。

何よりお友達と楽しく遊ぶのがどれくらい楽しいか、協力するとどれくらいのことが成し遂げられるのか知ることこそ将来の役に立つんじゃないかと思います。

スティーブ・ジョブズもカリグラフィーの授業が良かったって言ってますしね。
僕は美術や音楽、体育、心や脳、日常生活を心地よくするための授業なんかも取り入れたら良いのではないかと思っています。


小学生からプログラミングの授業や英語の授業をつめこむのではなく、人がやることを応援する気持ちを養うとか。
誹謗中傷するよりも協力する方が人生豊かになるということを教えるとか
分け合うことの大切さを学ぶ授業をするとか

大切なことはたくさんあるとは思っていますが、多くの人がいうほど今学校で学んでいることは人生の役にたたないものではないと思っています。

今日はここまでです。


時間が余ったので僕は今金沢市内の児童クラブで働いています。
朝の時間が空いているのでそこもバイトでもしようかと考えています。
それで自分で学童を開きたいと準備中です。
都内の親友も学童をやりたいと言っていて、始めたらこちらにきてくれると言っています。

子供は奇跡です。
もう最高なんです、あたりまえのことですが全員違って、全員素敵で最高です。
今のところは嫌われていなくてうまくやれています。
そんな子供たちが未来に希望を持って生きていけるようになったら最高だと思ってます。

その辺のことで僕が考えていることもラジオで話していこうと思っています。


おしまい

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