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「頭が悪いから、風俗でしか働けないんですよ」



「俺、中卒だし、小学校もほとんど通ってなかったし、そもそも頭が悪いから。

 だからウリセン(ゲイ風俗)でしか働けないんですよ」


 そんな風に自虐したのは、26歳のゲイの青年でした。



 今回はあたいが去年の夏ごろに、ゲイバーで出会った男の子の話をしますわ。


 彼の名前はユキ(仮名)

 26歳のゲイで、愛想がいい子だった。

 髪型もお化粧も今どきな感じで、あとブランド名の主張が強めなファッションを纏っていて、きらびやかだった。

 ちなみにあたいは全身ユニクロだった。もはやユニクロの回し者ですわ。


 その時は、行きつけのゲイバーであたいの隣で彼がたまたま飲んでいた(そして酔っ払っていた)のだけど、どうやらあたいが経験者ならではの業界トークを元ゲイ風俗ボーイの店子(ゲイバー従業員)としていたのが聞こえたようで、それで声をかけてくれたのだった。


 まず彼の一言目は、

「え、お二人はどこのお店で働いてたんですか?」

 だった。


 《ゲイ風俗で働いていたことへの興味関心》ではなく《どこの店舗か》を重視する聞き方に、あたいは確信を持って、

「そういう質問をするってことは、君も働いたことあるの?」

 と問い返した。


 すると彼は臆することなく「はい。ていうか現役です」と答えた。

 彼は、現役のウリセンボーイだった。


 それから彼と店子を交えて、三人で飲みながら少し声を落として話すことにした。

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ここはあなたの宿であり、別荘であり、療養地。 あたいが毎月4本以上の文章を温泉のようにドバドバと湧かせて、かけながす。 内容はさまざまな思…

今ならあたいの投げキッス付きよ👄