VOL.5 最終学歴より、最新学習歴を更新しよう

ウワサのクラブハウスで『マザークエストカフェ」と「マザークエストナイト」というルームを開いています。
先月のマザークエストナイトでは、「最終学歴より、最新学習歴の更新」を提唱されている本間正人先生をお招きして、「学習意欲の育て方」について聞きました。今回はそこで話題になったことから一部を紹介します。

　本間先生は、これから「最新学習歴の更新」が不可欠だと言います。なぜなら、人生100年時代と言われる今、学校で学んだことだけを頼りに、その後の人生を生きていくのはかなり厳しいからです。
　20世紀は、なんだかんだ言っても、いい大学→いい会社へ就職する＝成功という価値感がまかり通っていて、より高い最終学歴を持つことが幸せへの切符だと信じられてきました。しかし、いい会社といわれてきたところだって、これから先もそうだという保証はありません。過去の成果に甘んじて、そのやり方をずっと蹈襲していると社会の変化に立ち遅れてしまいます。
　人も同じです。変化が加速している中、過去の最終学歴の貯金でずっと生きていくのは無理があります。
　仕事で結果をだしていくためにも、激変する社会についていくためにも、社会に出てからも学び続け、自分自身をアップデートしていくことが欠かないのです。
　ましてや、これから社会に出ていく子どもたちは、私達以上に、学び続けることつまり学習歴を更新し続けていくことが必要だということに、皆さんも異論はないでしょう。
　でも学び続けるためには、学ぼうという意欲が欠かせません。子どもの意欲がないと嘆く人は多いですが、当然、最新学習歴の更新は、子どもだけでなく、大人のわたし達にも必要なことです。まずは、私達自身が、学習意欲を保って最新学習歴を更新し続ける姿を見せることこそが、子どもの学習意欲を高める早道なのではないでしょうか。
　eラーニングの進歩により、全国・全世界どこにいても、自分の時間に自分の学び方で学習することが可能になってきているのですから、ここからは、更新し続けた人と、なにもしなかった人との差は広がるばかりです。
　しかし、学習歴の更新といっても難しいことではありません。例えば、ありあわせの材料でこれまで作ったことのないおかずを創るというのも、立派な学習歴の更新です。みなさんも、学習歴の更新と意識はしていないかもしれませんが、仕事や生活を通して、アップデートしてきたはずです。
　これからは、どれだけ楽しみながら学習歴の更新ができるか、お子さんと競ってもいいかもしれませんね。
　「子どもに学んでほしいと思ったら、自分が学ぶことから」これが、この日の結論でした。
　マザークエストも、皆さんのアップデートの場です。是非一緒に最新学習歴を更新をしませんか？
　マザークエストについてはこちらをご覧ください。