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Vol.8 中学受験で、志望校に不合格。がっかりしている子どもになんて言う?

質問:小6の娘は先日中学受験を終えました。第一志望の学校には受からず、第三志望の学校に入学することになりました。娘は、3年間頑張ってきたのに思うような結果が出せずとても落ち込んでおり、側で見ているのもつらいです。とは言え、4月からはその学校に通うので前向きに進んで欲しいと思いますが、どんな言葉をかけたらよいでしょうか?

★中曽根陽子の回答:

第一志望の目指してここまで頑張ってきた娘さんの落ち込んでいる様子を見るのは辛いですよね。その気持ちよくわかります。実は私の娘も第一志望は不合格で、第2志望の学校に通って、卒業しました。もうずいぶん前の話ですが、その当時のことは今でもよく覚えています。私の場合は、子どももがっかりはしていましたが、それ以上に私の方が、ここまで頑張ってきたのにかわいそうな思いをさせてしまったと、しばらくモヤモヤとした気持ちを引きずっていたように思います。でも、経験したからこそ伝えたいのは、結果は結果として受け入れ、その結果を良い結果に繋げることが大事だということです。 ですから、まずは娘さんのこれまでの努力に対して、「ここまでよく頑張ってきたね」と手放しでほめてあげてほしいと思います。その上で、「これからも、頑張ってもうまくいかないことはあるけれど、それまで頑張ってやってきたという経験は必ずこれからの力になる。大事なのはその結果を自分にとってよかったことにしていくことだ」と伝えてあげてほしいと思います。新しく始まる中学校生活が楽しみになるように、合格をくれた学校の良いところを一緒に探してみてもいいですね。ちなみに、うちの娘は、親が思う以上にいろいろな経験をして学校生活を楽しみ、大学は志望校に合格しました。社会人になった今でも、中高時代の友人とは仲良くしていて、この学校でよかったと心から言ってます。そんな人もいると話してあげてください。


★スタッフのコメント:まずはお母さん、お疲れ様でした。受験までの数年間、お嬢さんと一緒に並走されてきたことでしょうから、結果に対してもご自身のことのように受け止められていることでしょう。 志望校選びのために学校見学されて、親子でなんども確認や納得を繰り返しての受験校だったでしょうから、無理もありません。実は何を隠そう我が家の息子は第1志望どころか第2、第3…と落ち続け、文字通り疲弊しきって地元の公立学校へ進むつもりで切り替えている途中でありがたいことに繰り上げ合格をいただくことができました。我が家にとっては夢のような出来事で入学できた学校ですが、入ってみると残念な気持ちを引きずったまま新学期を迎えているお母さんがたくさんいらっしゃり、少々複雑な思いをしたことを覚えています。学校生活が始まると子供は意外と順応していきますが、親御さんの方がなかなか受け入れられないケースも多かったです。冷静に考えればわかることなんですが、中学受験で人生の全てが決まるわけではないんですよね。それはたとえ第1志望に受かったとしても同じで。人生の先輩でもあるお母さんには、その先にあるもっと大きな可能性を想像させてあげることができると思うんです。決してリベンジとかそういうことではなく、人生はまだまだ長いこと、ずーっと先にもっともっと自分自身で選択できるチャンスが待っていることを。子供が通っていた学校の実際のデータからも、入学時の成績が卒業時の希望の進路決定の結果と必ずしもイコールではないことが証明されていたし、実際お友達の進路を見てもそうです。要ははやりたいことが見つかった時にそれに向かって頑張れるかということだと思うのです。とはいえ、本人の悲しかったり切なかったり割り切れない思いをごっそり吐き出させてあげて受け止めてあげれるのも、並走してきたお母さんだからこそできることだと思います。あの時、息子はがっかりしているであろう私を気遣い、自分の気持ちを抑えていると感じたので(つまり私がそうさせてしまっていたわけですが)一緒に心の中を吐き出せるように心がけたつもりです。言葉をかけるより受け止めてあげることの方が大切かもしれません。親子で共に同志として頑張った経験をこれから先、大人になっていくお嬢さんとの良い関係に活かせるよう、親子で新鮮な気持ちで、新しい学校生活を一緒に楽しんで下さいね。ご縁があった学校がきっと呼んでくれたのでしょうから。


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