元町を南に 代官坂を上って下って
マザーハウス横浜元町店スタッフが、個人的におすすめする横浜元町周辺のお店やスポットを紹介します。横浜元町に「来る人」と横浜元町に「居る人」が一緒に街を楽しみながら、たくさんの喜びが生まれることを願っています。
こんにちは!マザーハウス横浜元町店の高橋です。
登り坂があるとその上には何があるのかと登ってみたくなり、
下り坂があると少し駆け足でいつもより速度をあげておりたくなります。
元町一丁目と二丁目の間を南に曲がり、西洋館が立ち並ぶ山手までカーブしながら登っていく代官坂。良く晴れた日に上って下ってしてきた中のおすすめをご紹介します。
宮崎生花店
坂を上っているとパッと目に入る淡いグリーンの屋根と、歴史を感じる看板。明治6年(1873年)創業の『宮崎生花店』です。
元々は山手に暮らす外国人向けに洋花(この言い方も初めて聞きました)を売る場所として始まったそうです。
お店に入ると、心躍る「ドライフラワーのビュッフェ」コーナー!
ドライなのにとっても鮮やかなその色合いに惹かれてビュッフェすることに。選ぶのに一人こまっていると、声をかけてくれて、好きな黄色を基調としたプチブーケを作ってくれました。
このコーナーは土・日・月の期間限定で設置されていたもので、週やシーズンに合わせて内容が変わるとのこと。この日は他にも、店の奥のカフェで卒業式用のコサージュづくりが和やかな雰囲気で行われていました。
地元で愛されながら、長く続くお花屋さんには「今日は何があるのかな?」とまた訪れる楽しみがありました。
ESTEKA(エステカ)
宮崎生花店の方にお勧めしてもらい、坂道をもう30メートル程上ったら、通りの反対側にあるのがスペイン料理店『ESTEKA(エステカ)』です。
店内にいくつも飾られている絵を眺めながら料理を待ちます。
出てきたのは、スペイン郷土料理の、できたてあつあつの牛すじが詰まったカネロニ。香りもよく、ほくほくの状態で食べたい気持ちをどうしてもこらえきれず、写真は少し食べかけの姿に、、、
お見苦しくてすみません。この気持ちが伝わってくれると嬉しいです。
ふんわりと酸味のある、付け合わせのパンも絶妙でした。
帰り際、お料理を待っている間に眺めていた絵がどうしても気になって聞いてみたところ、ご友人のイラストレーター山崎杉夫さんの作品とのこと。オープンの時に、店内の雰囲気に合うようにとセレクトしてくれたそうです。
どれも素敵だったのですが、この海の青に一番心が惹かれました。
山崎さんの絵を飾っているお店は他にもあるそうで、裏元町の歩き方も教えていただきました。今回はランチをいただきましたが、いつかお酒もあわせてディナータイムに伺ってみたいです。
茶倉(SAKURA)
代官坂を上って下って少し疲れた体を休めるとっておきの場所を最後にご紹介します。坂の下あたりにある日本茶専門店の『茶倉(SAKURA)』です。
「日本茶」と言われ、お風呂上りに片手で飲む麦茶とは違って、少し姿勢を正しておしとやかに嗜むイメージかと思いましたが、店内は少しお家カフェの雰囲気の、親しみある空間になっています。
季節の和菓子「青梅」と、福岡県星野村の「八女茶」をいただきました。
始めに淹れられたお茶を飲みほした後は、ポットからお湯を一度湯冷ましに移し、それを急須に入れて茶碗へと注ぎます。回数を重ねていくごとにお茶の色、香り、味は変化します。
「青梅」も大きく口を開けば一口で食べられるサイズ感。でも今日はそれを黒文字という竹の楊枝で小さく切り分けながらいただきます。
お茶をいれるときの手間となる一連の動作や、「少しずつ」の味わいの中に、ゆったりとした贅沢なひとときを楽しむことができました。
上り坂は少し体力も必要ですが、お気に入りのお店があれば頑張れます!
マザーハウス横浜元町店 高橋
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