読書感想/『自信をもてないあなたへ 自分でできる認知行動療法』メラニー・フェネル
認知行動療法に興味がありまして。
いま精神科に通ってるんですが、薬物治療だけで先生からは認知行動療法の「に」の字も出てこないのと、
まぁそこまで困ってるわけでもないのでこちらから尋ねるのがめんどくさくなってしまって、本で読むくらいでいいかーと、
それで、手に取ったのがこちら。
他の認知行動療法の本を読んだことがないので比較のしようがないのですが、それでもかなり認知行動療法の基礎を丁寧に説明してくれているのかな、という印象でした。
実際のワークシートやワークシートの記入例などを交えながら、分かりやすく解説してくれています。
正直ワーク内容が結構がっつりなので、実際にやってみるには、自分で自分を律する強い心か必要だなーという印象。けれどもちゃんとやれば確かにそれなりに効果は感じられそうな気がする。
認知行動療法の心構えや目的みたいなものを知るのにもちょうど良い本でした。
私は、手帳術とかが結構好きで、仕事が忙しくなればなるほど手帳術に救いを求める傾向にあるのですが(そして大体3日坊主で落胆して終わる)、
手帳術って要は認知行動療法を軽めに日常的に取り入れやすく落とし込んだものなんだな、と思ったりもしました。
「自分の中のルールを見つけてそれを毎日何度も目に入れるようにする」みたいなワークもあるのですが、これなんて手帳術でよく聞く「目標や夢を書いて毎日見る」とほぼ同じだなぁとか。
「日常で心が動いた瞬間を感情と共に細かく書き留めておく」みたいなのもよく手帳術で語られがち。
認知行動療法の方はルールががっちりしてて、医療の専門家が確立させた方法でもあるので、その分しっかりやりさえすれば効果はあるが、そもそも続けるのがかなりハードルが高い。
どちらも一長一短だなぁと。
がっつりやらずとも、自分に合った形で、心を整えられるような方法を見つけられたらいいな〜。
山ほど手帳術の本は読んで取り入れてみるんだけども、まぁーー続かないので。自己流を見つけるのが一番いいんだと思う。
という結論に至った本でした。
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