体験を記録して売り出す。録験機(ろくけんき)
今日ドラえもんを読んでいて、おもろいなーと思った道具。
ドラえもんの作者である藤子・F・不二雄先生が、先見の明がありすぎるというのはもはや語り尽くされた話だとは思うのですが、
やっぱりどうしたって「先見の明がある」としか言わざるをえないですよね〜。
自分が体験できないから、他人のインスタやYoutube、ブログなんかを見て、満足しようとする。
そしてその体験を売る人もいる。(=インフルエンサー)
今、まさに「体験を売り買い」する時代になってるんですね〜。
この「体験を売る」という表現の仕方が私の中でヒットしました。
だからプロセスエコノミーみたいな、「過程」に価値も生まれたりしているんだなあ、と。
でも、この「体験」の価値付けって難しいですよね。
受け取り方に個人差があるはずの体験を、相対的に見て「良い」体験だ、「悪い」体験だ、という見方をしてしまうから、そこに合わせて値段がついてしまう。
だからあまり「良い」体験すぎると、売り手の個人に対して「僻み」も生まれる。
加えて、このマンガの最後に出てくるスネ夫のように、嘘を付いて(盛って)、自慢してマウントを取ろうとする人も出てくる。
うーーーん。
この流れにあらがうことは出来ないし、便利さの恩恵も受けているので、否定はできないのですが、最終的にそれで精神をすり減らしている自分もいるので、一体どうやってこの波を上手くやりすごすかが大事ですねえ。
あくまで自分は自分、という軸はしっかり持たないとなあ。これが本当に難しい・・・。
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