moteko|ライター×ママ

3児のママ☺︎不動産会社勤務/ライター/土木資材営業▶︎料理教室会報誌制作進行管理10年▶︎…

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3児のママ☺︎不動産会社勤務/ライター/土木資材営業▶︎料理教室会報誌制作進行管理10年▶︎Webメディア運営&ライター活動中。忙しくても今しかないこどもとの時間を楽しみたい/賃貸不動産経営管理士資格

最近の記事

ママが伝えたいこと。ミモザの日におめでとう。

「ユウタ、今頃なにしてるかな。」 きっとまだベッドの中で気持ちよさそうにぐうぐう寝てるんだろうな。 ユウタの寝顔を想像していとおしくなる。 茶褐色の土埃の道、目の前には地平線。 鮮やかなグリーンの草原の中を車を走らせながらユウタのことを考えていた。 ワンルームマンションの狭いキッチンで長い髪の女性が 朝食の準備をしている。 窓から降り注ぐ朝日が小さなローテーブルに置かれた コーヒーに反射して、きらきらと輝いている。 ユウタは、のろのろとベッドから出て 伸びをしながら、お

    • 私が働く理由〜ご機嫌な私でいたいから〜

      母は専業主婦、金融機関で働く父が大黒柱として5人家族を養う家庭で、不自由なく育った私は、学校から帰ると母がいつも家にいて、おかえりを言ってくれる安心感が大好きで、私も子供ができたら、仕事は辞めて家にいることになるんだろうなとふわっと考えていた。 そんな気持ちもあってか、就職氷河期に、なかなか就職先が決まらず、大学の研究室推薦で入社した会社に対してもどこかお気楽な感情があった。嫌になったらお嫁さんになって辞めればいいやと。 さらに、大人からはよく「社会はそんなに甘くないぞ」

      • 知らせないやさしさ、知らされない寂しさ

        「おばあちゃんが亡くなったから、今から電車で行くよ。 部活と学校、しばらくお休みするように連絡しておくから。」 朝早く、お母さんから淡々と告げられた。 人の死に直面するのははじめての経験だった。 中学1年生の冬、大好きなおばあちゃんが天国に旅経った。 祖母の家につくまで、考えていた。 死人を見るのが、怖い。 人は死んじゃったらどんなふうになるのか。会うのが怖い。 顔を覆っているあの白い布を取るのが怖い。 おばあちゃんは今、どこにいるんだろう。 * 久しぶりのおばあち

      ママが伝えたいこと。ミモザの日におめでとう。