私が働く理由〜ご機嫌な私でいたいから〜
母は専業主婦、金融機関で働く父が大黒柱として5人家族を養う家庭で、不自由なく育った私は、学校から帰ると母がいつも家にいて、おかえりを言ってくれる安心感が大好きで、私も子供ができたら、仕事は辞めて家にいることになるんだろうなとふわっと考えていた。
そんな気持ちもあってか、就職氷河期に、なかなか就職先が決まらず、大学の研究室推薦で入社した会社に対してもどこかお気楽な感情があった。嫌になったらお嫁さんになって辞めればいいやと。
さらに、大人からはよく「社会はそんなに甘くないぞ」