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ド素人が自転車ロードレースへ初チャレンジしてみて

チャレンジは決めたら突然やってくる

4月の空手の大会を終え、
自転車のロードレースにも出てみたいよなーと漠然と思っていたら、先にハマっている妻が再来週あるよ!と見つけてきて、
初級コースにキャンセル待ちしてみたらなんと、すぐさま出場可能の連絡が。まじか!
と、何と初めてのロードレースに出場することになった。
だけど実はロードバイクを持ってない。。
持っているのはクロスバイク(ハンドルがT字のやつね)
レンタルで何とかするか。(弱虫ペダルの小野田坂道状態)

ロードレースとは?

ロードバイク(ハンドルがグニョンって曲がってるやつね)という、舗装された道路をとにかく速く遠く走るために作られた自転車。弱虫ペダルで知られるようになったかな。

なにげに趣味としての自転車歴は15年位で、通勤で乗ったり、都内をぶらぶらするのが好きだった。
ランニングは足が痛くなるのと疲れるのであまり得意でなく、自転車の方が好き。加速すれば惰性で走るし、上りはキツイけど、その分下りは楽で爽快!人生みたいだ。
今の家は荒川まで近いので、荒川サイクリングロードを墨田区〜河口まで走るのが朝の習慣になったり、やめたりを繰り返す。そんな感じ。

出場のきっかけとなったのは、先月、極真空手の大会に初めて出た。出ると決めてから、稽古の質量が一気に高まり、試合を経験することで、何となく趣味として続けるモード→本気モードに入り、自分のコンフォートゾーンが広がる感覚を感じていた。

この感覚がやみつきになり、自転車でもやってみよう!と思ってのことだった。空手のようにボコられるわけではなので、大丈夫大丈夫!という感覚。

今年買い替えた車も、自転車がそのまま積めるものにしたので、載せて、いざ会場へ。
会場に入るとみんな凄そうなマシンに、派手なサイクルジャージをキメて、うおー、やっぱりみんな強そうだ。

コンフォートゾーンの外のチャレンジをする時って、さまざまな不安や恐れが頭をよぎるもの。
転倒・落車して怪我したらどうしよう?周りに迷惑かけたらどうしよう?などの不安が頭をよぎる。
今回特に自覚されたのが、「自分なんてここにいていいのか?」という感覚。すごい人に囲まれると、かじっているにも程がある自分が、場違いなんじゃないか?という感じ。多分誰もそんなこと気にしてないけど。
「ここにいていいのか問題」って、色々なチャレンジを阻害するマインドブロックになってると思う。

試走からいっぱいいっぱい

レースの前にまずはコースの試走を張り切って臨む。
すると何と、みんな速いのなんの。コースは平坦を想像していたけど、アップダウンがあって、上りはキツいし、下りはものすごいスピードが出る急カーブの連続。くぅ、周りに全然着いていけない・・・ヤベぇ所に来てしまったな。。
そしてこの時点でかなりヒイヒイ入ってる状態。

その後、1つ上の、B(中級)クラスのレースを観戦。
初めてロードレースを間近に観て、かっけー!、すげー!と感激するとともに、2・3周目位から、脱落者が出て人数がどんどん減っていくではないか!
先頭集団から一定の時間(1分半程)離されると、途中終了となっていくシステムなのだ。周を回ることに人がどんどん減っていく。このクラスで、最後まで完走できたのが80人中30人程度。なんて過酷なシステムなのだ。

そしてレーススタートするも・・・

そして迎えた、僕の出番のC初級のレース。
こりゃ完走できるかどころでない。何周持つかの勝負だ。最初から足を貯めている場合などなく、最初から全力で漕ぎ続けてどこまでいけるかしかない。と腹を決めてスタートへ。

スタートは、ローリングスタートという方式で、1周は先導のバイクに続いてみんな同じペースで走り、2周目から本番スタートという仕組み。
僕はというと、ローリングの1周から着いていくのがやっとで、1周まわってGOの合図が鳴った頃には完全に遅れてどんどん順位を下げ、あっという間に最後尾へ。
口が空いて、ハァハァゼィゼィ、上りでの太ももへの負荷がしみる。

最後尾は、審判バイクが後ろから追っかけてくるので、まるで追われる犯罪者のような惨めな気分だ。
本番スタート後、1周まわった時には前の選手が見えない位の圧倒的最下位。

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「うぅう、もうダメだ・・・何というところに来てしまったのだ」
というセルフトーク(脳内会話)が鳴り響く。

「がんばれー!」
ここで、応援の妻と息子の姿が見える。
不思議なもので、声援を受けると何とか力が湧いてきてダンシング(立ち漕ぎ)で坂を駆け上がる。

そして、坂を駆け上がると、なんと前の選手の背中が見えるではないか。

あきらめかけてからの追い上げ

このままなにもできず最下位で終わったら、僕は何のためにきたのか?
遊び感覚でレースに出て失礼だし、これからレースに出る資格などない。などの想いが巡る。
ここで「絶対抜いてやる!」とスイッチが入る。

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そこからは、「おりゃー、いくぞいくぞ、いけるいける!」という声と
共に、がむしゃらにペダルを回し、下り坂で加速し一気に抜きさった。

「やったー!抜いたぞ!」

と思った矢先、前で待っていた副審により、リタイアの合図である赤旗が振られて終了。リタイアではなく、Did Not Finish の略で、DNFというらしい。
抜いた直後なのでDNF第1号。

20kmのレースで、走ったのは4kmちょい、これで僕の初レースは終わった。

そこから待機場所で待っていたら、毎周の度に、脱落する選手が続く続く。急カーブで落車して怪我されている選手もいた。もしかしたら自分も・・と思う。

結果的には、80人近く出走して、ゴールできたのは何と8人という過酷なレースだった。思ってた初級と全然違うー!

こうしてあっけなく終わった、初レースだったが、とてもいい経験だったと思う。
早速、速く走り切るためにはどんなトレーニングが必要なのか?どんなロードバイクを買おうか?など、アンテナが立ちまくっている。とてつもなくしょぼい現在地だけど、ゴールにいくためにはなにが必要かが見えてきた。

今回もやったことないチャレンジを決めることから全ては始めるのを体感した。仕事も空手もロードレースも他のやりたいことも、どんどんチャレンジしていこうと思う!

おまけ

やりたいけど怖い、やったことないチャレンジを通して人生を変えたい方へ、僕のコーチングで力になれると思いますので、お気軽にご連絡ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

2021/6/15追記:
早くもこの2週間後、2戦目のレースに参戦してきたのを書き留めたので、よかったら合わせてご覧ください!


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