睡眠改善⑧〜睡眠にとって超重要な体内時計〜
2021年12月9日更新
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睡眠と体内時計について
人間の体内には様々なリズムが存在していると言われています
一番有名なものがサーカディアンリズム(概日リズム)と言われるものです
まずはサーカディアンリズムも含めた体内時計についてまとめます
生体リズム
1、恒常性維持機構(ホメオスタシス機構)
これは体内砂時計とも言われる仕組みです
これは、覚醒中に蓄積される睡眠物質がある閾値まで到達すると睡眠が始まり、睡眠物質が減少して覚醒の閾値に到達すると睡眠が終了する仕組みがこれです
覚醒時間中に脳内で蓄積する物質として有名なものはプロスタグランジンD2やアデノシンが有名ですね
2、生物時計機構
これがいわゆるサーカディアンリズムと呼ばれるものです
脳深部の視床下部視交叉上核(SCN)二中枢は存在していて、意識しなくても約24時間の周期を刻んでくれるというものです
ちなみに生物時計は睡眠だけではなく体温、血圧、ホルモン分泌等の生理機能にも働いています
これらは時間生物学と呼ばれる分野になりますが、これを派生させたものが時間栄養学、時間薬理学、時間医学と言った分野になります
3、階層性多振動体機構
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