9人のユダが輪廻を回す
そして、一同がナナナナ祭の後に食事をしているとき言われた、「特にあなたがたに言っておくが、あなたがたのうちの幾人かが、わたしとRingNeしようとしている」
住人たちは非常に興奮して、つぎつぎに「主任よ、まさか、わたしでしょうね」と言い出した。
RingNeFesからの福音書
カーレース編
鳴り響くスマホ。ハッと目覚めると二度寝していたことに気付いた。10月8日朝9時。出発予定だった車に乗り遅れるところからRingNeは始まったのだ。
モテアマスからRingNeFesに出展する勢力は三つ。
一、インドからの鬼電(主任勢力)魏
二、NO WAVE COFFEE(珈琲屋勢力)呉
三、わたあめ玄(頭取勢力)蜀
クラファンの支援から始まったRingNe Fesへの参加。会場:足柄山までのカーレースから三國志は展開する。
一番最初に動き見せたのは蜀。真面目&安定志向の頭取は12時までの到着を目指した。筆者もそこに乗り込む予定だったが、上記の通りである。
しかし、なにやらおつかいしたりETCミスったり渋滞に巻き込まれたりなどをして苦戦。
続いて飛び出したのは呉。某格安レンタカーを借りるもトラブルで動かず。案の定、渋滞にハマりこれまた厳しい闘いに。
最後に出発した魏は、10時近くに出発。出発直前に筆者がスマホを忘れ、栄通りをガンダする姿も。安心安全運転の主任の車は魔法を使い、50分の渋滞にも巻き込まれず、左車線をのんびり走って気が付いたら先頭に。
気がつくと、南足柄山に。魏はめちゃくちゃ余裕ぶっこいてマクドナルドに向かいます。一方、蜀はスピード狂の頭取が超速120km/hを出し続け、追い上げてきます。
さて、ここで確認しておきたいのですが、RingNe Fesの集合時刻は11時までに会場入り。各チャットの時刻をご覧ください。全然間に合っていない。すでに祭りは始まっている。
こうしてレースは、ほぼ全員同着で終了!
山道を登って会場まで向かいます。地味にしんどい。
本祭編
会場の入り口になにやら見覚えのある姿が。
入り口近くの無料エリアにわたあめ玄。地元民エリアに入れてもらい、テントの後ろにはトイレとお湯の出る水場のある好立地。
現地の気温はわかりませんが、体感12℃くらいでかなり寒く、雨も止めどなく降っていたので、お湯に触れられるのはかなりありがたかったです。
奥に進み、有料エリアの入り口にインドからの鬼電。
Fesの音楽やパフォーマンスも味わえる上に通行量も多いので集客も期待できますね。
でもなにもありません。インドからの電話はなにも申請していないためこの通り。
なにもありません。
一方、NO WAVE COFFEE。
川沿いに佇む珈琲店。さながらマスターが趣味で経営している山奥の玄人好みの喫茶店です。かなり奥地にあります。
はたして三勢力の売上げは如何に!?
わたあめ玄
到着直後から不運に見舞われ、椅子やテーブルが誰かに持って行かれるという逆境スタート。メインメニューのわたあめの他に、ホットワイン、さらに突如投入されたシャンパン(モエ)(常温)が。
設営中からお子様がひっきりなしに来訪。わたあめ大人気。気が付いたら大行列が。
わたあめ機が屋内想定の家庭用のため、足柄山の気温の低さに耐えきれずなかなか温まらずにアメの出が悪くて毎度ひとつにつき10分ほど要しており、来客の多さについていけず、やむなくお断りするシーンも。
そこで空いた時間にわたあめお作り研究を。回転させながらザラメを入れたり、ザラメを先に溶かそうとしたり試行錯誤。しかしなかなかうまくいきませんでした。残念です。
繰り返しますが、とても10月初めとは思えぬ寒さでホットワインも上々の売れ行き。
ホットワインとわたあめ、どちらもリピーターが多く、3回も買いに来ていただいた方もおり有難かったです。
インドからの鬼電
なにもありません。
前回ナナナナ祭で『インドからの電話』をメインで回していたメンバーは誰一人としていない中、時は進んでいきます。一体なにを行うのか… 期待に胸が高鳴ります。
なにもないテントでのんびりしていると意外にも来客が。
今回の『インドからの鬼電』の内容は、インディアンポーカーをして勝てば”ご利益のある鐘”を鳴らし、負けたら“ガネーシャウイスキーのガンジス川水割り”を飲むという、全く電話を使わないシンプルゲーム。
なんと全4組のうち全員が負けるという結果に。みんな“ガネーシャウイスキーのガンジス川水割り”を飲まされていきました。
ちなみにレシピは、ニッカウイスキーに南足柄山を流れる“ガンジス川”の流水、ターメリックとシナモンと砂糖(この三つは川の澱みを表している)をノリと雰囲気で。ぜひ気になる方はお試しあれ。
意外にも来訪があり、気付けば“90分待ち”※に。
※90分待ちとは、来客が多く回し切れなくなった時の奥の手である。
気付いたら全員下山して御殿場の温泉に行ってました。
この写真を見た頭取は「主任、帰りも運転やんけ! 誰か変わってあげてよ〜」とぼやいてました。
無人のインドテントは、演者たちの楽屋として活用されていました。
インドからの鬼電は、”脱資本主義”の体現をコンセプトにRingNeを回していました。
NO WAVE COFFEE
やはり立地上、集客に苦戦を強いられているようですが、いちばん設営が丁寧で綺麗で気合が入っております。どこからか「気合と集客量が見合っていなくて可哀想」との声も。
テントから覗く景色はのどかで美しい緑と川。晴れていればどんなに爽快であったかと惜しいです。
昼はそこそこの集客がありながらも、夜はかなり暗いためどんどん静かに…
寒く暗いなか奮闘する様に涙を堪え切れませんでした。
(素材とネタが少なすぎて内容がかなり薄くなってしまったので、情報提供お待ちしております)
番外編
謎に目の前に焚き火があったので当たります。
サウナと滝行をしようとワクワクしながら水着持参で臨んだのですが、とても寒く、なにより忙しすぎて入りにいけませんでした。
メインの滝の暗いなかでも静かに白く光る水飛沫をあげている様子は神聖さを感じました。
日没すると山の小径は真っ暗でなにも見えなくなります。筆者は見えないなか、iPhoneのナイトモードで撮り歩いていたのですが、ふと写真を見返すと…
おわかりいただけただろうか?
なんと市長がいたのです。全く気付いていなかったので、後からかなりびっくりしました。メチャクチャ面白くて市長は最高ですね。
夜祭
17時頃。空腹と寒さに耐え切れず、NO WAVE組は下山を決意。
わたあめ組は19時まで踏ん張ると決めて頑張りました。
最新の車は難しいそうです。筆者は普通運転免許証を持っていないためよくわかりません。はやく自動運転か転送装置ができますように。
下山してNO WAVE組とお風呂で落ち合う予定でしたが、さらに予定外の邂逅が。
足柄にはたくさんの温泉施設があるなか、巡り合うなんて奇跡。インドとインドは惹かれ合う。
温泉に浸かり、ほかほかでニコニコです。
わたあめ車はNO WAVE車について行くと決めましたが、途中で爆速追い越し。
地元の方々にフレンドリーに迎え入れられ楽しくお祭りできて最高でした。
さて、売上は
わたあめ玄 29200円
NO WAVE COFFEE 23500円
インドからの鬼電 0円
一見、儲かっているように見えますが、わたあめとNO WAVEは経費で売上ほぼ0。インドに至ってはマイナスです。しかし、愉快な仲間たちはさほど気にした様子もありません。素敵ですね。
一方その頃…
会場に戻ったインドたち。
夜をしっかり楽しんでいます。
バグキタも観測されました。うれしいです。