見出し画像

特殊フェミニズムといかに向き合うか

著者:ケイヒロ、ハラオカヒサ

そのフェミニズムが“特殊”とされる理由

フェミニズムとは男女同権主義に基づいた女性の権利拡張の思想と運動です。男性には参政権があるけれど女性にはなかった、というのは男女が同権ではないことになります。男性は社会に出て働き女性は家事と子育てだけをしろ、というのは男女の役割が固定されていることになります。男性が上半身裸で歩き回ってもとやかく言われないのに女性が同じことをすると批判される、というのも男女で選択できるものが違うではないかとなります。

フェミニズムを難しく説明する人がいますが、もともとの思想は前述のように男女の間にある制度や習慣や常識などの違いをとっぱらったほうがよいとする考えが基本にあり、これを実現しようとする運動です。もちろん時代や人によって何をどうしたらよいか問題意識や理想像が違います。このため様々な主張がありますが、フェミニズムとは名ばかりの特殊な運動が短文投稿SNSのツイッターを中心に広がっているため、この人たちがツイフェミなどと呼ばれています。

イラストや漫画で描かれた少女や女性、なかでも“萌え絵”と呼ばれるジャンルをポスターに使うな売り場をゾーニングしろと要求していることでツイフェミは有名かもしれません。このほかにもタイツのパーケージに描かれている脚のイラストも性的であるとクレームをつけています。

ツイフェミのフェミニズムがいかに特殊で、どのような活動を行ってきたか前回の記事で事実関係から明らかにしました。

ぜひ上掲の記事を読んでいただきたいのですが「特殊さ」にポイントを絞って簡単に説明すると以下の3点にまとめられます。

1.宗教的な規範や戒律
日本キリスト教婦人矯風会の北原みのり氏に代表されるモラル。

2.政治的立ち位置
左派・社会主義の太田啓子氏に代表される立ち位置。

3.これらによる正義意識
1と2が同居した奇妙な正義意識で、本来はポリティカル・コレクトネスとは言えないものだが参加者らにとっては政治的な正しさと信じられているもの。

「フェミニズム6年間のたたかいはいったい何だったのか」より

上記の3点から「ふしだら」を徹底的に排除しようとする運動が生まれました。

 ツイフェミは

宗教的な規範や戒律を左派の言葉で理論武装した正義意識

「フェミニズム6年間のたたかいはいったい何だったのか」より

を拠り所にした運動と言え、土台どころか本体は「日本キリスト教婦人矯風会」そのものかもしれません。ちなみに矯風会は「男性=加害者/女性=被害者」とする二元論のもとに、矯風=悪い風習を改めさせ直すことをモットーにしています。

では、「ふしだら」と何でしょう? 男女関係のけじめにだらしないことをふしだらと言いますが、「ふしだらな男」とは言わず女性に対して「ふしだらな女」のように使われるのが普通です。

海女の萌えキャラ「碧志摩(あおしま)メグ」が批判されたとき、“乳首までうっすら認識できる巨乳、性器方向へはだけた裾、どんなやらしいことも受け入れそうな恥ずかしそうな表情”と表現されました。さまざまな批判点を挙げていますが「どんなやらしいことも受け入れそう」なふしだらさが悪いとされたのです。

「どんなやらしいことも受け入れそう」なふしだらさとされた碧志摩メグ


日本キリスト教婦人矯風会は売春を社会からなくす運動をしてきましたが、この運動がもっとも盛んだったとき売春婦を「醜業婦」と呼んでいて醜い職業=「ふしだらな女」と位置付けていたのがわかるエピソードです。

日本で売春防止法が制定される際に矯風会も協力しましたが、「男性=加害者/女性=被害者」としつつも醜い職業の「ふしだらな女」を一掃するだけで彼女たちの生活基盤や社会的な問題に関心を示さなかったため売春をしていた女性から支持されることはありませんでした。

ツイフェミたちはイラストやキャラクターの胸が大きい、動画で胸が揺れたなどとふしだらさを批難します。そして、こうした絵に男性が欲情して性犯罪が増加するとも言います。だから一掃しなければならないと活動するわけですが、これはふしだらな醜業婦を一掃して悪い風習を改めるという矯風会イズムと言ってよいでしょう。

フェミニズムとは男女の間にある制度や習慣や常識などの違いをとっぱらう運動であると前述しました。バストを堂々と世間に晒して何が悪い、男が上半身をはだけるのとどこが違うのかという価値観がフェミニズムにはあったはずです。「権利を平等に」とはじまり、次は「性別の役割を撤廃しろ」と続き、「女らしさではなく自分らしさの追求」へと動いたフェミニズムと、宗教的な道徳観に根ざした女のふしだらさの撲滅という運動はまったく相入れないものです。

ツイフェミはフェミニズムとまったく別の存在なのです。しかしツイフェミは自らをフェミニストであると位置付けているので「特殊フェミニズム」と呼ぶべきで、対応もまた男女同権や女性差別の訴えに向き合うのと同じでよいはずがありません。


規模と構造

ツイフェミと呼ばれる特殊フェミニズムの人々はいったい何人くらいいて、どのような構造に、なっているのでしょうか。

ツイフェミは300人という説があります。

署名活動で初期に集中して動員される人数の観察などから副アカウントを除くとアクティブアカウントはせいぜい300程度ではないかという説です。

観察と経験から内訳を類推すると以下のようになります。

著名な活動家たとえば北原みのり氏、太田啓子氏、仁藤夢乃氏といったリーダー格は数名程度。炎上の火に油を注いで劇場化に拍車をかける人々は20人程度。勝部元気氏はリーダー格のように思われていますが、炎上の内容を慎重に見極めて安全を確かめてから後追いして火に油を注ぐ20人のうちの1人と言えそうです。

この全体の1割に満たない人々によって抗議活動が展開されていると考えられます。

東京大学大学院工学系研究科教授の鳥海不二夫氏は「温泉むすむ」の炎上例を次のように分析しています。

批判系が最も少数の発信者から多数の拡散がなされていることが分かりました.基本的には9アカウントからの発信が全体の拡散数36,222の約半分,17,662回の拡散につながっていたようです.

温泉むすめは萌えているか?炎上のツイート分析

鳥海不二夫氏はエコーチェンバー化した両陣営のなかで炎上が拡大していると見ています。

では炎上の発端はどうでしょうか。

1.リーダー格数名のうち1人が問題提起をして着火点を示す。あるいはリーダー格とフォロー関係にあったり、リーダー格との距離が近しいアクティブアカウントが問題提起をする。

2.リーダー格以外が問題提起した場合、リーダーのうち1人が話題を取り上げて着火点であることを示唆する。

3.着火点が示唆されると劇場化に拍車をかける20人程度が盛んに批判や罵倒を繰り返す。

4.発火に気づいた反対勢力が対抗意見をぶつけ、これに前述の20人が応じ議論または罵倒が拡大される。

この3および4の段階でエコーチェンバー現象が起こり、残りのツイフェミである9割の層が騒がしくなります。

フェミニストは1人1派と自称していますが、「宗教的な規範や戒律を左派の言葉で理論武装した正義意識」を掲げた集団として以上のような連携を保っています。

北原みのり氏、太田啓子氏、仁藤夢乃氏といったリーダー格と、リーダー格ではないが火に油を注ぐ勝部元気氏の名前を挙げましたが、こうした人々は思想性や政治的立ち位置だけで運動を牽引しているのでしょうか。

ツイフェミ活動をしても金銭はほとんど得られないでしょう。しかし着火と炎上によってツイフェミの存在をただならないものと印象付けられ、背景にいる動員層を強大に見せ、自らの存在感を誇示することができます。既に「あの人を刺激するとファンネルが飛んでくる」「スラップ訴訟を起こされかねない」「ツイフェミに目をつけられるとろくなことがない」等々の警戒感が漂っています。

そして有力者には発言と仕事の機会が巡ってきます。炎上劇は実績づくりなのです。


劇場化と利益団体化

隣の家から植木の枝が伸びてきて邪魔になっているとします。このとき、どのように問題を解決するでしょうか。お隣さんを訪ねて何がどのように困っているか説明して、両者ともに納得する解決策を探るのが普通です。

いきなりメガホンを持ち出してご近所や通りすがりの人たちに聞こえるように「あの人は枝を伸ばし放題にしている。いやがらせをしている。悪人だ」と騒ぐのは異様です。

2021年11月、株式会社エンバウンドが運営する観光プロジェクト「温泉むすめ」の萌えキャラと設定が性的であるとして仁藤夢乃氏がTwitterで抗議活動をはじめました。

どこの誰が運営しているか、どのようにして相手にコンタクトを取るか、相手とどのように折衝するかわからない素人なら別かもしれませんが、仁藤夢乃氏は経験豊富な社会活動家です。社会活動家とは、文字通り社会に働きかける人であり、社会に働きかけるため様々な人々と利害関係を調整する人でもあります。

仁藤夢乃氏は温泉むすめの運営者や賛同して参加している温泉地などと解決策を協議できるはずなのに、Twitter上から批難を続けて争点を増やすだけでなく、断罪と言うほかない強烈な調子で人格攻撃じみた言葉を投げかけ続けました。

やったことはこれだけです。

それはまるで「悪いのはあいつだ」とばかりに街宣車を連日走らせるような行動でした。

かつて市街地で活動していた街宣車のイメージ


特殊フェミニズムのツイフェミたちは2015年から現在まで萌えキャラや漫画、イラストを批判する運動を続けてきましたが、仁藤夢乃氏が行ったように騒動を大きくするいっぽうで現実的な解決の道筋をつくろうとする動きがありませんでした。

この傾向は2020年から加速して収束する気配はありません。

女性たちの為と言いつつ“萌え絵”などイラストや企業のサービスに抗議をする炎上劇を繰り返していますが、女性が抱えた現実の問題は何ひとつ解決しない放置され、炎上劇は忘れさられて行くにまかせています。ツイフェミが自らの活動を記録したり調査をすることがなく、抗議活動をやりっぱなしのまま統括すらしないのは驚くべき無責任さと言えるでしょう。

クリックあるいはタップで画像を拡大可


「温泉むすめ」批判の直前には、Vtuber「戸定梨香」が性的で不適切だとして全国フェミニスト議員連盟が批判し、交通安全キャンペーンに採用した千葉県警や松戸市に抗議文を送付するできごとがありました。戸定梨香の絵柄は少女漫画の系譜にあるVtuberとして特に異質なものでないだけでなく、批判を浴びた腹部が出る衣装もプリキュアなどで採用済みのデザインです。

この全国フェミニスト議員連盟に特殊フェミニズムのツイフェミが追随し攻撃的にツイートを繰り返しました。


全国フェミニスト議員連盟は戸定梨香の関係者を締め出して記者会見を行い、ともに解決策を考えようとする姿勢すら示しませんでした。そして同連盟への抗議と公開質問状への賛同がchange.orgで75,000筆集まっても回答から逃げ回っています。

抗議活動を派手に演出して圧力をかける。利益団体(圧力団体)の運動パターンそのものです。

利益はどこにあるのか、それは既に説明済みです。


炎上の条件と期間

前掲の図から政治的な話題としてフェミニズムへの関心や興味の度合いだけ取り出してみました。

どのできごとも継続することなく1ヶ月以内に収束しているのがわかります。また話題騒然となるのはたった数日間です。

このうち2019年10月と11月が宇崎ちゃん炎上と石川青織討論会で関心や興味の度合いが連山をかたちづくっています。宇崎ちゃん炎上がきっかけとなって石川青織討論会が開催されため関心や興味が2ヶ月にわたって上昇していますが、インパクトがあったと感じる宇崎ちゃん炎上でさえ討論会を差し引くとたいした盛り上がりがありません。

もし討論会がなかったら10月の炎上劇だけで収束していたでしょう。これは重要なポイントなので記憶しておいてください。

同様に2021年9月に発生した戸定梨香炎上の大きな山は、全国フェミニスト議員連盟の動向と署名活動によって話題が盛り上がった結果ではないかと考えられます。

こうしてみるとラブライブ炎上の規模が異様に見えますが、これも石川青織討論会の余波を疑うことができそうです。

前回の記事で石川青織討論会以後「劇場化」して「関心や興味の度合いが底上げされ続けた」と考察しました。この期間に関心や興味の度合いがうなぎのぼりになったのは、ツイフェミの言動を消費しようと人が集まってきた結果ではないかと思われます。象徴的なのは「愉快犯」「釣り垢」の参入です。

ギャラリーが増え、ツイフェミはギャラリーを意識した活動をするようになりました。これに対抗する側も巻き込まれて行きます。

しかし、2021年11月の温泉むすめ炎上は予想外なほど関心や興味の度合いが盛り上がっていません。現実社会で署名運動など対抗措置が展開された戸定梨香炎上との違いと言ってよいでしょう。

討論会や署名活動を否定しませんし、もし全国フェミニスト議員連盟に対抗する署名活動がなかったら問題の本質が曖昧なままだったと思われますが、炎上はツイフェミと対抗言論によってつくられているのです。

次にツイフェミが成果を残したというわりに世の中からほとんど相手にされていない2つのできごとを考えます。2020年10月のお母さん食堂と2020年11月のアツギタイツの企業への抗議活動です。

この2件によって世の中の関心が冷めるか、盛り上がっても微々たるものだったのがわかります。ツイフェミの威力はTwitter上に限定され、アツギのようにイラストへの抗議活動が発端でも現実の社会への影響力はたいしたことがありません。

キズナアイ、宇崎ちゃん、アツギのタイツ炎上への関心レベルは同程度です。これがツイフェミの基礎戦力で、対抗措置を取れば取るほど火力があがるのです。


整理してみます。

1ヶ月以上続くことはない。
 (激しいのは数日で、1週間程度で収束する)
対抗措置が劇場化に寄与する可能性。
 (対抗賛成派が増えるが、同時にツイフェミも勢いづく)
イラスト以外で企業に向かった抗議活動は世の中の関心が冷める。

──なぜか秋に大きな炎上劇が発生しがち。

このような炎上劇の特徴から、

世の中への影響を正確に知る必要。
対抗措置の取り方。
マスコミ対応。

が重要なのがわかります。


クリックあるいはタップで画像を拡大可

上記の図で示したように、政治的イデオロギーの話題として盛り上がっても、一般的なフェミニズムの話題としては盛り上がらないのがツイフェミの活動です。

つまり世の中の人々は萌え絵が炎上しても企業が抗議されても、女性が傷つけられ嫌がらせを受けた事件とは感じていません。そもそも騒動が勃発していることすら知らないと言ってよいでしょう。ネット上の一部で話題が消費されているだけだったのです。

しかも、騒動は数日で山場を超え1週間程度で終わります。

こうなると「正義」や「問題の核心」を社会に問う必要がないなら、あえて火に油を注ぐことになりかねない対抗措置を取らず毅然とした態度を貫くほうが賢明ではないでしょうか。

興味深いのは2020年と2021年のアツギの対応と結果です。

2020年の炎上でアツギはツイフェミの抗議に譲歩しましたが、以後ことあるたびに不良企業のように批判されたり不買がほのめかされたりしています。2021年10月にも透けにくい下着の色をレクチャーする企画で萌え絵が使われているとされ攻撃を受けたましが、このときアツギはツイフェミを無視しました。この結果、世の中からとくに関心や興味が持たれることなく話題は立ち消えています。

そもそもツイフェミの影響でアツギの社会的信用は低下したでしょうか。これまで私たちは不祥事によって売り場から商品が撤去されるのを何度か目にしてきましたが、アツギの製品は市場から消えていません。

世の中の人々はツイフェミ案件の炎上によって矛先が向けられた企業や団体が悪質であるとは感じていないと前述しました。ただし、常にその通りになるかわかりません。そこで重要になるのはマスコミ対応です。

Vtuber「戸定梨香」のケースでは街頭インタビューなどで一般人が「まったく問題ないキャラクターである」と発言しています。また運営会社の板倉節子代表がメディアの取材を受け、戸定梨香の成り立ちや警察とのコラボレーションの経緯や事態の推移について説明してきました。これらが全国フェミニスト議員連盟とツイフェミの態度を萎縮させた可能性があります。


オタクではなく一般の話として

特殊フェミニズムのツイフェミが宗教的な規範や戒律からふしだらさを批判しているのを冒頭で説明しました。こうした宗教性をマスキングしたうえで人々に説得力を抱かせるため左派の言葉で理論武装していることも指摘しました。

これが宗教的な規範や戒律を左派の言葉で理論武装した正義意識です。

ツイフェミは左派リベラルが主張する政治的な正しさ(ポリティカルコレクトネス)を借用してオタクを標的にしています。

ツイフェミはポリティカルコレクトネスの立場からオタクを消し去る必要があると主張していますが、サブカルチャーやポップカルチャーに強い関心を抱く趣味人つまりオタクが政治的に正しくない存在であるわけがありません。しかしオタクだけがイラストや漫画や萌え絵を愛好していて、オタクはモラルに欠けた犯罪予備軍または犯罪者であるとする数十年前に生まれた風評をもとに加害者のレッテルを貼り続けてきました。

こうすればツイフェミの正当性が示せるからです。

いったい何が萌え絵で、どこをオタクが愛好しているか答えはひとつではありません。またツイフェミが批判するキャラクターや図像はVtuber「戸定梨香」のように現在では一般的な表現である場合がほとんどです。テレビ番組で一般人が証言した「まったく問題ないキャラクターである」という言葉が真実を語っています。

このようにオタク的とされているものが一般化しているとはいえ、オタク原理からの説明や反論は相手に攻撃の材料を提供するだけです。

オタク原理からの説明や反論とは「漫画やイラストならありきたりの表現である」「オタクは金を落として貢献する」「オタクは男性だけでなく女性もいる」といったものです。こうした反論は2015年からずっと続けられていますが何ひとつ効果をあげていません。

オタクは間違っていないという抗弁は相手の思う壺で、返す言葉で「だからオタクは……」とオタク害悪論に利用されてきました。そして「やっぱりオタクだけが表現規制に反対している」という主張に変換されるのです。

オタクかどうかは関係ありません。一般の社会通念と倫理観で相手をすればよいでしょう。与謝野晶子が日本キリスト教婦人矯風会に言ったように「宗教的不道徳観のみで他人を断罪するキリスト教的な処罰主義だ」と切り捨て、「世界標準の感覚だというが、そんな文句をつけているのは君たちだけだ」と言えば済みます。

とはいえ、基本は「いつまでも相手にしない」です。

いくらどんな説明をしても相手を説得できないのは2016年からの6年間を振り返れば自明です。何か説明する必要があるとしたらツイフェミではなく一般の人々に対してです。

これもまた、必要の有無を冷静に見極めなくてはなりません。Vtuber「戸定梨香」の例では板倉節子代表のコメントは有効に作用しました。アツギは2021年の件では無視を貫き通しました。


次回の話

ここまで、特殊フェミニズムであるツイフェミと向き合う姿勢についてアイデアを書いてきました。

この記事に書いたアイデアは対応の土台にすぎないので具体的な方策は個別に考えるほかありませんが、アイデアを理解しているか否かで結果が大きく違うはずです。記事には個々の事情に応じたオーダーメイドの対策案を書けないため、本気で対応を考える方や団体は『フェミニズム6年間のたたかいはいったい何だったのか』を読んでいただくのが近道になると思います。


当記事は制作者や顧客見込みのオタクについて触れて〆ましたが、次回は可能なら「どのような創作がターゲットにされるのか」や「隙を与えない創作側・使用側双方のビジネス」について考えたいと思います。

Vtuber「戸定梨香」を思い出してください。腹部が見えていたからふしだらだったのでしょうか、腹部が見えていない宇崎ちゃんはバストが大きかったからでしょうか、碧志摩メグは言われるほど扇情的だったでしょうか。衣服から肌が見えていたりバストが大きいキャラクターはいくらでもいますが、なぜ狙われるものとそうでないものがあったのでしょうか。それは衣服の皺や陰影の問題だったのでしょうか。


会って聞いて、調査して、何が起こっているか知る記事を心がけています。サポート以外にもフォローなどお気持ちのままによろしくお願いします。ご依頼ごとなど↓「クリエーターへのお問い合わせ」からどうぞ。