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Kヒロとハラオカコロナ禍を論考

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2020年1月からコロナ禍を記録し続けているコロナ禍カレンダーとともに、調査や取材を通してコロナ禍ゆえの問題を考察します。
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2022年1月の記事一覧

親が反ワクチンなどカルト的な集団に取り込まれた方へ

著者:ケイヒロ、ハラオカヒサ 訂正:2021年1月19日14:00/「24時間子供SOSダイヤル」の電話番号の誤りを訂正しました。 はじめに今回は未成年者や若年層の親が反ワクチンなど陰謀論に取り込まれ、その子供たちが悩んでいる現状と対処についてまとめます。筆者からのアドバイスは対象を高校生以上と想定しましたが、幼児から小中学生の子の親がカルト的な集団や陰謀論に傾倒しているのをご存知の方にも役立つように心がけました。 若い人たちの親の問題は、これまでに取り上げてきた高齢者

高齢者が求めたネットの危うい居場所

著者:ケイヒロ コーディネート:ハラオカヒサ 高齢者と陰謀論もうひとつの問題前回、『高齢者とYouTubeの危うい関係』と題した記事で、YouTubeを視聴することによって高齢者が陰謀論に引き摺り込まれている現状を考察しました。また対策についても具体的に説明しました。 この記事を公開すると「うちも同じです」と報告が相次ぎ、そのうち1名の方から「父は若い人のなかに入って一緒に話を聞いてうれしくなり──」と意見が寄せられました。たしかに陰謀論者主催のデモに参加している高齢者は

高齢者とYouTubeの危うい関係

著者:ケイヒロ、ハラオカヒサ いま起きていること新型コロナ肺炎にまつわるさまざまなトラブルを紹介し、偏った考え方や行動を推奨する集団から離脱する方法についても記事を書いてきました。こうした記事を書くたび当人だけでなく困り果てたご家族から筆者あてにメールが届きます。 相談や問い合わせで最近とくに気になるのは、高齢者とYouTubeの関係です。60代半ばから70代が陰謀論や偏った医療情報に触れるきっかけがYouTubeで、こじらせるのもまたYouTubeだというのです。 筆