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「漫画家になりたい」という夢を“部分的に”叶えてみたくなった

お盆休みが9連休あったのにも関わらず、一日のほとんどを寝て過ごす日々となってしまいました。

結果、最終日には後悔と自己嫌悪が渦巻いていました。

現在の私は、絵を描く頻度も減り、新しく始めたnoteでの執筆も意欲が減退しています。

ついに描きたいものがわからなくなり創作意欲も消えかけ、SNSや動画サイトで暇を潰す日々が続いていました。

何なら生きる気力も湧かなくなり、
「いつ消えてもいいかな~」と度々思うように。

でも何も楽しみが無くなったまま老いた自分を想像したらゾッとしてしまい
「このままじゃまずい!!」と思い、とあるカウンセラーさんのラジオを聴いてみました。

「人生の停滞感を感じたとき」「人生を適当に過ごさないためには」等のテーマで発信するそのカウンセラーさんの言葉に耳を傾けていると、
「時間を忘れて没頭できるものを作る」というアドバイスに心を打たれました。

私が時間を忘れてできることってなんだろう

と考えたとき、まず頭に浮かんだのが創作活動でした。

思えば小さい頃から創作と共に生きてきました。

子どもの頃は外遊びよりも絵を描くのが好きでした。

将来の夢は漫画家で、毎日終わりの見えない漫画を描いていました。

大人になって現実を見ていくうちに、
「私なんかが絵で生きていくのは無理だな」

と気づいたときには、平凡な正社員になり適当に過ごすようになりました。

それでも、絵を描くことだけはずっとやめられませんでした。
特に休日には没頭していました。

コロナ禍になる前、好きなジャンルの同人誌即売会に一般参加で何度か足を運びました。

みんなが思い思いのものを発表しているのを見ていくうちに、
「私も描きたい!」と思い、サークル参加したこともあります。

自分が製作したものを手に取ってくれた時の喜びは大きかったです。
2年間はサークル活動を続けていたと思います。

ですが、コロナ後にはもうジャンルの熱も冷めてしまい、イベントには長いこと出ていません。

それでも何かしらイベントに出ることは考えていましたが、時間と体力が持っていかれるのが嫌で諦めていました。

絵や漫画、記事などを制作していると時間があっという間に過ぎていきます。

でも近頃、仕事が忙しくて集中できない、と言い訳ばかり出てきます。

カウンセラーさんのラジオを聴いていた時、
「昔のやりたかったことをやってみても全然いい」という言葉を聞き、

夢中でやっていたことはなんだろう?と考えてみました。

子どもの頃、夢中で漫画ばかり描いていたこと

20代前半、同人誌の制作に熱中していたこと

それらのことが頭を巡った結果、

「オリジナル漫画、描いてみたい」

と思い立ち、現在は創作漫画のアイデアやプロットを練っています。

始めてみた結果、シナリオやキャラ設定を組むだけで時間が過ぎてしまうので、オリジナルの創作がどれほど多くの手間を要するかを実感しています。

二次創作の場合、人様のキャラクターを自分なりに動かす楽しさがありましたが、
オリジナルの場合は一から全てを生み出す必要があるので、その難しさと楽しさを同時に感じています。

すべて自分で考え、作り出すこと自体が非常に刺激的で、「なにこれめっちゃ頭痛くなる!でも楽しい!」という気持ちで取り組んでいます。

これまでの自分の不甲斐なさや、後悔が頭を巡っていましたが、今はあのキャラクターをどう動かし絡ませるかを考えるのが止まりません。

妄想や現実逃避と言ってしまえばそれまでですが、今の私はそれを形にしようと考えているので、とても有意義だと感じています。

仕事中にすら、単純作業の合間にストーリーやキャラを頭の中で展開してしまうほど、創作に対する情熱が再燃してきています。

もちろん今すぐプロになりたいという気持ちはありません。現実的ではないからです。

もし創作で生計を立てられるような人になれるなら理想的ですが、簡単に叶えられることではないでしょう。

この記事のタイトルにある「部分的に叶える」とは、小さな目標を叶えていくことだと考えています。

夢が「漫画家になる!」だと目標が大き過ぎて具体的に考えられません。

まず私の目標は小分けに考えていて、

第一は「とりあえず漫画を一作描く」、
第二は「漫画をSNSで発信する」、
第三は「イベントで頒布する」です。

まずは趣味として楽しみながら続けていくことが第一だと考えています。

それで食べていきたいという話は、今は二の次です。

「漫画家」となると売れっ子にならないと意味がない、という風潮を感じますが、私はほどほどにやっていければ満足です。

今はアマチュアでも充分楽しめるいい時代になってきたと感じます。

これからも、小さな目標を一つ一つ達成しながら、楽しく創作活動を続けていけたらと思います。