若い占い師6

げっそりしていた占い師に会った
二週間後、懲りずに私は
又占い師に会うために
ラインで予約を入れました。

いつもの予約ラインだけども
なんとなくいつもと感じが違うなと
感じていました。

予約の時に行ったら
まず私の最近の様子をさらっと
聞いた後自分の話をし出した。

あまりおぼえてないけど、
いつも忙しそうにしていれば
自分の価値が上がるから
わざとそう言う素振りをしていた。

と言うことを言ったのは覚えてます。
限定品に目がない所を
突っついたんでしょう。
そんな感じで接してたのに
言うこと言うこと全て
お客としては今までの
占い師のイメージを

崩させることを
いってた気がします。

何だか、辛そうでした。
でも、私はこれを
受け止めないといけないと
気づいてました。


なんでそんなこと言ってるのかなぁと思ったら
本題に入りました。

「あなたのことを改めて
小さい頃から今まで遡って
(霊視で)見て来ました。」

と、言われました。

私はそれが本当かどうかわかりませんが
察して欲しいと生きてて
察してくれず、ストレスだらけの
悲劇の主人公な私の人生。

ずっと
「誰か私のことを小さい頃から全部
わかってくれる人がいたらいいのに」

って願ってたんです。
その夢が叶った瞬間でした。
でも思ってたのと違ってるなぁ(´ｰ｀;)
って冷静にその時思ってました。
実際、それ経験したと言われた感想は

もし本当に見てきたとしても
ドラマ何かの視聴者としてなんだなって。

その占い師がその時一言
「本当に辛かったんですね。」
って受けとめてくれたならそうは
思わなかったと思います。

前回の頃と合わせて約一ヶ月の間に
霊視で私の今までの人生を全部
見てきたと言われましても、

「だから何？」

と言うのが率直な感想でした。
口に出しては言いませんでしたが。

何だか大したことない
夢をずっと見てたんだなぁと
私のバカさ加減に
心で苦笑いをしてました。

他には名前を出して、
あのような芸能人のように
あなたは惰性で結婚をしないで下さい。
絶対にしないでください。

あなたのオーラは
俳優の〇〇さんによく似ています。
〇〇さんは惰性ではなく
ちゃんと本心でしたいと思って
結婚しました。

とか言われたかなぁ、、。

遠回しにやんわりと
私とはさよならしたくないですが
これまでですと、言うことを
言われました。

つまりは占い師は
私がクレームを言わないように
ネットで暴露されないように、
本当に本当に巧みな話術で

出　禁

を言い渡したのです。

凄い話術だなぁと思いました。
営業とかしたら
凄いと思うんだけどなぁって
思いました。(冷静)

ああ、これから私はここに
来れないのかあって思いました。

最後に私に気功を入れてもらった時も
占い師はとても名残惜しそうでした。

私が去る時項垂れてました。
最後の最後に

「あなたのことを1番知っているのは
私だけですから！
私だけなんですからね！」

と背中から叫ぶ占い師の声が聞こえました。

続く