3Dプリンターで百名山 59.乗鞍岳
乗鞍岳の紹介
深田久弥は、著書「日本百名山」の中で乗鞍岳をこう紹介しています。「位ヶ原まで登って、初めて真正面に、遮るもののない乗鞍岳それ自身に接する。ここからの眺めを、私は日本で最も優れた山岳風景の一つに数えている。まずその姿がいい。雄大で、しかも短調ではない。ゆったりと三つの頭を並べたその左端が主峰である。その主峰の右肩の巨大な岩が、間延びを引緊めるアクセサリーになっている。それから前景の拡がりがいい。胸のすくように伸びてコセコセしたところがない。」
バスで畳平終着駅の少し前にある「大雪渓・肩の小屋口」で下車して剣が峰方面に登っていくと、久弥の見た風景を見ることができます。
乗鞍岳について
乗鞍岳は、最高峰の剣ヶ峰の標高が3,025mですが、最北の十石山(2,525m)から最南の高天ヶ原(2,829m)まで、23峰を数えます。峰と峰の間には深い谷がないため、3,000mを超える峰があるにも関わらず、隣の槍穂高連峰とは異なり、山容全体が穏やかなように感じます。
1/50,000の3D地図
この乗鞍岳を国土地理院のデータをもとに1/50,000の3D地図にしました。
位ヶ原から剣が峰までゆるい傾斜の穏やかな地形が続いているのがわかります。
3D動画はこちら
使用している3Dプリンターは、Phrozen SONIC MINI 8K S(注意:本製品は販売終了しています(T_T))です。まずはこの機種用の印刷用データ(.prz)をアップします。
ご興味のある方はダウンロードしてみてください。
Phrozen SONIC MINI 8K S 用データファイル
_240530_norikuradake_er13_model.prz
(7/23まで)
・期限が過ぎているけどデータが欲しい。
・他のファイル形式でデータが欲しい。
・3Dプリントした作品そのものが欲しい。
などありましたらできる限り対応しますので、コメントをください!
3Dプリントデータ詳細情報
ソース:国土地理院基盤地図情報数値標高モデルXMLファイル
使用エリア:5437-03~05、5437-13~15、5437-23~25
変換ソフト:QGIS 3.36.1(.xml→.stl)
東経:137.52°-137.611°,北緯:36.076°-36.167°
スライサーソフト:CHITU BOX 1.9.5(.stl→.prz)
測量結果使用承諾書:測量法に基づく国土地理院長承認(使用)R 6JHs 202
データ解像度:DEM5(5mメッシュ)
モデル解像度:0.02mm
印刷方式:中空/垂直法
ファイル形式:.prz
ファイルサイズ:225.084MB
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