3Dプリンターで百名山 56.常念岳
常念岳の紹介
深田久弥は、著書「日本百名山」の中で常念岳をこう紹介しています。
「松本から大町に向って安曇野を走る電車の窓から、もしそれが冬であれば、前山を超えてピカリと光る真白いピラミッドが見える。私はそこを通るごとに、いつもその美しい峰から目を離さない。そして今年こそ登ろうと決心を新たにするのが常である。」
50年以上も前に久弥がみたこの景色は大糸線の、そして安曇野の今も変わらない風景です。
常念岳について
標高2,857mの山ではあるが、松本付近から見るその優雅な三角形は、一度は登ってみたいと心惹かれるものがあると思います。
なので天気の良い日に「今日はちょっと常念にでも行こうか」と登り始めるのですが、いつも常念乗越までたどり着いたところで「まあ、今日はいいか」と常念小屋で買ったビールを槍穂高連峰を見ながらゆっくり飲んで満足して下山してしまいます。
というのも、この常念乗越から見えるピークは偽のピークで登りきるともう一段奥に山頂があって、1時間ではつかないことを知っているからなのです。頂上はもう十何年も前に悪天候の時に2回ばかり登ったきりです….
1/50,000の3D地図
この常念岳を国土地理院のデータをもとに1/50,000の3D地図にしました。
作品動画はこちらから
動画はこちらから見ることができます。
使用している3Dプリンターは、Phrozen SONIC MINI 8K S(注意:本製品は販売終了しています(T_T))です。まずはこの機種用の印刷用データ(.prz)をアップします。
ご興味のある方はダウンロードしてみてください。
Phrozen SONIC MINI 8K S 用データファイル
_240125_yari_hotaka_tyou_jyounen_matome_model.prz
(6/18まで)
・期限が過ぎているけどデータが欲しい。
・他のファイル形式でデータが欲しい。
・3Dプリントした作品そのものが欲しい。
などありましたらできる限り対応しますので、コメントをください!
3Dプリントデータ詳細情報
ソース:国土地理院基盤地図情報数値標高モデルXMLファイル
使用エリア:543724-543726,543734-543736,
543744-543746,543754-543756
変換ソフト:QGIS 3.36.1(.xml→.stl)
東経:137.687°-137.779°,北緯:36.263°-36.355°
スライサーソフト:CHITU BOX 1.9.5(.stl→.prz)
測量結果使用承諾書:測量法に基づく国土地理院長承認(使用)R 6JHs 96
データ解像度:DEM10(10mメッシュ)
モデル解像度:0.02mm
印刷方式:中空/垂直法
ファイル形式:.prz
ファイルサイズ:1,543.913MB