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3Dプリンターのサステナブルな印刷生活

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光造形3Dプリンターって、解像度は高いけどレジンの扱いがちょっと難しそう…と思っている方へ。 このマガジンを見ればレジンをどう扱えばいいかの基本と安定した作品づくりのヒントがある… もっと読む
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3Dプリンターのサステナブルな印刷生活 その0

「3Dプリンターで山をつくる」スピンオフ 光造形3Dプリンターのサステナブルな印刷生活光造形3Dプリンターは、うまく作れるようになるまでに重要なポイントがいくつかあります。また、作品作りをスタートして後片付け終了まで、使い方がサステナブル(持続可能)になるまでにもいくつかコツがあります。 ここから何回かは、そういった作品を作る上でのポイントとサステナブルに使うコツを書いていこうと思います。 できるだけ多くの方々に光造形3Dプリンターの扱い方を知ってもらえると嬉しいです。

3Dプリンターのサステナブルな印刷生活 その1 ~保温~

すべてを保温すべしSK本舗のレジン7ヶ条では、光造形レジンは「作業する際の適正室温は25度以上(安心領域は30度以上)です。」とあります。夏場はあまり問題ないのですが、冬になると室温が下がるため温度対策が重要です。 室温が低いと層はがれが生じる真冬の気温が10℃以下のような環境で印刷した場合、写真のようにレジンが積層中にはがれてしまい、印刷に失敗することがあります。 これを回避するためにはとにかくレジンを30℃以上に保つ必要があります。 これにはいくつかの解決策があり

3Dプリンターのサステナブルな印刷生活 その2 ~プラットフォームの組み上げから印刷開始まで~

はじめに印刷の前に重要な作業の1つであるZ軸校正をおこないます。Phrozen Sonic Mini 8K S( あれっ販売終了してる😨 )は、プラットフォームが外せる構造になっているため、再び装着しなおしたときに、バットの平面とプラットフォームの平面にずれが生じます。このため、プラットフォームを装着したのちに必ずZ軸校正を行います。 プラットフォームの組み立てでは、まずはプラットフォームの組み立てから。わずかにネジを緩めてわざと可動部分を設け、Z軸校正の際にストレスな

3Dプリンターのサステナブルな印刷生活 その3 ~洗浄、後片付け~

ほったらかしでも大丈夫印刷終了! 印刷が終了した後、すぐに処理を始めたほうがいいのかどうか気になります。 これまで何度か試したのですが、半日程度なら放置しても問題ないようです。 段ボールをかぶせてあるので暗室状態でフードで溶剤も揮発しにくいためだと思います。 作業は換気扇を付けて作業の前にまず換気扇をON。 その後、フードを外して中のにおいがもれないようにふせた状態で置きます。 作品とご対面。上手くできてそう^^ ニトリル手袋をはめるここから先は、レジンを触ってし