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疲れ切った心身がコンビニに救われる話

ほぼほぼ毎日コンビニに行く。多分そういう人って多いと思う。
ただでさえ暑いし、仕事帰りにお店はやってないし。

他の人と一緒にごはんなんてもってのほかなこのご時世に、一人暮らしって辛いなぁと思って一年以上が経ちました。


人と話したい…!!!


そんなに人付き合いがマメな方ではなかったし、飲み会も3回に一回くらいしかいかなかった私だけど。
こうも孤食が続くとちょっと滅入ってくる。

リモート飲み会が持て囃されていた一年前くらいは、会社の同期とか学生時代の友達とかとちょくちょく盛り上がってはいたものの、最近はほぼほぼそんな飲み会も飽きてしまいました。

いいのか悪いのか、仕事がリモートではできない業種のため仕事の人とは話せている。でもさでもさ、仕事終わってほっとした時にゆるーく喋れるっていうのがない!
友達を誘うにしても、勤務が不規則かつシフトが決まるのが遅いかつ伸びることもよくある職場(冷静にひどい職場だ)
予定合わせられなさすぎて申し訳なくて、誘う機会も誘われる機会も減ってしまった。

そう、わかりやすくエブリデイおひとりさまなのです。

普通の日だったらまだ耐えられる。
けど、仕事がしんどかった日やなんとなくやる気が出なくて後ろ向きな日とかはもろダメージを受けるのです。

そうすると、走りがちなのが食。
自分へのご褒美だと言い訳をして、やけ食いしてやるぞ!なやけくそな気持ちで最寄りのコンビニに駆け込んだことが、今までどれだけあっただろうか。

煌々とひかる蛍光灯に誘われるように、自動ドアへ吸い込まれる。
深夜の店内には、私と同じような疲れた会社員もよくいる。
スイーツ買っちゃおうかな、レジ横の揚げ物も追加しちゃおうかな。
太る?どうせ自分の身体なんて自己責任でしかないぜ!
まさかのダイエットしている人とは思えない思考回路が働く。

死んだ魚の目で店内を一周して、でももう気力がなくて何かを選ぶこともできず。
ふらふらとうろついていると、レジに立っている店員さんとふと目があう。

あ、またここの店舗新しい人入ったんだー、なんてわかるくらいには通い詰めているここの店舗。
もはや当たり前となっている、日本語不慣れな外国の方がトレーニング中の名札をつけて立っている。

商品も持たずにうろうろしている、明らかに不審な私に対してもニコニコと会釈してくれる。
う、なんとなく罪悪感。やけくそな自分と比べて、なんて眩しい。

がっつり甘いスイーツに手を伸ばしかけていた思考が、ちょっと正常に動き始める。
そうだよね、深夜だし。よく考えたらそんな動いてたわけじゃないし。
仕事内容も時間が遅いだけで、そんなしんどい訳じゃなかったような気もしてきた。

結局、サラダチキンと袋のサラダをレジへ持っていく。
あ、袋もお箸も大丈夫です。支払いはSuicaで。レシートも大丈夫です。

会計処理が終わったブツを手にとる。また、店員さんと目が合う。

「アリガトウゴザイマシタ〜!」

目を見て言われる挨拶ってこんなに癒されるんだなぁとしみじみ思いながら、再び自動ドアをくぐる。
さっきドアを通った時と比べて、疲れは取れてないんだけどどこか清々しい気持ちでお店を後にした。


そうして今日も家でサラダにサラダチキンを乗っけてもしゃもしゃ食べている。気持ちだけじゃなくて体にもヘルシー。


何が言いたいかって、私のダイエットはコンビニ店員さんに救われている。
頻度的には週4くらい。やけくそになる日数多すぎだな自分!


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