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それ、無理だから

20代でSEの仕事を始めて以来、ずーーーーっと肩凝り持ちである。
5年しか在籍していなかったので、絶対にシステム開発が悪いわけではない。
SE成分的なものは、もうとっくに、私の体から抜けきって、かけらも残ってないはすだ。
なのに、肩凝りだけが残り続けている。

あん摩、鍼灸、整体、カイロ、ストレッチ、その他諸々、「あそこがいいよ」と言われるところは、だいたい試したし、実際、その時は効果がある。
だが、肩凝りなんてのは普段の姿勢が生むものであり、生活習慣病みたいなものだ。
パソコンに数日向かうと、すぐにゴッドハンド達のもたらしてくださった効果は消えて、また肩凝り→頭痛の日々に逆戻りする。

それらの施術は、一回のお値段も安くはない。
しかも、今はまだ、松山の良いマッサージ屋さんを知らない。
そこで使うのが、こちらの「ロイヒつぼ膏」だ。

これまで、背中、肩、首に何千枚貼ったかわからない、素晴らしい商品だ。
ツボがピタリと合えば、貼って1時間ほどで、痛みが消えていく。

しかし、私はずっと疑問に思っていることがある。
それがこちら、上記サイトからお借りしてきた「貼り方の参考列」である。

何が疑問なのか、わかるだろうか?
ずばり、「こんなところに、自力で貼れる人はいるのか?」ということだ。

私は、絶対無理!
自分の肩甲骨にさわれたことがない。
背中の真ん中に手が届いたことがない。

そもそも、こんなところに、自分で貼れるほど体が柔らかい人は、肩凝りなんてしないから。
これは、自分の背中を無防備に見せられるパートナーがいないと、貼れない部位だと思う。
独り身の方々は、肩が凝った時、どうされているのだろう。
私は、夫に先立たれたら、どうやって背中にロイヒツボ膏を貼ればいいのだろう。

漫画「宇宙兄弟」の中に、ロシアの宇宙飛行士マクシムが、ロボットのブギーにマッサージさせるシーンがあったが、私にはあれが羨ましくてならない。

「宇宙兄弟」 #388より

最先端テクノロジーは、産業の発展などではなく、家庭でロイヒツボ膏をピッタリ貼れるロボット開発に使ってこそ意義がある。
だれか開発してくれないだろうか。
待ち望んでいる人は、たくさんいると思うのだが。

**連続投稿655日目**

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