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敦賀市内に拠点が欲しい

「関係人口」「ニ拠点生活」といった言葉が、地方の活性化という文脈の中に頻出するようになって久しい。

しかし、実際に「ニ拠点生活」をしようと思うと、かなりの経済力が必要になる。
何しろ、2箇所に家を構えることになれば、維持費も大変だ。
愛媛に来る前、敦賀に格安物件があれば、夏はここで暮らしたいと思い、家を探したことがある。

ところが、長年放置された古い家は、相当手を入れないと住めないことが多く、新築の家はいかに地方といえど、それなりのお値段がついている。
それに、家を構えるとなると私たちの死後の処分に遺族が困るだろう。
「ニ拠点生活というのは、富裕層のための言葉で、我ら貧民には関係ないのだな」
と現実を知って諦めた。

しかし、その高いハードルさえ下げてしまえば、いくらでも人は集まるのに、と思うのだ。

例えば、空室となっている公営住宅。
ウィークリーマンションのように貸し出してしまえば、収入にもなるし、防犯効果も高まる。
釣り人のベースキャンプとして貸し出すことができれば、訪問する人たちも格安料金で使えて、連泊しても釣った魚をその日のうちに自分で捌いて食べることができる。
楽しみ倍増だ。
日帰りの強行軍をしなくて済めば、のんびりアルコールも欲しくなるので、地元の飲食店も潤うだろう。
関西からの宿泊客が見込めると予想する。

私のように海で遊びたいだけの人も、大喜びで借りるだろう。
そもそも、海までウエットスーツで行って、そのまま帰ってきたい私にとって、ホテル泊は障害が多い。
自分の部屋まで磯臭いまま、びしょびしょで歩いて行こうとしたら、絶対、ロビーで止められる。
階下に水道があり、多少汚しても気にならない古い建物は、ありがたい。

敦賀の市営住宅を、月額3万くらいで貸してくれないかなと、通るたびに思っていた。
最低限暮らせる家具を付けてくれるなら、倍額出してもいい。

敦賀市の行政に関わる方、どうか検討していただけないだろうか。
夏は敦賀に帰りたいのよ。

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