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マーケティングという言葉について考えてみた


20年前くらいにマネジメントスクールに通ったり、本を読みまくって真剣にマーケティングを勉強をしてみた。20年たって、この分野ほど肩書があてにならないとしみじみと思える。はっきり言えば人をあてにせず考え抜くのが唯一の正解かな。

20年前のマーケティング

当時はマーケティングという言葉は一般化していましたが、その内容を理解しているような人はあまりいない状況でした。
マーケティング=リサーチと勘違いしている人が多く、事業計画に「マーケティング活動に基づく商品造成」というようなことが平気で記載されてきました。
「マーケティング活動とは具体的に何をするんですか?」と質問して、殆どの場合は「その内容であればリサーチに変更しておきますね」というやり取りをしていました。
マーケティングという言葉自体、「価値と価値との交換」、「セリングをなくすこと」など色々と定義されていますが、当時の大半の方々は調べることをマーケティングと捉えいたと思われます。

最近のマーケティング

昨今、Webマーケティングということで色々なツールを導入している会社が多いと思います。
そのツールの使い方について「Webマーケター」と称する方々の説明を受ける機会が増えました。
使用法の説明会なのですが殆どの場合「さて皆さんWebマーケティングについて説明します」と始まります。
何が始まるかと期待しますが、結局はツールの使い方で終わりです。
最近のマーケティングとはマーケティングツールの使い方を表すようになったようです。

いつの時代も 「マーケティング」という言葉で何をやっているかは正確に分からないと認識しました。大切なことはモノやサービスを届けるために考え抜くことですね。


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