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Morph 1.0に向けてのロードマップ

私たちが開発しているMorphは現在、ベータ版のフェーズにあります。
つまり、私たちが目標としているプロダクトのビジョンに対しては、まだ機能が足りていない段階です。

今回は、バージョン1.0に向けて、どのような機能が追加される予定かについてお話ししたいと思います。


1. 「すぐにつかえる」 機能の充実

バージョン1.0では、「Morphにデータを入れるだけ」で得られる体験の向上を目指しています。
データマネジメントツールという性格上、どうしてもデータ操作などが必要になってしまいますが、次のアップデートでは以下の機能を通じて「おまかせ」でできることを充実させます。

ノートブック・ビューのテンプレート

Morphのユースケースの一つとして、CRMやECツールなどの外部サービスからのデータインポートが挙げられます。

このようなケースでは、よく行われるデータの整理や分析・可視化のパターンが想定されます。
例えば、Stripeから毎月の支払いデータをインポートし、経費と収益の円グラフを作成するといった具合です。

次のバージョンでは、これらのパターンをテンプレートとして保存・共有できるようにします。


「ページ」機能

「ページ」は新しいビューの種類として開発が進められています。「ページ」にはテーブルや看板などの他のビューや、ノートブックで作成したチャートなどを埋め込めるようになります。
「ページ」を活用することで、いわゆるBIのようなダッシュボードを作成することができるようになります。


インテグレーションのさらなる充実

外部サービスからのデータインポートは、今後さらに充実させていきます。
これにより、ノートブックを活用しての可視化やAIクエリーの機能をより多くの場面でお使いいただけるようになります。
もし、「データインポートに対応して欲しい」サービスの心当たりがある方は、ぜひお聞かせいただきたいと思っていますので、サービスサイトのコンタクトページや各種SNSでご連絡いただきたいです。


2. Morph上の成果物の活用

データインポートによる「外からMorphへ」の機能だけでなく、次のバージョンでは「Morphから外へ」の機能を充実させていく予定です。

ビューの公開機能

NotionやFigmaのように、Morph上で制作したViewを権限管理付きでURL公開できるようにします。
これにより、簡単にリンクでシェアできるようになるだけでなく、データポータルのような活用や、埋め込みによってダッシュボード運用ができるようになります。


データ収集機能

外部サービスやファイルからのインポートだけでなく、RSS・API・メールマガジンといった「フィード」からのデータ収集を可能にします。
収集されたデータはAIのフィルターを通して自動的に「綺麗な」データに変換される機能を計画しています。


3. AI機能のさらなる充実

Morphの大きな特徴の一つであるLLMの統合によるAI機能は、さらに充実させていきます。

意味による検索

データの検索は従来、テキストなどのデータの「値」によるマッチングを検出する方法で実装されてきました。
しかしながらAIの力を使うことで、実際の値だけではなく、その意味するところを考慮した検索が実現できます。

たとえば、「Air Max」と検索したクエリに対してアディダスやニューバランスのスニーカーを検索結果として表示するには、膨大なデータの収集や事前のルール作り (これも膨大です) 、レコメンデーションエンジンの構築などが必要でした。
AIベースの検索ではこのようなことが簡単に実現できます。

意味による検索の機能は、Morphのソース・ビューに搭載される予定です。

スマートフィールド

新しいフィールドタイプとして、プロンプトによる命令の実行結果を保存する「スマートフィールド」を計画しています。
これまでノートブックやAIクエリーで、プロンプトによる計算処理を提供してきましたが、これをフィールドタイプにも拡張します。


おわりに

バージョン1.0は、2023年10月の公開を目指しています。
上記の内容は、まだ開発中の機能もたくさん含んでいますので、アイデアやフィードバックをお持ちの方は、ぜひお聞かせいただければと思います。

わたしたちはさまざまな業界・バックグラウンドを持つ方々からのフィードバックやご意見を必要としています

以下のリンクから、ぜひ私たちの旅路にご参加いただけないでしょうか。

サービスサイト
Morphには無料プランがあり、今日から使い始めることもできます。ぜひお試しください!

Discord
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