東京出張後の寄り道(アナザーエナジー展)
東京音色展が終わったけれど、今回は一日だけ延泊して、ちょっとウロウロ。
ホテルから地下鉄までのルートはちょうど国立競技場に沿った道でした。
で、お目当ては森美術館のアナザーエナジー展。
世界の女性アーティスト16人。しかも70歳以上。
尽きる事のない制作に対する意欲と好奇心に圧倒されました。
40代になって、心身共に色んな変化を感じるようになって。
自分がこれからどうなっていくのか。どうなりたいのか。不安になる時もあるけど。
作り続ける力の源はやっぱり自分の内側にしかないんやなと改めて感じる事ができました。
彼女たちが過ごした時代は女性という立場が今よりもっともっと弱くて、男性との差別が露骨だったと思います。
そんな世の中で、フェミニズムを力強く声高に唱えてきた人、またはしなやかに生き抜けた人。一括りに女性アーティストといっても、その表現は様々で、どちらも共感できるものでした。
そして、そういったこれまでの女性たちが変えていってくれた事への感謝の気持ち共に、これからの世代にどういった世の中を残していけるのかという事も考えずにはいられませんでした。
作家それぞれにインタビューした映像もあったのですが、その中から心に残った言葉を二つ。
最高齢のカルメン・へレラの
「バスは待っていればやがて来る」
3:18森美術館「アナザーエナジー展」インタビュー#8:カルメン ...YouTube · Mori Art Museum 森美術館2021/08/07
そして、三島喜美代
「命かけて、遊んでる」
5:38森美術館「アナザーエナジー展」インタビュー#11:三島喜美代 ...YouTube · Mori Art Museum 森美術館2021/08/07
無理して頑張ったり、自分を必要以上に酷使したり、良く見せようとしたりしないで。
ただ、淡々とモノづくりをする事の(いや、生きていく事の)大切さとか。
ついつい、肩に力が入っちゃうけど、もっとリラックスしないとなとか。
心に湧き上がってきた好奇心を頼りに、作り続けていけたら素敵だなぁって思いました。
ちょうど、今このタイミングで見れて良かった。
勇気をもらえる展覧会でした。
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