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スパイスカレーを作ったら食材の持つ役割がわかって面白かった話

・スパイスカレー、おいしいよね。とろみがついた濃厚な欧風カレーも良いけどスパイスがガツンと効いててサラッとしたルーのスパイスカレーは暑くなると食べたくなります。

・今回はスパイスカレーを自宅で作ってみようという試みです。調べてみると意外と身近な材料で出来ることがわかりました。調理法もややこしいテクニックは一切なし。


○材料


鶏もも肉 300g
玉ねぎ 小さいの2個
じゃがいも 中くらいの2個
トマト缶 170g
S&Bカレー粉 小さじ4
塩 小さじ1~2
にんにく いれたいだけ
生姜 いれたいだけ
バター いれたいだけ

・スパイスはS&Bのカレー粉を使います。これには色々なスパイスが入ってて自分で調合しなくても美味しい味付けになるようです。

・youtubeなどのスパイスカレー動画を見るとスパイスを自分で調合して作っている方が大半でしたが、全く知識がない状態でスパイスを何種類もごっそり買い込んでも殆どを使い切れずに終わる未来が見えたので大人しく調合されたものを買いました。企業努力の結晶を大人しく享受します。

○ルーをつくるよ!

まずは切るものを切ってしまいます。鶏肉、じゃがいもは皮を剥がして一口大。玉ねぎは薄切り。玉ねぎは形がなくなるまで炒めるのでどう切っても良いんですが薄く切ったほうが火が通りやすいのでなるべく薄く切ります。スライサーでやっても良いやね。

・玉ねぎを大さじ2くらいの油で炒めます。油はケチってはいけません。この後、玉ねぎを徹底的に炒めるので油が足りないとカッスカスのコゲッコゲになって最悪になります。

・少し色づいてきたら水を加えて炒めます。水が蒸発したらまた水を入れて炒める…。これを気が済むまで繰り返します。よく聞く飴色玉ねぎまではいかずとも全体がペースト状になるまでは頑張りましょう。

このくらいまで頑張ろう!

・玉ねぎがいい感じに炒まるとネギのツンとした刺激臭がなくなり甘い香りがしてきます。匂いを手がかりにして良いかもしれません。

・そしたらトマト缶、生姜、にんにくをガッと加えて炒めます。ここまでずっと火は強火です。水分を飛ばしまくりましょう。トマト缶を入れてからの炒めが甘いとすっぺぇカレーになってしまうので根気よく炒めます。

水分が飛ぶと一つの塊みたいになって結構グロい

・炒め続けると生姜、にんにくの青臭さ、トマトの酸味が抜けてかなりうまそうな匂いがします。

・炒めが完了したら火を止めてスパイス、塩を加えます。自分は更にピリッとさせたかったので黒胡椒を小さじ1加えました。水を少量加えて混ぜます。すると一気にスパイシーな匂いが立ち込めます。焦げやすいので気をつけながら全体に粉をなじませます。

・なじんだらじゃがいも、鶏肉を加えて炒めます。鶏肉の表面が白っぽくなったら水350mlを加えて沸騰するまで強火にかけます。沸騰後は弱火に落としてバターを入れて20分煮込みます。味見をして物足りなかったら塩で味を整えます。塩を加えると一気にスパイスの香りが立つので自分の味覚に合わせて味をつけましょう。これでルーは完成!

バターを入れる行為、背徳感がすごい

○付け合せの簡単ピクルス

・スパイスカレーにはすっぱいすっぱいピクルスが付いていてほしいです。好きな野菜をリンゴ酢でつけるとそれっぽくなります。30分くらいで食べられるし2週間は冷蔵で持ちます。

パプリカと玉ねぎをつけました。ゴーヤとか人参もうまいよ。

○ご飯を炊こう!

・ご飯はターメリックとバターを入れて炊きます。スパイシーなルーと香り付きのご飯を合わせるのが好きです。

きれいにご飯炊けたときの感動ったらないね

○大完成!


最高すぎ

・味の感想ですが、スパイスの香り、玉ねぎの甘味、肉の旨味、トマトの酸味、にんにくや生姜の風味が混ざり複雑な味がしました。それぞれの尖った部分がぶつかり合って全体が丸くなってて食材の相乗効果って感じがして面白かったです。掛け算でうまくなる料理って感じ。

・焦がさないことだけ意識すれば全く難しい調理は必要ないし料理に対しての知識が深まる良い料理だと思いました。

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