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休日にステーキを焼いて食べるだけ

・労働で精神と体力をすり減らしているみなさんお疲れ様です。筆者もその一人として怒りと殺意を原動力に仕事を始末する日々を送っております。

・しかしストレスを抱えれば抱えるほど輝くものがあります。それは・・・

平日が忙しければ忙しいほど、ストレスを抱えれば抱えるほど何もない無為に過ごす休日の価値が爆上がりするわけです。この緊張と緩和のギャップで脳汁を出しまくることが人間が働く理由かもしれません。

・今回は休日を最高にしようと、思いつきでステーキを焼いた記録をご覧ください。


○ステーキを焼く

インターネットお料理界隈では、チャーハン、ペペロンチーノ、ステーキは三大荒れる料理とされています(私が勝手に言ってるだけですが多分マジ)。構成要素がシンプルな料理が故、百人百色の作り方が存在するため各々の流派が衝突してしまうためと推測しています。また、これらの料理は開始コストが低い一方、失敗しやすいので大量の指示厨を生み出しやすいという特徴も持っています。

今日も どこかで書き込まれる「まずそう」「下手くそ」


・幸いなことに動画サイトの隆盛によりプロが家庭でも作りやすいレシピを公開しているのでそれを参考に作っていくことに。


・使う肉はスーパーで売ってた安売りのステーキ肉。安いと言っても普段自炊で食べている肉と比べるとやはり高価。思わずお肉様と言いたくなります。

・肉は火を入れる方法を間違うと肉汁が流出しカッチカチの粘土みたいな食感になるので注意が必要です。今回は「冷蔵庫から取り出した冷えたままの肉に塩コショウし、たっぷりの牛脂で30秒焼く→ひっくり返して30秒焼く→ひっくり返して30秒焼く…を3分繰り返す」という方法を取ることに。


・表面にいい感じの焼色がついたらバットなどにとりアルミホイルでくるんで5分ほど休ませます。休ませた肉はこんな感じ。

大勝利

・スーパーうまくいきました。中心まで火が通っているけどレアっぽい感じも残っています。youtubeの動画で焼き方をパクったくせに「俺って料理うまいんじゃね!!?」とテンションが上りました。こういうちょろさもまた幸せに生きるコツです。


・肉を焼いたフライパンの脂を拭き取り、ワイン、醤油、みりん、塩、バルサミコ酢を入れてとろみが付くまで煮ると簡単ステーキソースができます。

○付け合せを作ろう

・主役のステーキの脇を固める付け合せを作ります。今回は人参のグラッセとアスパラ炒め。


・人参をいい感じに切って面取りをします。面取りをすると煮崩れしにくくなるという話を聞きますがまあ、おまじないみたいなものでしょう。別にやらなくてもいいけどやるとカッコいいので見栄えを気にする人は是非やりましょう。


・人参が浸るくらいの水、バター20g、砂糖大さじ1、塩ひとつまみを入れて水気がなくなるまで煮込みます。


水がなくなったら脂と砂糖で照りが出てくるので気が済むまでテリテリにしましょう。調子に乗ってやり過ぎるとあっという間に焦げるので程々に。


糖と脂でお菓子のような甘さに


・もう一品のアスパラ炒め。他が脂やバターでギトギトなのでこちらはオリーブオイルと塩コショウである程度カツっと立った味に仕上げます。緑の野菜はシンプルな味付けだと個性が出て美味しいです。

○盛り付け


オレンジページの表紙か?

・あとはできた料理を盛り付けて完成です。肉の焼き具合、付け合せの味付け、ソース、全部うまくいきました。デッカ肉を無心で頬張ることは他では代替不可能な満足感と背徳感があります。

・外食すれば済む話ではあるのですが自分で創意工夫を重ねて料理をするというのは非常に楽しく、成功したときの達成感は非常に癖になります。休みの日の過ごし方として丁度よいボリューム感なので興味のある方は是非。私は人が作る料理の画像を見るのが大好きなので少しでもインターネットお料理マン増えることを願っています。

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