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低気圧で体の調子が悪くなるわけ

今年は5月末には梅雨入りし、6月には台風2号・3号の影響もあって「めまい」「頭痛」「体がだるい」などの体調不良を訴える方が例年以上に多かったと感じました。

これは、明らかに梅雨時期の気圧変化における「体調不良」のようでした。

気圧変化、特に低気圧下の「体調不良」はどのようなメカニズムで発生するのでしょうか?
 
自然界では、通常の低気圧や台風が通過するとき、気圧の低下とともに海面が吸い上げられるように上昇する「吸い上げ」という現象があります。

たとえば、気圧が1hPa(ヘクトパスカル)低下すると海面は1cm上昇します。気圧の低下が起こったとき、実は人体にもこのような現象が起こっています。

『参照:ちーがくんと地学の未来を考える』


日本周辺の平均気圧は1013hPa(ヘクトパスカル)です。

そこから仮に台風(低気圧)が到来したとして、

大気圧が963hPa(ヘクトパスカル)になれば50hPa(ヘクトパスカル)気圧が低下するわけで、海面は50cm上るという事になります。
 
人体も普段は身体の中部の圧力と外部からの大気圧がうまくバランスを保っていますが、

急激に数十hPaも気圧の低下が起こると、

身体の外部からの大気圧が弱まり内圧が強調されて

身体を外側へ膨らませようとする力がかかります。


ただし、もともと人体には「恒常性」といって常に一定の状態を

保とうとする力が働いているので、実際に膨張してしまうことはあり
ません。

しかし、急激な気圧変化に見舞われたとき、

体内の内圧が上がることによって、古傷が痛んだり、

関節などは袋状に包まれているので、関節包という袋が膨れ上がるようなストレスがかかり痛みが出やすくなります。
(登山に行ってお菓子の袋が膨れ上がるような状態)

また、そんな時は自律神経も乱れやすくなってきます。
(内圧の膨張に対して、血管や筋膜や筋肉を収縮させ体内の状態を一定に維持しようという働きをつかさどっている司令塔が「自律神経」です)
 
低気圧のときに起こりやすい体調変化や症状としては、

片頭痛・気分の憂鬱さ・体のだるさや疲れ・食欲不振・肩こり、腰痛・風邪をひきやすい・関節痛や神経痛も起こりやすくなりますし、

特に「乗り物酔い」をしやすい人は「内耳」が弱く気圧の変化にデリケートで体調の変化を感じやすくなりますので注意が必要です!(内耳で気圧変化をキャッチしますからね!)
 
では、これから気圧の変化にはどう対応すればいいのでしょうか?

体内の圧が上がることによって「痛み」がでるのであれば、外から「圧」をかけてやれば良いという事になります。

もうお分かりかと思いますが、体調が崩れたとき「入浴」によって「水圧」をかけ内外の「圧」のバランスをとり、お湯の「温熱」によって血液循環を促すことが大事になります!

それでも変化がないようでしたら、専門の「整体施術」で股関節回りや内臓・胸郭を緩めて内圧を緩和していきましょう。

いつでもお気軽にご相談くださいね!


 諸井接骨院・整体院では、痛みの無い整体施術で皆さんの体を快適に整え、楽しく希望に満ちた日常生活や、叶えたい未来を応援します!


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