大人の夏休みにしたいのは、冒険じゃなく挑戦。後編
子供にとっての夏休みは、冒険って感じがする。でも、30代・大人の夏休み真っ最中の私は、「挑戦」がしたい。
そんなこんなで私がはじめた挑戦についての記事、前編はこちらから。
今夏、自分本位の小さな挑戦
そんなこんなでもう1ヶ月が過ぎ、やってきた自分本位の小さな挑戦をいくつか挙げていく。
世界史の勉強、学びをアウトプット
投資(iDeCoや積立NISA)、簿記等のお金にまつわる勉強、学びをアウトプット
PC購入で値切り、メルカリで価格交渉に勝つ
オキシクリーンを使いこなす
部屋の配置換えと机・ソファの購入
自己肯定感の高まる自炊
やったことがないことにトライする0→1もあれば、1→10にするものも。前者が前半の3つで、後者が後半の3つに該当する。
0→1の挑戦
上2つの世界史やお金にまつわる勉強のアウトプットに関しては、先日保険代理店に務める友人との会話で話題にすることができた。
ちょうどその時浴衣で納涼船に乗っていたことから、海上保険の話になり、そのルーツが実は東インド会社やイギリスのコーヒーショップにあるという話で盛り上がることができる未来なんて、勉強する前はまったく想像できなかった。iDeCoや積立NISAの話も、双方の違いをもとに、どの会社のどの商品にかけてどれだけ運用するかを話したりできたのが、もう感無量である。
ちなみに、値切るのはこれまでしたことがなかったけれど、家電量販店でPC購入時に思い切って値切ってみることにした。ただ、かけた時間の割に思いの外値下げできなくて。悔しくて悲しくなってしまった。
そんな時は心が折れないように、まずは初挑戦したじぶんを褒めることにする。そして、なる早で次の挑戦をするのだけど、その時のハードルをうんと小さく設定してリスタート。
結果として、次のフィールド・メルカリでも相手の言い値ではなくこちらの言い値で商品を売買でき、何度か価格交渉に勝つことができた。ちゃんと価格交渉できるじぶん、尊い・・!
1→10の挑戦
こちらでは、前回トライしたところからちょっとでもいいのでブラッシュアップしてみることにした。
たとえばオキシクリーンは、これまで何度トライしても綺麗になった試しが無かった。なので「分量が少ないかもしれないので、ちゃんと容量を計って入れる」「漬けおく時間を長くする」などした。それにより、これまでオキシ漬けしても黄ばみや突発的な汚れが取れた試しが無かったのに、帽子の黄ばみやシーツの滲みを取ることに成功した。これは奇跡である(ただ用法用量を守っていなかっただけ)。
机・ソファの購入に関しては、購入前にどのメーカーのどの商品をどこで買うか比較検討するのが一番めんどくさかった。予算もこちとら大人の夏休みを1ヶ月満喫中のただの無職なので、そんな潤沢に出したいわけでもない。都心部の1Kの我が家にきちんと邪魔にならず収まり、かつ私の視覚が喜ぶデザインのものを・・と考えるともう難航するのである。
そして、当たりをつけていた「yogiboのMaxというどでかいサイズのクッションをソファ代わりにメルカリで購入しよう!」と考えたのだが、百聞は一見に如かずということで、yogiboの実店舗に行ってみた。
すると案の定・・予想と違って縦置きでソファのように自立しない&やはりデカい。すぐ汚れそうだし中のビーズやケースも高く維持費もかかるので、ここは「買わない」という選択を取った。
・・この選択をした私自身を、すごく褒めたいとおもうのだ。これまでの私であれば、ここまでにかけた労力と、また一から探さねばならない状況を天秤にかけ、「買う」と決断しちゃうかもしれない。でも、今回はここで「サンクコスト効果」の落とし穴にハマらず買わない選択をした私はなんて偉いんだ。
このままメルカリでちょっと安く買ったとて、(なんか違った・・)と肩を落として共存するよりはずっといい。そんなこんなで私は無印の人をダメにするソファを購入した。机も折り畳みできるタイプのものを購入し、このnote執筆時にも大活躍してくれている。
部屋の配置換え含め大変だったけど、おかげでQOLが瀑上がりである。
自炊も、ただやるのではなく『1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日』という本を参考に、その時々で変わる不調に効く食材を用いたレシピを探して作るようになった。
プラシーボ効果を期待して、「この子を食べれば、不眠が改善する・・!」などと信じながら食べることによって、一つ一つの食材へのありがたみも増した(調子に乗って好きな時間で寝起きしたことにより、後半は不眠に悩まされる羽目になった)。
なにより、じぶんの健康をじぶんでコントロールできる術を知っているという安心感。以前書いた『じぶんにとっての当たり前は、尊い。20代と30代の「無職」期間を経ておもうこと。』で紹介した本にも書いてあるとおり、じぶんで料理をつくるのは、「生き抜く力を養うこと」と同義なんだなと実感。「自炊はやって当たり前な生活の一部」という捉え方から一気に変わったことで、自己肯定感も瀑上がりである。
大人の夏休みを終えて
まるまる1ヶ月、悠々自適にじぶんのやりたいように過ごせた夏休み。旅行は先月有給を利用して2回行ったこともあり、8月はデートや知人友人との集まり以外はもう、ひたすら家にいるか自宅近所を所用で歩き回るくらいであった。
最初のうちは、予定がないままひたすら家にいてYou Tubeみたり家事してる無職なじぶんを客観的に見て、これで良いのか・・?と正直おもっていた。
でも、人の目が届かぬ快適な自宅で過ごすにつれて感覚もいい感じに麻痺し、世間の常識をトレースしたもう一人のじぶんに「これでいいのだ。」と言い聞かせた。
そうして1ヶ月過ごしてみると、じぶんのペースで好きなように過ごせる尊さを実感すると同時に、「早く仕事したい!」というワクワクな気分が、新天地へ移る不安よりもはるかに勝っていた。あと世界史勉強したら、大航海時代にまだ見ぬ大陸を求めて航海した先人達に比べて、令和の日本で東京を拠点にしたまま会社を移るくらい屁でも無いじゃないかとおもえてくる。
きっとこれから振り返っても、あの時の自分グッジョブ!と言える小さな挑戦を6つできたなっておもう。
これからも、大小さまざまな挑戦を積み重ね、まだ見ぬ景色をたくさん見ていきたい。
ではでは。
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