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『6.ハーフマラソンを完走する』バケットリスト

2020年1月20日
私が処方されたお薬です

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体験談だったり、失敗談だったり
いつも通りのバケットリストの記録です 

フルマラソンが42.195km
半分のハーフマラソンは21.0975km

42kmの重みは京王線を徒歩で歩いたことがあるので一応は知っています 

フルマラソンの起源はギリシャ軍の兵士が自軍の勝利を報告する為にボスの下まで走った距離が40kmだった逸話だそうです
兵士は報告後、力尽きて絶命します

人が走る距離ではないと歴史ガモノガタル

まぁ走れてハーフだと 

こういった浅はかな判断は、命を軽んじた愚行になり得ることを身をもって体験してきました


私が参加したのは
令和2年1月19日に開催された
フロストバイトロードレースです

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東京都福生市の横田基地内で行われる人気レースでネットで行われる申し込みは数日で定員満了
今回が39回目と歴史もあるレースです

種目はハーフ・5km・2kmから選択
※2kmはキッズランとファミリーランのみ

また基地を解放してのマラソンレースなので
米軍基地ならではのボリューミーな食事や海外でしか手に入らないMonsterEnergyやお菓子が買えたりなどお祭り要素も多い大会です

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再販おめでとう!パイプラインパンチ!

そんなこんなでエントリー
同時期にスパルタンレースにも申し込んでいたこともあって走るだけなら大丈夫かなと過信

しかし、スパルタンレースの練習を本格的に始めた11月頃から膝に違和感を感じ始めます
膝の痛みは日に日に増していき、スパルタンレースを終えてから数日は足を引きずっての生活

それでも1週間ほどで膝の痛みは消えるので問題ないだろうと過信 

浅はかなり

当日
持ち物は事前に送られてきた入場証ゼッケン計測チップ、そして身分証です
参加費(ハーフは5,500円)は事前に支払済です 

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ICチップで自動計測!先進的!

まず参加費のトレーナーを受け取ります
最初は色とデザインにおぉ…と思いながらも着てみると薄手で暖かい!乾くのも早い!
最強の部屋着を手に入れました 

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すっかり溺愛しています

その後はお土産を物色したり準備体操にズンバを踊ったりしながらスタートを待ちます 

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2km→5kmとレースが終わりいよいよハーフマラソン出走の時間です 

定員8000名の参加者に圧巻されながら待機場へ

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参加者がぎっしり!

スタート時間になると波が動き出します
いよいよ自分も放流 
Nike Runを起動します 

中学生ぶりのマラソン大会
人混みを掻き分けながら進んでいきます 

1キロぐらい走ると「RUNWAY」
滑走路に入っていきます 

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ぐるっと周回一周7kmぐらい
天気も良くて気持ち良いぐらいです
まぁまぁのペースで走って行きます 

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順調でした、1週目までは

フロストバイトのコースは基本的にはこの滑走路が主となっています

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2周目の滑走路へ入った瞬間に恐れていた事態が発生します

膝に激痛が

更には膝を庇い走ることで足がつり始めます
Nike Runからは13km到達の報告 
まだ8km近く残っています

始まりました、自分との闘いです 

音楽の音量を上げて気を紛らせ、湧き出てくるネガティブな思考をひたすらに排除し続けます

一人、一人と抜かされる度にへし折れていくメンタルを繋ぎとめながらとにかく足を前へ前へと動かします 
同じペースで走り続けてこそなんだなと
マラソンほんと難しいなと

こんなにボロボロになることも滅多に無いので後半はRADWIMPSの「愛にできることはまだあるかい」を選曲して、足引きずりながら走って悲劇の主人公ごっことかしてました 

給水スポットなどに救われながら
なんとか2週目の滑走路を抜けラストスパート

痙攣する太ももが限界を迎えないように丁寧に丁寧に足を運びます 

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和太鼓による激励、泣きそうになります


ゴールが見え始めます、あと少し 

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完走です!!
満身創痍です !!

ゴール地点では記念品の手ぬぐいと
たくさんのバナナを渡されます

受け取ったバナナを本能で口に運びます
そしてバナナに夢中で完走証を貰い忘れます 

もう本当に良かったと
ゴールできないかと思いました
生涯で一番美味しいバナナでした   

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完走後の餃子も最高でした


実際完走はできたものの、タイムは散々

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大減速


翌日、病院へ 

レントゲンも撮ってもらいましたが大事には至ってませんでした、安堵です
一般的にランナー膝と呼ばるものでした
短期間での無理な走り込みと私の場合は太ももの裏側、ハムストリングの筋肉量不足とのこと

走っている時、着地時には自身の体重の3倍の負担が膝へかかるそうです
また、私は普通の人より膝が柔らかいことで膝の可動域が広く、膝が真っ直ぐになりやすいことから衝撃が逃げ難いとのこと

ハムストリングを鍛えると膝が伸びる際に衝撃和らげながら太ももで走ることができるようになるそうです

さっそくリハビリ
ジムへ行きレッグカールと呼ばれるハムストリングピンポイント強化装置を使用!

驚きです、3セットが終わる頃には足はガクガク、翌日は人生初スノボの時と同様の筋肉痛が押し寄せてきました

うわっ…私の筋肉量、少なすぎ…?


お医者さんは偉大です

長く付き合っていく身体の弱さを知れたのはプラスに考えていいのかなと
瀕死まで追い込まれてわかることもあるんですね
悔しさは少し残ります!

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ハーフマラソン、完走できました!


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