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【読書メモ】82年生まれ、キム・ジヨン

82年生まれ、キム・ジヨン
チョ・ナムジュ

キム・ジヨンは今年で33歳になる。3年前に結婚し、去年、女の子を出産した。ある日突然、自分の母親や友人が乗り移ったかのように振舞い始めるキム・ジヨン。心配した夫とともにその原因を探るため、彼女の誕生から学生時代、受験、 就職、結婚、育児までを振り返る。1982年に韓国で生まれた女の子に一番多い名前を持つ「キム・ジヨン」氏の半生から浮かび上がってくる、何世代にもわたって女性たちが心に閉じ込めてきた思いとはーー


4か月前に図書館で予約していてようやく順番が回ってきた本。
何で予約したのかさっぱり思い出せないまま読み出していくと、なかなか面白いぞ、ということが多々ある。今回もその、予約していた過去の私よ、ありがとうパターン。

同世代の韓国人の女性の半生。その半生にはずーっと男尊女卑がつきまとう。最近はだいぶ良くなってきつつある男女差別問題。読み進めていくと主人公は私と同世代なものの、よりひどい状況な気がするのは韓国の方が時代が遅いのか。私が鈍いのか。

何にしても私が今生きやすくなっているのは、母親や祖母たちが大変な思いをしてきて、娘には嫁には孫にはそんな思いをさせたくないという気持ちを持って行動してきてくれた証なんだろう、としみじみ。

私も子供たちによりよい未来になる点をうちたい。

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