見出し画像

自己整理#2 - 自分の白内障とFPSの話

今回は「自己整理」シリーズの一環として、自分が白内障患者であることとFPSとのかかわりや、最近よく遊んでいるApex Legendsというゲームについて話していこうと思う。これも100%自分の事情によって構成されており、かなり雑然とした文章である。その点はご了承いただきたい。


はじめに

私は現在、自粛を機に「Apex Legends」というゲームに熱を入れている。3人1部隊になり、20部隊60人で戦うバトルロイヤル系FPSだ。

PCをゲーミング仕様にした2年前のあの日から、ゲームをそばに感じることが増えてきてはいた。しかしたいていのタイトルはあまり長くは続かない。しかしこのApexは、現状一番のプレイ時間を誇るレインボーシックスシージを越す勢いになっている。

どちらもキャラクターごとのスキルや武器の形態、マップのこと等覚えることが多いタイトルではあるが、シージよりも動きに軽さがあり、そしてマップが広い。


昔の話: 白内障になった時のこと

ここで少し昔の話をさせてほしい。私がゲーム……FPSを始めたきっかけは、ひょんなことだった。2017年、白内障を患った当時に出会った人から誘われたからである。初めてやったゲームは「7 days to die」だったし、その後初めて本格的に始めたFPSは「レインボーシックスシージ」だった。

右目の視力は測定不能、左目は0.3。真っ白な視界。そんななかでできることなんて、多くはなかった。加えて当時持っていた実機はSurface pro4だったので、スペック的にゲームが満足にできるはずもなく。

しかしその人は私を幾度となくゲームに誘った。できないと泣く私にキレながら、しかし誘ってくれた。そういう強引さがなければ、私はおそらく精神的にまいりすぎていただろうことを、彼はおそらく分かっていたのだと思う。最終的に、彼との出会いが私のPCをゲーミング仕様にしたので、今となっては本当に感謝してもしきれない。

詳しくはこちらにまとめたものがある。↓


今もFPSで遊ぶ理由: 私の白内障は一生終わらない

個人的な感覚で言えば、白内障というものは手術が終わった後も一生付きまとうものだと思っている。何故なら、手術をしたところで目としての元の機能を取り戻せることは一生ないからである。

これには、視力が低いことや乱視等の不自由さとはまた違った傾向の不自由さがあると思う。濁った水晶体が潰され眼内レンズが入るため、ピントは固定になり、毛様体筋によるピント調整があまり意味を成さなくなる。単焦点タイプではなく多焦点タイプにすればよかったのだろうが、多焦点レンズは保険適応外で片目50万円。当時の私には無理だった。

正直マップが広いタイプのFPSは特に苦手だ。手術を無事に終えた今でも、目への中途半端な不自由さは残っている。つまり他人よりも視覚に頼りづらいからである。

それにPvPしかないのも苦手だ。PvEでぬるぬるできないのはちょっと怖い。自分に実力があるように思えない部分が大きい。正直こういうことを言うなら、本当はFPSはやるべきではないのかもしれない。

でも実は手術前に、「FPSをすることで白内障患者の視力が改善した」というアメリカの研究を取り上げた記事を発見していた。その記事のことが、今もずっと頭を離れずにいるのだ。

これも正確には先天性白内障の患者を対象にしたものであり、私は当てはまらない。それにガセやデマかもしれない。今となっては取り下げられた研究かもしれない。でも白内障を患っていた当時の自分としては、これを希望にせずにはいられなかった。

自分が「見ることを諦めない」というただ一点において、このゲームとのかかわりが重要であることもあるのだ。


もっとApexの話をする

たんと弱音を話したところで、ここからはもっとApexの話をしていこう。

好きなレジェンドは……ここのところずっと迷走気味だ。もともと一番使っているのはオクタンだ。それにバンガロールも嫌いじゃない。ブラッドハウンドを使えばソナーをがんがん打ちまくる。

正直オクタンを使っていると「考えなくていい」という感じがする。実際にはかなり頭を使うレジェンドな気もするが、FPSにおいて「"移動したい"という直感に正直でいられる」ということは、本当に気楽だ。

しかし、初めてとったハンマーがローバだったというのは、個人的にたいへん驚きである。ちなみにオクタンではまだハンマーをとれていない。

好きな武器は決まってきた。R-301だ。R-99やハボックは確かに強いが、私からすればもはや"暴れ馬"である。使えれば強いが、制御のコツを掴めていない。ヘビーアモ系ならセレクトファイアのついたプラウラーが言わずもがなという感じで、あとはフラットラインが好きだ。しかし最近では、逆に「セレクトファイアを手に入れられなければプラウラーを扱えない」という理由でヘムロックに手を出すことも多い。どこかのVtuberさんが言っていたように、確かにあの武器もとても使いやすいものに思えてきた。特に腰だめ撃ちがいい。

好きなマップは圧倒的にWORLD'S EDGEだ。シーズン4から本格的に始めた身としては、やはりあのマップが馴染み深い。実はマップによって使うレジェンドを分けている節がある。KING'S CANYONでは普段使わないミラージュワットソンを使うことも多い。

これから気を付けたいことは、ジブラルタルやコースティックを使っている時の「足が遅く感じる」感覚にもう少し慣れることと、撤退や回復のタイミングをしっかり見極めることである。

最近はスキンをカスタマイズするのも好きで、レジェンドコインで買える色変えスキンをチェックするのが日課になっている。ワットソンのルビージュールなどは特にお気に入りだ。また自粛に際しては思い切って最大額を課金し、スパレジェが出ることを狙ったりもした。結果は大爆死だったが、あまり後悔はない。

キルレは開始時には0.4くらいだったが、最近は0.8まで伸びた。ここ2,3カ月の間に少しだけ成長できたような気がする。まずは1.0を目指して頑張っていきたい。


あとがき

この自粛期間中はApexに本当に救われた。出会えて良かったと思う。今秋にはクロスプレイも実装される予定とのことで、そちらもとても楽しみにしている。これからものんびり、できるだけ遊んでいきたいものだ。

そういえば、「白内障の手術に際して入れるレンズとして、現在において一般的な眼内レンズとはまた違った人口水晶体を開発した」という論文を発見した。平成25年のものだ。もしも実現してくれるなら……もっと見やすくなるだろうか。それならとっても素敵だなあ。

この度は目に留めていただきありがとうございます! フォローはお返ししておりますので、是非相互になりましょう! もしサポートもいただけることがありましたら、とっても幸せです。