森行正

デザイナー。株式会社トッケン http://tokken.net で遊具やキッズスペー…

森行正

デザイナー。株式会社トッケン http://tokken.net で遊具やキッズスペースのデザイン他、こども×あそび×デザインをテーマにクリエイティブ活動を行っています。[運営サイト]ピーツリー http://ptree.jp[木育活動]LOVE! TOKYO FOREST

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最近の記事

Didit のロゴづくり。

新規事業の名前は決まった。次はロゴづくりだ。 ロゴをつくる際の手順として、まずは漠然としているイメージを明確にしていく、その明確になったイメージをカタチにしていく、という2つの段階がある。 漠然としているイメージを明確にするために、まず行う作業がキーワードのリストアップ。今回は「発達支援」「インクルーシブ」というメインのキーワードがあるので、それに付帯するイメージを考えていく。 子ども 発達支援 感覚統合 よわい つよい 多様性 可能性 社会との関わり方 許容 居場所

    • 名前を付けるということ。

      なにかを始めるとき、その「なにか」に名前を付ける必要がある。 もちろん必ずという訳ではないが、「あれ」とか「それ」では関わる人とのコミュニケーションが取りづらい。便宜上であろうが暫定的であろうが、まずは名前を付けることから始める場合が多い。 例えば、我が子の命名。生まれたばかりの子供に名前を付ける。どんな名前が良いか?呼びやすくて、かっこよくてかわいくて、みんなから愛される、そんな名前にはさて、どんな文字を用いれば良いか?画数はどうか?読める漢字か? …などなど、それは

      • 企業ロゴのチューニング。その思考と手順

        遊具メーカーさんのロゴをチューニングしました。 今回はゼロから作るのではなく、いま使っているロゴの見直し(再構築もしくはチューニング)です。どのように考え、どのような手順で見直しを進めていったのかをご紹介します。 ※あくまでも「見直し」なので、現状の「カタチ」や「イメージ」は保ちつつ調整していきます。 ロゴを再構築するにあたって、遊具メーカーさんの社内には以下のような言葉で説明しました。 実はこの言葉にたどり着くまで、けっこう悩みました。ロゴの再構築にあたりやるべきこ

        • Love for kids! 【P_TREEのこと】

          以下が P_TREE の考えるいいデザインの「ものさし」とでも言うべき4つの「グッドデザインの定義」だ。 1. LOVE for kids. – 作り手に愛があるもの 作り手の、こどもへの愛がつまっていること。そして、その愛が「モノ」から感じられること。 これはかなり感覚的なことなのかもしれないが、使う人のことをとても真剣に考えて創りだされたモノには、作り手の「愛」がデザインというカタチで染み出ているように思う。(愛という言い方がぴんとこなければ、「想い」に置き換えても

        Didit のロゴづくり。

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        • P_TREEのこと
          7本

        記事

          デザインのものさし 【P_TREEのこと】

          デザインという「フィルター」を通して、本当にいいものを紹介していく。これが、新しく始めるメディアの基本姿勢だ。 まずはその「フィルター」として機能すべき言葉を探していく作業から。自分はいったいどんなものを「いい」と思っているのか?ざっと思いつくままに書き出してみると… ・カタチなど見た目が良いもの ・コンセプトが良いもの ・日本、海外問わずユーザーに愛されている(支持されている)→ロングライフなもの ・作り手の思いが感じられる(考えや心がこもっている)もの 感覚的なこと

          デザインのものさし 【P_TREEのこと】

          いいモノの基準 【P_TREEのこと】

          世の中にはたくさんのモノや情報があふれている。でもそれは「安さ」だったり、「売れているもの」だったり、なんというか「消費」のための情報がほとんどだ。新しくつくるメディアでモノを紹介する場合、なるべくなら「消費」とは別の部分を大切にした「いいモノ」を紹介していきたいと思っている。 例えば、寸分違わぬ形に大量生産されたモノよりも、手作りだからこそのズレや違いのあるモノに感じる作り手の存在のようなものを大切にしたい、というようなことだ。とはいえ、売れているものはやっぱりいいモノな

          いいモノの基準 【P_TREEのこと】

          スローガンについて 【P_TREEのこと】

          P_TREE のコンセプトを考えていたとき、たまたまこんな言葉を見つけた。 The best way to make children good is to make them happy. 子供たちを良い子にする最善の方法は、子供たちを幸せにすることだ。 オスカーワイルドというアイルランドの詩人の言葉だ。ちなみにこのオスカーワイルドさんは、他にもなかなかシニカルで示唆に富んだに名言を残している。例えば、 「我々はドブの中にいる。でもそこから星を眺めている奴だってい

          スローガンについて 【P_TREEのこと】

          こどものあそび場をたのしくするメディア 【P_TREEのこと】

          子供にとって「あそび」は生活のすべてだ。「あそび」から様々なことを学んで成長していく。そしてそれはそんなに長い期間の話ではないだけに、その貴重な時期の「あそび」の場がちょっとでも楽しくなるモノをデザインできたら楽しいだろうなと思った。 一緒に、あそびの場が楽しくなるコトやモノも紹介していけば、こどもにとっても親にとっても、さらにその周辺にいる人にとってもすごく意義のあるものなるんじゃないか…。これならデザイナーとして「こどものあそび場」をキーワードに「自前のメディアをつくる

          こどものあそび場をたのしくするメディア 【P_TREEのこと】

          こどもの成長に寄り添う 【P_TREEのこと】

          以前、三輪車のデザインをさせていただいたことがある。 これまでと(考え方が)違ったのは、紙や画面上のデザインではなく立体ということもあったが、一番はエンドユーザーが子供だということ。シンプルに「かわいい」「かっこいい」と感じられる、わかりやすいものでないと通用しないだろうと思った。 普通の大人であれば、(こう言うと相手が喜ぶだろうな)とか(ちょっとひどいなあ。でも今後のこともあるしやんわりダメだしするか)など、相手のこと、会社のこと、さらには自身のプライドなど、頭の中でい

          こどもの成長に寄り添う 【P_TREEのこと】

          デザイナーとして何をしたいのか? 【P_TREEのこと】

          P_TREEというサイトをやっているんですが、“そもそもなにがしたくてそのサイトをはじめたのか”ということを以前 Facebook のノートに書いたので、自己紹介を兼ねて転載してみます。 −− 本業はデザイナーです。 デザイナーとしてこれからどうやって生きていくか、また会社をどのように成長させていくかということをずっと考えていました。国内の市場がどんどん縮小しているなか、クリエイティブ会社としてこの先やっていくために何をすべきか、ということを。 個人的にはデザイナーと

          デザイナーとして何をしたいのか? 【P_TREEのこと】

          くり。てすと。ん?

          くり。てすと。ん?