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P_TREEのこと

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記事一覧

スローガンについて 【P_TREEのこと】

P_TREE のコンセプトを考えていたとき、たまたまこんな言葉を見つけた。 The best way to make children good is to make them happy. 子供たちを良い子にする最善の方法は、子供たちを幸せにすることだ。 オスカーワイルドというアイルランドの詩人の言葉だ。ちなみにこのオスカーワイルドさんは、他にもなかなかシニカルで示唆に富んだに名言を残している。例えば、 「我々はドブの中にいる。でもそこから星を眺めている奴だってい

こどものあそび場をたのしくするメディア 【P_TREEのこと】

子供にとって「あそび」は生活のすべてだ。「あそび」から様々なことを学んで成長していく。そしてそれはそんなに長い期間の話ではないだけに、その貴重な時期の「あそび」の場がちょっとでも楽しくなるモノをデザインできたら楽しいだろうなと思った。 一緒に、あそびの場が楽しくなるコトやモノも紹介していけば、こどもにとっても親にとっても、さらにその周辺にいる人にとってもすごく意義のあるものなるんじゃないか…。これならデザイナーとして「こどものあそび場」をキーワードに「自前のメディアをつくる

こどもの成長に寄り添う 【P_TREEのこと】

以前、三輪車のデザインをさせていただいたことがある。 これまでと(考え方が)違ったのは、紙や画面上のデザインではなく立体ということもあったが、一番はエンドユーザーが子供だということ。シンプルに「かわいい」「かっこいい」と感じられる、わかりやすいものでないと通用しないだろうと思った。 普通の大人であれば、(こう言うと相手が喜ぶだろうな)とか(ちょっとひどいなあ。でも今後のこともあるしやんわりダメだしするか)など、相手のこと、会社のこと、さらには自身のプライドなど、頭の中でい

デザイナーとして何をしたいのか? 【P_TREEのこと】

P_TREEというサイトをやっているんですが、“そもそもなにがしたくてそのサイトをはじめたのか”ということを以前 Facebook のノートに書いたので、自己紹介を兼ねて転載してみます。 −− 本業はデザイナーです。 デザイナーとしてこれからどうやって生きていくか、また会社をどのように成長させていくかということをずっと考えていました。国内の市場がどんどん縮小しているなか、クリエイティブ会社としてこの先やっていくために何をすべきか、ということを。 個人的にはデザイナーと

いいモノの基準 【P_TREEのこと】

世の中にはたくさんのモノや情報があふれている。でもそれは「安さ」だったり、「売れているもの」だったり、なんというか「消費」のための情報がほとんどだ。新しくつくるメディアでモノを紹介する場合、なるべくなら「消費」とは別の部分を大切にした「いいモノ」を紹介していきたいと思っている。 例えば、寸分違わぬ形に大量生産されたモノよりも、手作りだからこそのズレや違いのあるモノに感じる作り手の存在のようなものを大切にしたい、というようなことだ。とはいえ、売れているものはやっぱりいいモノな

デザインのものさし 【P_TREEのこと】

デザインという「フィルター」を通して、本当にいいものを紹介していく。これが、新しく始めるメディアの基本姿勢だ。 まずはその「フィルター」として機能すべき言葉を探していく作業から。自分はいったいどんなものを「いい」と思っているのか?ざっと思いつくままに書き出してみると… ・カタチなど見た目が良いもの ・コンセプトが良いもの ・日本、海外問わずユーザーに愛されている(支持されている)→ロングライフなもの ・作り手の思いが感じられる(考えや心がこもっている)もの 感覚的なこと

Love for kids! 【P_TREEのこと】

以下が P_TREE の考えるいいデザインの「ものさし」とでも言うべき4つの「グッドデザインの定義」だ。 1. LOVE for kids. – 作り手に愛があるもの 作り手の、こどもへの愛がつまっていること。そして、その愛が「モノ」から感じられること。 これはかなり感覚的なことなのかもしれないが、使う人のことをとても真剣に考えて創りだされたモノには、作り手の「愛」がデザインというカタチで染み出ているように思う。(愛という言い方がぴんとこなければ、「想い」に置き換えても