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「自分がどう動くか?」ではなく、「自分をどう動かすか?」で考える


約2ヶ月の長期出張から戻りました。

自宅近くの駅に着くと、ホッとしました。
どっと力が抜けた感じがしました。

それだけ、出張期間中は気を張っていたのだと思いました。

今回の出張では、
クライアントさんが抱える課題を沢山クリアすることができました。

誰もが一所懸命やっている。
誰もがチームのことを思ってやっている。
誰もが仲間を大切にしようとしている。

なのに、チーム内での問題は尽きない・・・。

これはどのチームにも言えますよね。
ちょっとした誤解やボタンのかけ違いで問題は起きます。

当事者だから見えていないこと、わからないことももちろんあります。
だからこそ、第三者の目、外部の目が必要とされるのですね。


私は、クライアントさんと関わる中で大事にしていることがあります。

それは、クライアントさんの問題解決や成果を作る時に、
「自分をどう動かすか?」で考えることです。

「自分がどう動くか?」

「自分をどう動かすか?」

言葉は似ていますが、全く意味が違います。


「自分がどう動くか?」は、近視眼的に状況をみています。
なので、自分の役割のみを考えて、最良の策は何かを考えます。

チェスでいうと、駒の一つです。

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「自分をどう動かすか?」は、全体を俯瞰してみています。
全体を俯瞰してみて、自分をどう動かせば現状が改善されるのかを考えます。自分の役割と周りの役割をみて、最良の策は何かを考えます。

チェスでいうと、プレーヤーです。

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「自分がどう動くか?」は、自分だけで成果を生み出そうとする思考。

「自分をどう動かすか?」は、自分と周りの人と力を合わせて成果を生み出そうとする思考です。

私は常に「自分をどう動かすか?」の思考で動きます。

なぜ、このような思考とするか。

物事をうまくいかせるためには、それぞれの役割の明確化と、
それぞれの役割に対する尊敬が必要であると考えているからです。

人にはそれぞれ役割があります。
役割は、その人が持つ長所や強みによって決まります。

それぞれが持つ役割を全うすれば、物事はうまくいきます。

まず自分の役割を理解する。
そして、周りの人それぞれの役割を理解する。

つまりこれは、
自分と周りの人が持つ、長所と強みに目を向けることになります。

自分と周りの人が持つ、
長所と強みを活かして成果を作ることになるのです。

自分だけで生み出す成果は小さいです。
しかし、周りの人と連携が取れれば大きな成果を生み出せます。

もし、物事に取り組む中で行き詰まりを感じたら、
「自分をどう動かすか?」という質問を自分に投げかけてみてください。

思いもよらなかった、最良の策が見えてくるかもしれません。


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