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イベントを止めて個々の力を伸ばす時期もある

イベント三昧の日々からの解放

そういえば、最近は全くイベントをやっていない。数人を集めてモニターツアーを昨年12月に実施したりはしているけれど、不特定多数の人を集める所謂「地域おこし」のためのイベントはおこなっていない。
コロナ禍の影響ではなく、意識的に排除してきた。数年前までは、毎月のようにイベントを実施して、毎週イベントの打ち合わせや連絡調整に奔走していたと思う。毎月数十人に集まっていただき、それなりの効果はあったのかもしれない。未だに、またイベントをやる時は教えてくださいね、と有難い言葉をいただくこともある。

でも、今の気持ちはイベントとは遠い所へ行ってしまった。そんなことを一度まとめようと思っていたところ、自分の気持ちを代弁してくれているようなノートに出会った。少し引用させていただく。時間のある方は一本まるまる読んでから、下に読み進めていっていただけると幸いです。

なんかそういうことを考えていると、「移住」ということ自体の足場がきっと揺らいでくるだろうなと思ってる。移住というのは本質的に、来てください!と言って来てもらうようなものではなく、そこに役割があるからやってくる、そこに好きな場所や人があるからやってくる、そういうことでしかないはずで、「移住を推進する」ということ自体が何かを本質的に見誤っている。
いい仕事があれば勝手に移住してくるし、おもろいことやってる人たちがいれば勝手に移住してきます。そしてそうではないところで何をどう移住させようとしたってうまくいくはずがない。
移住を増やそうと思うなら、超イケてる仕事をしている会社を一個作ったほうがいい(経済的にも)。

仮初めの「にぎわい」に惑わされないために

この記事では「移住」という切り口で考察されているけど、「地域おこし」と読み替えても問題ないと思う。
要は、にぎわいを作りたいからと言って、安易に人に来てくださいと懇願して、人を集めたところで、それは仮初めのものでしかないと言うことだと理解した。

イベントを何回も何回も繰り返すうちに、どうしても資金不足やスタッフ不足の壁にぶちあたる。その時にふと思ったのだ。
「一見、難しい問題に見えるけど、もし自分に力があれば100万円くらいポンと出して、すぐに解決できるな」と。力不足の自分が、ただでさえ本業が忙しい人たちに余った時間で必死にやってもらっている状況が、非常に申し訳なく、もったいなく見えた。

そこから少しずつイベントから離れて、今の状況に至る。
まずは個々の会社が、イケイケになって面白いことをする。そして、利益を上げて、自由に動かせるお金を増やす。そこがイベント通した「地域おこし」の出発点だと仮説をたてたのだ。

まずは自己鍛錬、レベル上げ後の楽しみにとっておく

まずは自分の会社(うちの場合は宿)をもっと盛り上げなくてはならない。イベントを実施することで疲弊し、その疲労がどこか満足感にすり替わってしまっている状況を打破したかった。

某Youtuber、某ワンピースではないが、それぞれに「修行」が必要な時期だと思っている。
そして、2年後に再びシャボン玉諸島みたいなところに集まって、LV5同士のパーティーだった仲間たちが、LV40同士くらいのパーティーになっていて、より自由で豊かなイベントが実施できれば、そこで初めて胸を張って「この地域に来てください!」と言えるような気がしている。

まずは、その第一歩として、私の宿をもっとワクワクすることのできる面白い宿にしていきたい。

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