仕事辞めて転職活動中
今まで
大学院に在学中に、小説家になりたいと思うようになった。
と言っても、思いはさほど強くない。
大学院を辞めて、近所の工場で6ヶ月間バイトをしていたが、そこも辞めた。
現在、無職で、就職活動中である。
在学中よりは、今の方がなんだか充実していて、楽しいと感じる。
楽ではないが……。
大学在学中
大学院は研究をしなければならない。だが、何もしなくても学年は上がった。
家でグウタラして、映画やアニメを見ていた。飯をたらふく食い、寝た。
正直、何もしてない。何もしなくても、誰に文句を言われるわけでもない。
指導教員の先生も何も言わなかった。
本当に楽だった。
だが、大学院の博士課程は基本的に3年間だ。
3年の終わりに近づいた。
留年するか。このまま辞めて、就職するか。この2択だった。
在学中、私の中で一番やりたいことは小説家になることだった。
でも、小説は少ししか書いていない。どこか文学賞に送ったわけでもない。『小説家になろう』や『note』にちょっと書いただけだ。
私には技術がない。小説をたくさん読めるわけでもないし、上手に書けるわけでもない。そう言い訳をして、グウタラしていた。
さて、もう研究のやる気をなくし、小説家になりたい人間が、留年するか就職をするか、どっちを選ぶのが正しいのだろう。
留年は擬似安定だ。あと1年楽できるけど、危機は迫っている。
就職すれば、安定した給料が入る。でも小説家としては全く違う道に行く。
おそらく留年を選んだら、同じようなことになるだろう。
だから、私は就職を選んで、工場でバイトをしていた。
大学辞めてから
工場でバイトを始めた頃は、なんかきつくて「こんなとこすぐに辞めよう」と思っていた。
人との関わりが少ない……単調な仕事……簡単すぎる仕事……給料が低い……などなど。
いろいろあったが、続けていくううちに「これでもいいじゃねえか」と思うようになり始めた。
慣れたのだ。
立川談志師匠の言葉
私はいつも、立川談志師匠の言葉を思い出す。
私は嫉妬をしているわけではない。
だが、
「己が努力、行動を起こさず」
「自分は安定する」
「本来なら相手に並び、抜くための行動、生活を送れば」
「行動を起こせない奴を俺の基準で馬鹿と云う」
ここら辺の言葉が、いつも頭の中で反芻される。
行動をしているつもりだが、やはり私は馬鹿だ。
現状は何も変わっていない。
就職活動中
今はバイトを辞めて就職活動をしている。
昔やってみたいと思っていた ITエンジニアになろうと、職を探している。
何度か面接をしたが、全部ダメだった。
未経験エンジニアを取ってくれる会社は全然ない。
理由はそれだけではない。
「何をやりたいのか?」
という企業からの質問に正確に答えられない。
だって小説家になりたいんだもん。
私は事実を言うことが苦手だ。
私は真実を言うことしかできない。
ITエンジニアになりたいの昔から思っていた。それは本当だ。今もできるならやりたい。
でも小説家になりたい。
面接は苦手だ。
自分の本当にやりたいこと
ITエンジニアよりは小説家になりたい。
でも、それよりも「本当にやりたいことがあるのではないか?」と考えることがある。
面接を受けていて、自己分析をして気づいたことがあった。
小中学校のとき、部活がきつかった。
コーチから虐げられていた。
親も怖かった。
とにかく自分は楽になりたかった。
そう、ただ楽になりたいのだ。楽をしたい。
自由になりたい。
これが根本にある。
これがあるから「ITエンジニアになれなくても……」「小説家になれなくても……」と思えてしまう。
所詮、人生は死ぬまでの暇つぶし(これも談志師匠の名言)。
反感を買いそうな文章だが……、
とりあえず今、私は小説家になりたい。
そう思っている。
今
何か目的が変わってきている。
自分の中では、小説を書くため、芸の肥やしみたいに思いながらも、紆余曲折中である。
今日、派遣バイトに登録をして、今度、日雇いのバイトをする予定だ。
これから
これからどうなっても、小説家になりたいと思ってから決めていることがある。
死ぬまでに小説家になる
とにかく私は、今やりたいことをやるしかない。
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