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【英単語1ヶ月1000個】精神論を排除した暗記法

このやり方に従えば、必ず英単語を「1ヶ月で1000個」覚えることができる。


注意

この方法は、できるだけ精神論を排除し方法論に落とし込んでいる。

しかし、毎日続けて最低1ヶ月かかる。
ポジティブに言えば1ヶ月だけで覚えられる。
だが、やはり1ヶ月は長い。
これを継続する方法に関して、私は考えていない。
だから読者には1ヶ月間耐えてもらうしかない。
これが唯一の精神論である。

これから本当にダラダラと説明するので、方法だけ知りたい人は目次から「英単語の覚え方」へ飛んでください。
無料です。(最後の最後で有料にするみたいな手口ではありません)

ちなみに

英語の土台を作ることが大きな目的だが、
本記事の目的は、英単語を覚えることである。

これを見て英語ができるようになるわけではない。

だが、英語ができるようになりたいなら、英単語から始めるべきである。

よく、海外の人は300語ぐらいで話しているという。確かにそうかもしれないし、それだけでうまくいく日本人もいるだろう。

でも我々凡人にとってはうまくいかない。ラクな方法を選んで失敗した例は、英単語に限らず、ダイエットなどもそうだ。
我々は多くの英単語を覚えておく必要がある。
ラクな方法でうまくいく人は天才だけだ。我々は凡人だと諦めよう。
まあ、天才だとしても、この方法はおすすめだけど。

とにかく、絶対に英単語覚えよう!

ちなみにこの方法は熟語にも適用できる。

準備しておくもの

必須

  • 英単語帳……ただなんでもいいわけではない。細かい条件がある(後述する)。赤シートは一生使わない。

  • A4の紙……赤シートの代わりに日本語を隠すために、折りたたんで使う。

任意

英単語暗記に関係ないのでなくてもいいが、あるといい。

  • ノート……A4推奨。正直な話、サイズはどうでもいいし、チラシの裏でもいい。(「【番外】雑念を振り払う」で解説する)

英単語帳の条件

英単語帳を選ぶ厳しい条件がある。
というのも、私の方法ではうまくいかない場合があるからだ。

以下が条件である。分かりづらいかもしれないので、後で図も載せる。

  1. 1ページに載っている単語数が8〜10個(それ以上多くても構わないが、多すぎないように。多くて20個まで。だが、8個を下回るのはダメ)。

  2. 単語が区画分けされている。

  3. 「英語」→「日本語」の順番に載っている。

  4. 総単語数1000個以上。(少ないからやりやすいとか、多いからやりづらいはない)

説明すると分かりづらいので、こんな感じのを買ってくれ。

英単語帳の例

英単語FORMULA1700 (東進ブックス 大学受験 FORMULAシリーズ)

何を選べばいいかわからない場合は、これを買って欲しい
上に書いた条件は、これを参考にした。
条件の他に、英単語のカタカナ読みが載っている(読みがわからないのは結構ストレスになる)。
以下ではこれを例に取って紹介する。

英単語FORMULA1700 (東進ブックス 大学受験 FORMULAシリーズ)

改訂版 TOEICテストTEPPAN英単語

改訂版 TOEICテストTEPPAN英単語

【音声アプリ対応】英検1級 でる順パス単 5訂版 (旺文社英検書)

英検1級 でる順パス単


赤シートは使わないと言った理由を説明しておく。
でる順の画像を見て欲しい。

「detect」の意味は「を感知する」「を発見する」となっている。赤シートではこれらが隠れるが、黒文字で書いてある「detection」「発見」は消えない(ヒントになってしまう)。私が紹介する方法では、これが後々大問題になってしまう。
なのでA4を折りたたんだ紙で日本語の部分を隠す。A4にしたのは、小さい紙だと透けて見えるからだ。

「英単語を覚える」とは

そもそも「英単語を覚える」とは英単語の意味を日本語で答えられるというのが定義だ。
日本語から英単語を言えることも大事だが、英単語を覚えられない人は、そんな余計なことは後回しだ。

この目的は変わらないが、もっと目的を明確にしよう。

二つあるので、これらを忘れず進めて欲しい。

その一:英単語の意味を、英単語帳に書いてあったそのままの日本語で正確に答えられる。

FORMULAの例(下の画像)でいうと、英単語を覚えるということは
「surrender」の意味は「降伏する」「降伏」』
と覚えているということである。
言い換えるなら「降参」と答えてしまったら覚えていない、ということである。ちなみに「降伏」だけのように「降伏する」を忘れていたり、
『「降伏」「降伏する」』のように、順番が逆になっているのも不正解である。
英単語を覚えるというのは、その単語帳に書いてあったそのままの意味をその順番で正確に覚えることなのである。

授業とか友達との会話で「surrenderってどう言う意味だっけ?」と聞かれたときに「FORMULAには『降伏する』『降伏』って書いてあったよ」と答えられるようになろう。

他の例を挙げる。
「please:喜ばせる」と書いてあれば「喜ぶ」と答えれば不正解である。(特に感情動詞は「させる」系が多いので、この覚え方は重要になってくる。「pleased」で「喜ぶ」になる)

その二:どうしても覚えられない単語を厳選する。

「さあ、単語を覚えよう」と真っ先に始めることは、
覚えている単語覚えていない単語を選別してチェックボックスに。
だが、真っ先に始めることではない。
先ほどの「surrender」の例もそうだが、覚えているけど覚えていない単語が多くある。そこで雑になってしまう。
だから、チェックボックスに入れるのはこの作業の最後である。

簡単に方法を紹介しておくと、英単語帳を1ヶ月間で6周する。
1〜5周までは覚える期間で、
6周目で本当に覚えられない英単語を探し、その英単語のチェックボックスにチェックを入れる。

英単語の覚え方

お待たせしました。やり方を紹介します。
覚える方法スケジュールを紹介します。
1日に覚える個数などはスケジュールに説明がある。
ちなみに1日200個である。

覚える方法

大まかに言うと、

  1. 1ページ10問のクイズに全問正解するまでやり続ける。

  2. 全問正解したら、さっさと次のページに行く。

(FORMULAを例に取っているため1ページ10問だが、1ページ8問の単語帳の場合は8問クイズで構わない)

これだけだ。
注意して欲しいのは、やり続けていると「これでいいのかな?」「ちゃんと覚えられてるのか?」という疑問が湧いてくる。とにかく全問正解するということが目的なので、気にしない気にしない。
次のページに行ったときに、もう前のページのことなんて覚えてなくても恐れるな(むしろ、さっさと忘れていい)。

さて、クイズに全問正解するということについて解説する。
画像と一緒に見ていこう。

1:まず、日本語の部分を隠す。

2:英単語の意味を答える。
わからなかったら、意味を見る。
わかってたら、できれば声に出して答える。「サレンダァ降伏する降伏」みたいに。

3:全然わからなかった場合は「サレンダー降伏する降伏」と3回以上連呼する。(動詞、名詞などは無視していい。熟語もあるが無視)
とにかく赤文字(単語帳によっては太文字)の部分を覚える。また、正確に覚えること。前述したが「降参」などは(意味が同じだったり近かったりしても)不正解である。「降伏する」「降伏」と正確に、この順番で覚えること。

そしたらさっきと同じ手順で「attraction」の意味を答える。

4:わからなかったら「アトゥラクション魅力呼び物」と3回以上連呼する。
次の単語へ。10問答えるまでやる(先頭に戻ってsurrenderからやる必要はない)。

5:10問クイズが終わって、全問正解できなかったら先頭に戻ってやり直す。
全問正解できるまで、これを繰り返す。

いわば、カンニングし放題の10問クイズである。

禁止事項

・チェックボックスには記録しない。
・不正解を紙に書いて記録はしない。「わからなかった。もう一周か」ぐらいのノリ。
・覚えることを意識しすぎない。「覚えよう覚えておこう」と、頭から英単語がこぼれないように意識しすぎるとストレス溜まるし疲れる。

重要なのは10問クイズを何度も解き直すことだ。わからなかったら「振り出しに戻る」みたいなことはしなくていい。

スケジュール

  • 1ヶ月1000個覚えることを目標に

  • 1日200個覚える。

  • 5日で1000個覚える。

  • これを6周やる。5日×6周=計30日間。

1日300個でも、1日100個でもダメ。絶対に1日200個。
(ページの途中で200番目が終わってしまうことがある。そのことに関しては「心配事や疑問」の「200個やろうとすると、ページの途中で終わっちゃう」で後述する)
「今日は100個・明日300個やって辻褄を合わせよう」もダメ。

必ず毎日やること。

1〜3周目ぐらいは200個を覚えるのに1〜2時間くらいかかる(もっとかかるかもしれない)。
続けると、だんだん早くなってくる。
4周目ぐらいから早くなると思うけど、全然早くならないくても落ち込まないで。

ちなみに私は、1周目は1時間半くらい、6周目は10〜20分くらいだった。

6周目のとき追加でやること

10問クイズをして正確に答えられなかった単語のチェックボックスにチェックを入れる。

これ結構重要。この英単語を覚える作業の目的の一つとして
「覚えられない単語」の選別がある。

マジで、全然覚えられなかった単語を抽出すること。これが大きな目的である。

スキマ時間で出来ることなんて限られる

※受験まで時間がない人専用

よくスキマ時間を活用と言うが、何から手をつければいいかわからない。
教科書読んでも、スキマ時間では何もできない。短時間で理解できるなら、そいつはもうとっくに勉強できている。
それに英単語覚えようにも、私が紹介しているこの方法は適さない。この方法は、机の上で、誰もいないところでできればやって欲しい。もちろんファミレスとかでできないことはないが……。

じゃあ、スキマ時間で何をすればいいか
チェックボックスに入れたマジで覚えられなかった単語を覚えるのに使って欲しい。
覚えるといっても、英単語の意味を目に入れておくだけでいい。
このときは必死で声に出して覚える必要はない。
また、例文を読むだけで、すぐ定着する。
(すぐ定着するのは、6周終えた後だから。最初っから例文読んでも全然意味がないことに注意しておこう)
6周終わった読者は、そこまでしなくても覚えられるはずだ。

今後やるべきこと

6周終わったらすべきこと。

スキマ時間で覚えられなかった単語を覚える。
と言ったが、それは高校3年生の大学受験直前(秋ぐらい)の話である。

もし、余裕があるならそんなことをする必要はない。

6周終わったら、7周8周……と何周もすべきだ。
英単語を覚えるとは、英単語帳に書いてあったそのままの日本語を正確に答えられることである。

「Apple」を「りんご」と訳さなくても「Apple」単体でりんごが思い浮かぶと思う。
私の高校のときの英語の先生が授業で言っていたことを思い出す。
「英文はそのまま読め」
英文を読むときは、単語はそのまま受け取り、そのままの順番で読めるようにならなければならない。という意味です。
単語帳に書いてある英単語を読んだときに「え〜っと」とか入らず、即座意味が言えたり、単語を聞いただけで意味がわかるようにしたい。

これが定着するまでには、6周では実は足りない。
できれば、100周ぐらいしたいものである。

でも、これはそんなに難しいことではない。
というのも、1日1周1000個でイケると思う。
200個5分ぐらいだとすると25分で終わる。
これを100周するので100日だ。受験まで3ヶ月なら、十分だ。
最低30周はしてほしい。

ちなみに、単語帳に残りの単語があったらそっちをやるように。

2冊目

1冊の単語帳を完璧に覚えたら、2冊目の単語帳を選ぶ。
できれば、1冊目よりも難易度があり深い単語帳がいい。

2冊目も同じスタンスで覚える。
「その単語帳に書いてある意味を覚えること」
つまり、1冊目の単語帳に「surrender」「降伏」と書いてあっても、
2冊目が「surrender」「降参」と書いてあったら、そっちで覚えること。
あくまでも「その単語帳にはこう書いてある」と言えるようになることを目標に。

心配事や疑問

英単語を覚えている間、いろいろな心配事が出てくる。
想定できる心配事に、コメントしておく。

「全然覚えられない……」

3、4周目ぐらいで覚えられないのは当然である。でも、5周目くらいで効果がわかってくる。

「覚えてなかったことにイライラしてくる」

覚えてないのは当然です。その場で覚えて、10問クイズに全問正解するのが目的です。
人はすぐ忘れます。忘れてしまってもいいんです。

特に2周目がイライラしてくると思います。全然覚えてないことに、本当に苛立ってきます。
ただ、1周目よりほんの少しスピードが上がっています。全然気づきませんが。

人間は見たものをすべて記憶してるんじゃないか、という勝手な持論があります。実は1周目の時点で全ての単語を記憶してるのではないかと思っています。
つまり、情報は頭に入ったけど、それを引き出せないだけなんじゃないかと勘がています。
この場合は、単語は頭の中に入った(覚えた)けど、それを引き出せない(思い出せない)んです。
「覚えた」と「思い出す」は少し違います。

「あとちょっとで思い出せそう……」

あーあるある。時間かければ思い出せそうな単語ってあるよね。
でも制限時間を決めておこう。明確にはないけど、8秒ぐらいで思い出せなかったら、さっさと答えを見て次にいこう。

「英単語が出てきたら瞬時に、1秒以内で答えられないといけないと聞きました」

1〜4周目でこのような疑問が浮かびます。
確かに、瞬時に答えられるようになるのは一つの目標です。長文読解などは時間をかけられません。

ですが、気にしなくていいです。

6周やれば、ほとんどの単語は瞬時に思い出せます。

「覚えた気がしません」

当たり前です。完璧は難しいです。
英単語を1000周して、アメリカ人と会話しまくって、英字新聞読めるようになって、アカデミー賞でスピーチぐらいまでいけば、覚えた気になれます。でもそんなことをやっている暇はありません。
正直な話、何かやろうとしても100%にすることは難しいです。
例えば、小説家や画家、エンジニアも皆んな皆んな完璧を目指そうとしてもうまくいかないのが現状です。
とりあえずやることをやってから、完璧を目指す。こういう姿勢でいきましょう。
つまり、我々がやるべきことは、覚えた気になることではなく、
私の方法をとにかく終わらせることです。

覚えようと頑張りすぎないでください。先ほども言いましたが、1ページ10問クイズに正解して次のページに行った時は、もう前ページに全問正解できなくても構いません。
その瞬間だけ全問正解できればいいです。

「実際に英文を見たときに思い出せないかも……」

そんなことは先の話。今は「英語の勉強」じゃなくて「単語の意味を覚える」ことに集中しよう。これができたら完璧。ゴール。

「日本語から英語に変換できないんじゃない……?」

できる保証はありません。
とにかく土台を作ることが

「場所で覚えてる気がする……」

やってみるとわかるが、別の単語のおかげで、ある単語の意味を思い出せる瞬間がある。
理屈がよくわからないし、説明もできないが、たまに起こる現象である。
例えば、
「passive」「受動的な」
「spectator」「観客」
と並んでいたときに、「spectator」の意味が思い出せなくても「passive」「受動的な」から記憶が呼び覚まされることがある。
「この場所に、この単語があったってことは、そうだ!」みたいな。

これはいいのかという心配だが、全然いい。問題ない。
一応覚えているんだから。

「『〜を食べる』とか『(時が)過ぎる』と書いてある場合は『〜』をどうしたらいい?」

単語帳や熟語帳によるが、英語の意味に『〜を』がついていたり、意味を明確にするために補足で『時が』とか書いてある場合がある。

例:「go by」の意味が「(時が)過ぎる」
→「時が過ぎる」とそのまま覚えましょう。
例:「unlike」の意味が「〜とは違って」
→「なになにとは違って」と覚えましょう
例:「scarcely」の意味が「ほとんど……ない」
→「ほとんどなになにない」と覚えましょう

ただ、熟語帳のように性質上、「〜」が多くなる。よって「なになに」だらけになって、かなり疲れる。
熟語帳は「なになに」は言わなくていいし、覚えなくていい。
「stand by〜」は「〜を支援する」という意味だが「スタンドバイ支援する」と覚えれば良い。
だが、真ん中が「〜」になっている場合は「なになに」をつけること。
「burst into〜」は「突然〜する」という意味だが「バーストイントゥ突然なになにする」と覚えること。

「別の品詞や熟語がセットで載っているけど、それも覚えた方がいい?」

覚えなくていいです。
写真のように英単語帳には、別の品詞や関連する熟語などが赤文字で載っています。
このようなのは先の話なので、今は覚えなくていいです。こう言うのを覚えようとしたら、後で嫌になってきます。
とにかく、強調されているところだけを覚えましょう(写真の場合は赤文字で太文字)。

「語源の説明や例文、解説とか書いてあるけど読んだ方がいい?」

読まないでください。
読みたいんだったら、200個やった後に読んでください。読み始めると意外と終わらないので、とにかく先に200個終わらせましょう。

ちなみに、例文がある場合は、6周終わった後に、覚えられなかった英単語の例文を読むといいです。
例文を読むだけで、意外と定着します。

「1日20個の方が着実なんじゃない……?」

無理です。1000個覚える場合、1日20個とすると50日かかります。
50日後には1日目の20個は完全に忘れてます。
さらに、これを6周やったら300日かかります。
それに、時間を無駄にはしたくありません。絶対に1日200個にしてください。

「1ヶ月1000個って絶対に……?」

1000個は必ずやってください。目標を変えすぎると、どんどん雑になってきます。
単語帳数が1700の場合は次の質問で答えます。

「200個やろうとすると、ページの途中で終わっちゃう」

その場合は1ページやり切ってください。
例えば1番目から始めると、200番目が途中のページで終わる場合があり、201番目がそのページの途中から始まるので、非常にやりにくいです。ですから、1ページやり切っていいです。

実は、1ページ8〜10個と設定した理由の一つとして、8個の場合と10個の場合は両方とも、ちゃんと200個でページが終わるようになると考えたのです。ただ、この場合でも途中解説が入ったりして、ズレることはあるので厄介です。また、1ページ9個の単語帳もあるのですが、製作者が意図しない限り、これに関しては絶対200個になりません。
だから私はFORMULAばかりを推しているのです。これは無駄がありません。

始める前にパラパラとめくってみて、200個ずついけないと思ったら、大体200個になるようにページで分割しましょう。
分割したら、ページの角を折って目印をつけておくか、付箋か何かを貼ってわかりやすくしておきましょう。

「単語帳の収録語数が1700個の場合はどうすればいい?」

まず初めに1ヶ月1000語やってください。
そしたら、次は残りの700語だけでいいのでやってください。
このとき注意して欲しいのは
1日目:200個、2日目:200個、3日目:200個やると、
4日目は100個しか残っていません。
このときは、1日目の最初の100個を追加して200個としてもいいですし、4日目だけは100個にしても構いません。
ただし、1ヶ月1000個をクリアした人だけです。

「単語帳の収録語数が1100個の場合はどうすればいい?」

その場合は、1日220個にする。

「単語帳の収録語数が1010個の場合はどうすればいい?」

その場合は、通常200個やって1日だけ210個やる。

「単語帳の収録語数が1200個の場合はどうすればいい?」

その場合は、1日200個で1周6日にする。その場合1200語覚えるのに36日かかる。

「単語帳の収録語数が……?」

もうFORMULA買え!

「(4周目くらいで)もう覚えたしやめようかな……」

ダメです。続けてください。ちゃんと、6周終わらせてください。

「(6周目くらいで)200個10分くらいでいけたし、あと800個やっちゃおうかな」

確かに1時間かからず、1000個終わります。なんなら30分もかからないと思います。
でも、必ず1日200個と決めてください。
決めたことから外れないでください。こういうことからダラけてしまいます。

まとめ

目標

1ヶ月1000個覚えることを目標に

「英単語を覚える」とは

その一:英単語の意味を、英単語帳に書いてあったそのままの日本語で正確に答えられる。
その二:どうしても覚えられない単語を厳選する。

覚え方

・1ページ10問クイズに全問正解するまで答える。
・大体合ってるは無し。答えと意味が近かったり、意味が同じでもダメ。正確に載っている順番で覚える。

スケジュール

・1日200個。5日で1周。
・6周する。
・6周目は覚えられなかった単語にチェックする。

スキマ時間

・6周目で覚えられなかった単語はスキマ時間で確認する。

余力があれば

もし、もっと完璧にしたいなら別の単語帳を買って、この方法をやるといい。
特に「日本語から英語に変換」や意味を即座に思い出すことに関しては、
例えば大学入試やTOEICでは重要になってくる。高得点を狙いたいなら、複数の単語帳をおすすめする。また英会話に関しては、言葉がすぐに出てくるようになるので、この方法はめっちゃいい。

【番外】雑念を振り払う

「準備しておくもの」のところで、A4ノートを用意して欲しいと頼んだのだが、その理由を説明する。

英単語暗記や勉強をしていると、いろいろ頭の中に浮かんでくることがある。

「この単語の発音がわからないからネットで調べたい」「語源が気になる」など英語の勉強としては重要だけど目的からズレていることや、
「〇〇からの連絡まだかなあ」「ツイッター見たい」「腹減った」「戦争はなぜ無くならないのか」「後であれやろう」とか、そういう勉強に関係ないことまで頭に浮かんできてしまう。

人間の脳は大量の情報を覚えておくことができるが、複数のタスクは覚えて置けない。でも、人間はこれを覚えておこうとしてしまう。
勉強はやりたいことではないが、頭に浮かんだことはやりたいことなので、やりたいことを優先してしまう。
「あれやろう」ってなったらやらないと気が済まない。

勉強しているときに雑念が邪魔をしてくるのだ。

これを解消する方法を解説しておく。簡単だ。

「〇〇やろう」とか「腹減った」とか「語源が気になる」とか頭に浮かんだら、それをノートに書く。
とにかく思ったことをノートに殴り書く。
丁寧に書こうとしない。
枠から外れて書いていい。
文章の構成とか考えなくていい。
思ったままノートに書いて、ノートにタスクを保管しておく。
いまやるべきことは勉強であって、
これらのタスクは全て後にやることだ。

「ひっこしメンドイ」とか「本読みたい」とか、こんな感じで思いついたら書いていって、今考えていること後でやろうと思ってることを頭から排除して忘れる。

これだけでも、雑念は振り払える。

実は、何か学びたいときに「思ったことを書く」というこの方法が活用できる。
雑念を振り払う以外に、理解する方法としてもこれが活用できるのだが、これは別の記事にしておこう。
だがやることは簡単だ。「思ったことを書く」に加えて「わからないことを書く」だ。


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