友達の命日

2011年7月13日。完全に忘れていた。ニュース見て思い出した。今週は友達の命日だったのに。まずは当時のmixiで書いた日記をどうぞ。

【今月13日に親友のふっきーが亡くなりました。

信じられないし、信じたくもないけど何となく現実を受け入れられるようになってきました。

ふっきーとは大学2年のときに知り合いました。

大学にお笑いサークル『ア☆テンション』を作ってくれて僕がそこに入会したのが知り合ったきっかけです。

ふっきーのお陰で僕の退屈な大学生活は楽しく過ごせるようになりました。

感謝の気持ちでいっぱいです。

大学時代は一緒にライブやったり、サークルで旅行に行ったり、鍋したり、女の子を紹介してもらったり、一緒に授業出たり、花火を見に行ったり…思い出がいっぱいです。

ふっきーがデザインしたサークルのTシャツの件でケンカになったこともありました。

でもケンカしたのはそれ一回だけであとはお互い傷つかないよう発言に注意し…ある種空気を読んだ付き合いというかそんな感じでずっと仲良くいられた気がします。

卒業旅行も山ちゃんと3人でグアムに行きました。

グアムでのふっきーは日本では見られないテンションの高さでした。

ホントに海外が好きなんだなって思いました。

背中にオイルを塗ってくれって言われたときは弱冠興奮しました(笑)

朝、起きたら僕の足にペディキュアが塗られていました。

ふっきーの無邪気さにイラッとしました(笑)

卒業してからは遊ぶ機会がだいぶ減ったけどたまにライブ見にきてくれたり、家に泊まりに来たり、ふっきーと一志の家に山ちゃんと遊びに行ったり、最近ではナックルボーラーズや疾風迅雷も見にきてくれました。

そんでここ2ヶ月くらいは、不思議なくらい毎週のように遊んでいました。

遊ぶのが楽しすぎてライブの出順を早めてそそくさと帰るという最低な行為もしました。

芸人としては失格だけど変な話、そんくらい一緒に居て楽しかったです。

だいたいいつも、仕事が4時くらいに終わるから5時くらいに僕が駅まで迎えに行ってそこで合流してうちでダラダラするだけなんだけど。

YoutubeでAKBを見たり、ネプリーグを見ながらクイズに答えたり、お互いの過去の日記を見て死ぬほど恥ずかしがったり、大学時代の写真を見て懐かしんで笑ったり、2人で小説を書いたり、下ネタで盛り上がったり、1回でいいから抱かせてくれ!と言って断られたり、頼み込んで添い寝してもらったり、一緒に冷しゃぶやキムチ鍋やチヂミを作ったり、焼き鳥屋に行きまくったり。

そんで毎回、一志が帰ってくるからってことで10時くらいにふっきーも帰るって感じでした。

ふっきーは乗り換えが嫌だからって言って、代田橋から明大前まで歩くって言うから僕も明大前まで歩きました。

一駅だけど結構距離あってその間も将来のこととか色々喋りました。

ふっきーはブログで「MORIたんが私のことどう思ってるか知らないけれど、私は数少ない親友の一人だと思ってますよ☆(´∀`*)」って書いてくれたことがありました。

そう思ってくれたことは凄く嬉しいんだけど僕にとってふっきーは親友以上の存在でした。

親友以上っていうのは「こんなに顔もかわいくてスタイルもいいのに俺みたいな不細工ボロアパート住みキモデブ芸人と一緒に居てくれて、尚且つ女の子と話すのが苦手な俺でもちゃんと何でも話せる貴重な存在」だったからです。

ふっきーが居なくなって寂しいです。

はっきり言って最近ではふっきーと過ごすのは生活の一部でした。

ホントに残念でなりません。

でも家族や一志はもっと悲しいだろうし辛いと思います。

わずかではありますが力になれればと思います。

16日、ふっきーの火葬に行ってきました。

本当は14日にうちで録画したw-indsが出ているミュージックフェアを一緒に見る予定だったので2日遅れの再会となりました。

ア☆テンションの仲間や青木隆治が好きなふっきーのお母さん、w-inds仲間やモデル学校の友達が来ていました。

いつも話に聞いていた人達を目の前にして不謹慎だけど「ああ、この人が噂の…。」って感心しっぱなしでした。

帰りにア☆テンションの皆で久しぶりにメシを食って思いつきで帝京大学に行きました。

大学時代を思い出して懐かしくなりました。

ふっきーと来たかったなって思いました。

秋田であるお葬式には行けなかったけど、僕はずっとふっきーのことを忘れません。

今は気持ちがあんま整理できてなくて今後どうやって生きていくのが正しいのかわからないけど、ふっきーが天国で安心できるような生き方ができるように努力していこうと思います。


ちなみに一志やふっきーには言ってなかったけどふっきーをモチーフにしたネタがあってそのネタを先日久々にライブでかけたらダダ滑りしました!(ホントはおもしろいネタなんです!事務所ライブで1位も取ったし!)

万が一、奇跡的に今年のR-1で決勝に行けたら完全に僕の自己満足だけど、やると思います!!

それまでにもっと面白くしときます!

じゃあ、次逢うのは50年後か60年後かわかんないけどとりあえず一旦さようなら!

楽しくて素敵な時間をありがとう!! 】




こんな日記書いていた。一生忘れないとか言いながら今日まで忘れていた。ごめーん!

この日記を読んでも意味わからんとこ多いと思うのでざっくり説明するとふっきーというのは大学の同級生の女の子。

帝京のミスコンで準ミスに選ばれるくらい顔立ちも整っていてスタイルも良かった。

そしてお笑いサークルア☆テンションの創設者。

最近でもたまにお笑いライブで「MORIYAMAさんってア☆テンションの創設者なんですね!知りませんでした!僕もア☆テンションなんです!」って言われることあるけど実は僕は初代会長ってだけで創設者はふっきー。いちいち10個以上年下の後輩に「創設者死んじゃったんだよねー。」なんで言うと凍っちゃうんで言わないけど実はそうなのね。

ふっきーには一志という彼氏がいて一志はア☆テンションの2代目会長。1個下だね。

2人は大学卒業後もずっと付き合っていて一緒に暮らしていて理想的なカップルだった。

2人でお笑いライブ見にきてくれることもあったし僕が2人の家に遊びにいくこともあった。

ふっきーが死ぬ直前の2ヶ月くらいはよく僕の家にふっきーが遊びにきていた。

秋田出身のふっきーは震災の影響もあって心が弱っていたのか。はたまた一志と上手く行っていなかったのか。将来に不安を感じる時期だったのか。まあその辺はわからないけど仕事終わり毎週のように僕の家に遊びにきていた。

そしてふっきーが死んでしまった日。僕はライブのMCでふっきーの誘いを断っていた。

もしも断っていなければ。なんて考えることもある。悔やんでも悔やみきれない。

でも生きているうちに一生懸命生ききるしか後悔しない方法なんかないんだろうな。

それで死ぬならしゃあない。と今は割り切っている。

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