何年目から場当たり前の全員集合の挨拶でボケていいのか?
久しぶりにライブに出てふと思った。
何年目から場当たり前の全員集合の挨拶でボケていいのかってことを。
もちろんこれを読んでいる地下芸人以外の人は訳が分からないよな。
地下芸人はライブ前に謎の習慣【全員集合してみんなの前で名前呼ばれて挨拶する】がある。
僕が地下ライブに出始めたのは13年くらい前なんだけどその時からすでにあった。
その挨拶というのは場合によってはそこでネタのきっかけを発表することもあるしただの点呼のときもある。
上記の2つのパターンはまだわかる。ちゃんと意味がある。ただ名前呼ばれて「MORIYAMAです!宜しくお願いします!」と挨拶してみんなが拍手するパターン。この習慣の意味が僕はあんまりよくわからない。
事務所ライブや芸人が主催者の場合はあんまりこれをやらないんだけど主催者を専門としている人が主催者の場合は結構な確率で行われる。特に中野新宿界隈。
顔合わせという意味合いが強いんだろうけどなんか昭和っぽくて嫌だなって思ったりもする。
だって19時スタートでなんなら20時から出番なのにこれをやる為だけに17時入りすることもあるんだよ?
やはり昭和だ。うん。昭和。
じゃあ本題。
この挨拶のときにボケる芸人がいる。僕はこのボケる芸人を物凄くリスペクトしている。
みんな「面倒くせえなー!」と思いながらやっているこの謎の習慣に一服の清涼剤を与えてくれる優しいボケ。
とても助かる。
ただこのボケというのは若手はあまりやってはいけない感じがする。
なぜなら生意気な感じがするから。
やっぱりある程度芸歴を重ねたベテラン芸人がやらないと面白くない。
じゃあ何年目からやっていいのか?非常に難しい問題だけど…。MORIYAMAは2年後くらいかなって思っている。
つまり38歳くらいになったらやっても良いと思っている。
ちなみに言っておくが決して積極的にやりたい訳ではない。
真面目な話。これはやらなければいけないのだ。
芸歴を重ねた芸人と言うのは喋らないだけで
怒っているように見えたりもする。
だから積極的にボケることで後輩達の緊張を解かなければいけないのだ。ライブを成功させるためにも。
もちろん後輩達の笑い声はウソである。嘘笑い。
でもそんなのどうだっていい。後輩達は笑うことで「先輩ご機嫌になったな!よし!」となる。
そうやって先輩は神輿に担がれるべきなのだ。いや!担がせてやるのだ!
たまに先輩で絶対に神輿を担がせてくれない人がいる。
いつまで経っても「僕なんか全然まだまだなんで。」と言って謙遜する先輩。
果たしてこの先輩は良い先輩なのか?いや、全然良い先輩じゃない。
後輩は結局こういうバリア貼りまくりの先輩が一番絡みづらいのだ。やたら敬語使う先輩。
だからむしろ「おい!先輩のお通りだい!」という先輩の方が扱いやすくていいのだ。
結局何が言いたいかというと芸歴をある程度重ねた芸人はちゃんと場当たり前の全員集合の挨拶でボケなさいってこと。
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