アイデア売ります。

世の中の製品は実に多くのプロや専門家が多くの時間と労力を費やして生み出したものだ。

電化製品も文房具も料理もそのプロセスは同じと言えるだろう。
そして、もう一つ同じものがある。
それは、 何も知らない人からのアイデアがきっかけとなることがある、ということだ。

私自身機械系の開発設計をしてきたが、これには同意する。仕事を知れば知るほど、コツを掴めば掴むほど本質を見抜いてしまうのだ。これは能力であり、プロなら誰しもが陥る現象。
なら、その職には関係のない人事のアイデアや総務のアイデアを借りれば良いのでは? と思うかも知れないがそうでもない。
結局、製品を長く知る人はなんだかんだで固定概念が付いてしまい、無難なアイデアを出しがちなのだ。

よく新人のアイデアは価値がある、と言われるがそれも意外とそうでもない。製品自体の知識はほとんどないが専門知識はあるのでやはり無難な考えしか出てこない。

では、どういう場合にアイデアは出てくるのか、というと散々言われ尽くしたイノベーションがそこに関係してくる。
現代のイノベーションは別領域である2つの要素を掛け合わせたものだ。お堅いイメージの製品と女性向けの可愛いデザインを掛け合わせるのも1つのイノベーションだろう。
ただこのアイデア、特に後者の女性向けの可愛いデザインはそれを知っている人間がチームに居ないと普通は出てこない。普段から女性向けジャンルに興味を示す人物もしくは周囲にそういう人がいないと発想として出てこないからだ。

ということは、イノベーション的なアイデアや現在抱える課題を解決にはやはり外部から新しい知識を率いれる必要がある。
できれば製品ジャンルには程遠い知識を持ちつつ、製品への理解力が高い人ほど有効だ。理解力というのは、単にアイデアを出すだけでなく、掛けあわせられる要素を提案してもらいたいため。
ジャンルが違うだけなら適当な展示会にでも足を運べばいくらでも転がっている。それをどう掛けあわせるのか、どうしてそれを掛けあわせたいのかがアイデアの本質だからだ。

さて本題。

私は機械系工学を中心に、脳認知、脳科学、イラスト、漫画、情報雑誌、舞台、声優、ライター、プログラマーと実に幅広いジャンルで活動をしている。
働いていた会社でもアイデアマンと呼ばれるほどその会社では出てこなかった課題解決策を提案してきた。
もちろん、実現不可能なアイデアもたくさんあるが、そもそもその考え自体を出す人がいなかったため、上司の拒否理由はどう作ればいいのか想像つかないから、という実にくだらない理由ばかりだった。
それくらい、私のアイデアは突拍子もなく良くも悪くもふざけたものだったのだろう。

今現在、どうやって解決したら良いのかわからない課題がある人がいれば相談してみてほしい。
きっと力になれるはずだ。

何か少しでも興味をもって頂ければ幸いです。 サポート頂いたお金で大好きなラーメンを食べたいと思います。ラーメンを食べさせてください!