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2022/7/11 コンサルタントが知っておくべき資金調達術


今回は、2022年7月11日に行われたリベコ代表理事の森田昇さんによる「コンサルタントが知っておくべき資金調達術」のご紹介です。

個人の起業や副業には、資金(融資)は基本的には不要ですが、規模が大きくなったら必要です。それと、自分が学ぶための自己投資は必要です。

キャリアコンサルタントがクライアントから独立起業について相談を受け、どの程度お金がかかるかを質問されたとき、自分では答えられなくても、答えてくれることができる方につなぐ際の知識として今日の講座を活用して頂きたいと思います。

中小企業の悩みの7~8割は売り上げと利益を増やしたいということです。キャリコンが関わる悩みは、経営者と社員の間のずれや、会社のビジョンに関することですが、その前に、売り上げや利益が確保できていないと、話を聞いてもらえないので、先ずは目の前の悩みを解決してあげなければなりません。

スモールビジネスはどこに資金を掛けるか? 森田さんは、HPやプラットフォーム(ぐるなび、ホットペッパー等)と考えています。HPやプラットフォームは、SNS等で集めて来た見込み顧客を導いて行く先として必要です。検索されるためにも、HPやプラットフォームが必要なのです。

資金調達には、カードローン、助成金、補助金、融資等があります。森田さんの初期の頃の資金調達の履歴が紹介されました。ほぼ自己投資で、カードローンです。助成金は、人を雇用して初めて使えるもので、スモールビジネスには向きません。補助金は経費の補助なので、そもそもお金を持っていないと補助金は使えないのです。融資には信用が必要ですから、起業当初には利用し辛く、やむを得ずカードローンの利用となったのです。

一番望ましいのは融資です。カードローン後の、森田さんの融資履歴も紹介されます。融資を受けた理由は、融資でも何でも、現金を持っている企業が生き残るという原則があるからです。

融資についてまとめると以下の通りです。
・融資は信用。借金とは捉えない
・融資を受けるには、売上が最も大事。
・営業利益は赤字でなければ、銀行からは大して言われない。
・日頃から資金繰り表で財務状況を把握しておくこと(いつ、いくらのお金が入って、出て行くかを表にする。エクセルで良い)。

私達キャリコンがお金の相談を受けたとき、資金調達できる体質の会社であれば、融資コンサルを紹介、できる体質になっていなければ、FPを紹介して体質改善を提案すれば良いのです。このように、他者をつなぐことで、私達の信用が上がるのです。

「リベラルコンサルティング協議会」
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