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2022/2/14 コンサルタントが知っておいた方がいい文章術

【コンサルタントが知っておいた方がいい文章術】

今回は、リベコの理事・矢萩邦彦さんが2月14日(月)に開催した講座『コンサルタントが知っておいた方がいい文章術』についてご紹介します。

「ニュースで考える」から講座は始まります。テレビ番組で、コンビニのおにぎりを酷評した有名シェフがいます。彼の態度が偉そうな印象を与えた部分がネット上で強調されたためか炎上し、そのシェフのレストランの評価が急激に下がったのです。

トンガの噴火の際には、神奈川県の防災システムの津波アラートが夜中に鳴り続けるという障害が発生しました。黒岩知事はツイッターで、業者に責任を押し付けるかのような発言をし、この誤報のお陰で寝不足だとつぶやきました。これも炎上しました。

短い文章であってもその人の人間性が伝わる、ネット上では発言の一部だけが切り取られて強調されることがあるということが、これらのことから得られる教訓です。

コンサルタントは、炎上しない文章、分かり易い文章を書くことが大事です。そのためには、クライアントの話をじっくり聴き、本当に思ったこと、感じたことを書くのです。

基本は以下の3つです。

①言いたいことが伝わる文章:1センテンス、1メッセージで、一度に沢山のことを言おうとしない。

②読みやすい文章:改行、余白、ひらがながキーワードです。ひらがな8:漢字2の割合が良いと言われています。句読点をバランス良く入れることも大事です。

③正しく伝わる文章:論理的に整合性がある文章、つまり飛躍がない文章です。そのためには前提を明確にする必要があります。2人の人の話がかみ合わない場合、それぞれの前提が違っていることが良くあるのです。

指示語と修飾語は近づけ、2文以上離さないよう気を付けます。

接続詞は、なくても大抵の場合、意味が通じるので、余り多用しない方が無難です。ただし、「しかし」は省略しにくい接続詞です。「しかし」は逆説ではなく、一応認めつつも違うことを言うのです。

私達の書く文章、話す言葉が、信頼感につながったり、不信感につながったりするのです。私達が発する言葉の大切さを改めて感じた時間でした。

(仲井 圭一)

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