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電子書籍「つるちゃんのひとりごと」からご紹介(2)通学路

昨日もお知らせしましたが、今度6月15日12時発売のつるちゃんのひとりごと〜春夏編〜は、復刻版です

一編が800字程度の一話完結型のエッセイ集です

今日も、その一つをご紹介して、
もしあなたがその企画に乗ってもいいかな?と思ってくださったら
その話を読んで、思い出したこと、考えたこと、感じたことを
書いて、教えて欲しいのです(ラインからお送りくださったのは、公開はしませんよ〜)

これからご紹介していくお話は、
本をお買い上げくださった方に応募していただける
「つるちゃんのひとりごと秘話」の中に
それからの物語として入っているものです

私が付け加えたお話と、あなたのお話とを、
一緒に楽しめると思いませんか?

それから、昨日、このことをお伝えしましたら

うれしいことにお二人の方が、感想をお寄せくださいました

私の代わりにnoteを書いてください〜〜とお願いしたくなった

秀逸な内容です〜

それは、この記事の次にご紹介しますね!!


今日も、よろしかったら、あなたの物語を聞かせてくださいね〜

通 学 路

今年は水が豊富で、田植えの後の水の管理が楽です。

これは冬にたくさんの雪が降り、雨もよく降るためと、自然の恵みに感謝しています。


この冬は、四回ほど三十cm余の積雪がありました。

家から娘の学校までは約四km。

普段は、近くの公民館まで一kmほど車で送ります。

そこで四名が集合し、山道を歩いて降り、次の集合場所の公民館でさらに四名と合流して歩道のある舗装道路を歩いて行きます。

雪の日は、車が動かないので、家から学校まで全部が歩きです。


娘が浮かない顔をしているので聞いてみると、近くの公民館から次の集合場所まで下級生を連れて集合時間に間に合うように歩いていく自信がないらしいのです。

それではと、私もついていくことにしました。


確かに凍りついた坂道は、歩くのが危険です。

下級生の男の子たちは、足を滑らせて何度も転びました。

女の子は、一度転んで痛い思いをしてから、どこに足を出そうかと慎重になっています。

舗装道路が一面に凍りついているところでは、見て、迷った末、四つ這いで渡ろうとしました。

手をつないで歩きながら、雪の上か、舗装が乾いているところを選んで歩くように伝えると、地面をよーく見て「ここは大丈夫?」と確かめながらゆっくり歩いていきました。

何回目かになると、見て、自分で判断できるようになり、雪玉を作ったり、たくさん下がったツララを折ったりする余裕が出てきました。


先日偶然に、雪の日に歩いた細い山道を子どもたちが歩いているところを見ました。

軽トラックが来るのを見て、娘が、少し後ろにいた女の子のところへ駆け寄って安全を確保しているのが見えました。

毎日、長い道のりですが、歩く力はもちろん、根気強さや持久力が身につき、子どもたちどうし助け合い、相手を思いやる体験を積み重ねることができます。

通学路では、地域の方の声かけや目配りに見守られ、子どもたちは育っています。ージョンは、どんなことなのでしょう


このお話の続きのバージョンは、どんなことなのでしょうか?
それは、つるちゃんのひとりごと〜春夏編〜のプレゼントについている
つるちゃんのひとりごと秘話で読んでくださいね〜


それではまた!




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