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電子書籍「つるちゃんのひとりごと」からご紹介(5)夢を果たしにきた

つるちゃんのひとりごと秘話にはもう一つ入っていますが

ご紹介は、これで終わりです

長々とお付き合いくださって、どうもありがとうございました


それで、ご感想を送ってくださる方がいて、

とてもありがたいな〜と思っています


明日、ご紹介しますね!


夢を果たしに来た

緑の少年団活動発表大会の時に、俳優の川津祐介さんが、

「僕らは夢を果たしにこの星に来た」という演題で話してくれました。

インドを独立に導いたガンジーなどを例に、たったひとりの胸に芽生えた願いを、屈することなくやり続ければ、世界中の人々に平和の心を伝える力になると教えてくれました。


ガンジーはイギリスで法律の勉強をし、弁護士になって南アフリカのある国に招かれたとき、準備してくれた切符を使って一等電車に乗りました。

すると「ここは白人の乗るところだから」と引きずり出されたのです。そのときの屈辱的な体験がきっかけになって、肌の色の違いで人を差別することのない世界をつくりたいと願ったのです。

インドの独立を目指して非対立の姿勢で活動する中、時の政府とガンジーの仲間が争いになり犠牲者が出たことがありました。その時、「私が間違っていた」と、ひとり断食をして非対立の姿勢を貫きました。そして争わないでインドの独立を成し遂げたのです。


川津さんは、「君が君の人生を今生きていることは、君が考えているよりもずっと大切なことです。自分の人生、自分にしか生きられない人生を、本当に大切に生きる生き方を一緒に探求したいです。

私たちの一人ひとりは、夢を果たすためにこの地球に生まれて来ました。

あなたの夢は何ですか?」と、問いかけました。

この問いは、会場に参加していた子どもたちはもちろん、大人にとっても、自分の夢、自分の役割について問い直すきっかけとなるものでした。


人と人とが心から信頼しあって暮らせる平和な世界の実現はみんなの心にある願いですが、私たちの一見平和に見える日常の中に、戦争につながる気持ちはないでしょうか。

他人の生活や持ち物をうらやんだり、自分の主張が通らないと相手を責めたり恨んだり、ちょっとのことで仲たがいをしたり、やられたらやり返そうと思ったり…。

自分の中に対立の心が芽生えたとき、夢を果たしに来たことを思い出し、平和で穏やかな感情で満たされるように想いを変え、そしてそのことが周りの人たちへも広がっていくようにできたらよいと願っています。



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