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高床式美容室ができるまで、を。

こんにちは、"杜(もり)とあお。"です。
アーユルヴェーダをベースに、自然療法的美容室を営んでいます。
伊豆半島の最南端で、シャンプーもヘアカラー剤も使わず、一人ひとりに合わせた植物から髪色を調和させたり頭皮をヘッドスパしたりを洗ったりしています。


そんなわたしは、ついに高床式美容室を造る!と言い出しました。それについてはぜひ、過去の記事を読んでいただけたらと


周りにそう口に漏らしていたら、出会ってしまった高床式美容室を建てるに打ってつけの、井戸古民家付きの野山と石垣のある原野!
古民家の基本となる土中環境、石垣の上の高床式美容室を建てる予定地(野原)の草木をコツコツ調え、お披露目会『古民家開放』をしてから2ヶ月が経ちました。




ここは2023年10月から開拓をしてきています。

2023秋ごろ。湿ぼったく、植物が乱雑している。
2024春ごろ。枯葉と若葉の棲み分けができてきた。
風の通りも良くなり、湿気が抜けてきた様子!
同時に家の中もカラッとしてきました!



古民家をある程度快適にしたら、脇の石垣の上のスペースに、高床式美容室を造ります。

古民家開放イベントに来てくれた方や過去にワークショップに来て頂いた方々から「進み具合はどう?」「なにか手伝える?」と声をかけてもらうことがとても多いです。(本当にありがたい..!!)


今後の予定ですが、

★大掛かりな作業の時はイベント形式で。
★『土と内臓/薬草シャンプーのワークショップ』を計画して、山をシャンプーすることで学ぶ実践編にて、参加者さんと古民家の裏山の土中環境を実際に調えていく。


・・・と、こんな形で進んでいこうと思います。
(いつか、南伊豆で合宿なんかできたらと!)

イッヌやヤッギの参加、散歩も歓迎!
皆さんとの作業やワークショップでは、
樹医として、環境再生医から学んだこと・薬草調和美容師として、アーユルヴェーダの師匠から学んだわたしを通した知識と経験からなので、伝えられることはめちゃくちゃ本格的ではありませんが、一緒に体験することは山と暮らし・心と髪、頭皮や内臓を調えるヒントになると思います。
裏山敷地内にある食べられる薬草・暮らしに役立つ草木にも触れられ学ぶ機会にもなります。
参加者さん同士でお話しできるアーユルヴェーダ季節のお茶会も都度ご用意します。
ぜひご一緒してくださると嬉しいです!


そんなわけで、いま営業している、美容室のカレンダーに【古民家&高床式美容室の作業日程】も加えてアップする事にしました。
今後の美容室営業カレンダーと高床式美容室の作業•イベントカレンダーは、杜とあお。インスタアカウントのハイライト【カレンダー】にてご確認ください!

https://www.instagram.com/moritoao?igsh=bTc4Y2I2eHhpYmph&utm_source=qr




ちなみに、この2ケ月は、、

梅雨と暑さで外作業はほとんど出来ていません。少しの草刈り程度。それでもやっぱり大変です!

◎古民家はサッシや壁の埃を丁寧に落として綺麗に拭いたり。
◎併願供養を済ませた仏壇を開けて、掛け軸や習字道具やそろばんを丁寧に拭いたり。
◎最低でも週に3日は 一日中、ポンプで井戸水を出しっぱなしにして水を吐かせ、水脈に溜まった水を吸わせて山の水脈を調えたり。

湿気が取れたおかげで、北側の窓も開けられるようになり、南伊豆いちばんの厳しい湿度の日々を経験しましたが、去年の9月に初めて古民家に足を踏み入れた時よりも、家の中がカラッとしていました!
2ヶ月でやれた事は多くありませんが、山全体も、当初より空気が通ってきて気持ちがいいです。


そして、祝詞をあげた神棚から出てきた大量のお札ですが、地区の神社でお祓いをしてもらい、夏越の大祓の時に新しいお札を頂きました。

この新しいお札を神棚に納める前に、夏からゆっくりと古民家の天井のベニヤ板を全て剥がす作業をしていく予定です。

天井裏はとても綺麗でした!
(ネズミや色々死骸があるのかと思ってたけど)


8月5日は、敷地内入り口にある立派なビャクシンの木の皮を剥ぎます。

【環状剥離】
「巻き枯らし」ともいいます。
樹皮と形成層を剥ぐこと(環状剥皮)により薬剤などを使用せずに木を枯らせることが出来ます。 環状剥皮を行うことで養水分を遮断することで木が枯れますが、完全に枯れるまで1~2年の期間が必要となります。 なお、枯れる原理は樹種により異なります。


立ち枯らせたビャクシンの木は、古民家の柱にさせていただき家を守ってもらいます。

わたしは、いま何故鹿が増え過ぎているのか考えます。所々の木々の樹皮を剥離していく鹿の姿は、まるで密林状態で発育し過ぎて日が入らなくなった森を間引き、手入れをしているかのように見えます。

まあ、彼らは自然の摂理に沿って生命を生きているだけでしょう。鹿に見習って、じゃないのですがわたしも木の皮を剥いで(木には可哀想だけど)立ち枯らせます。
そうすると立ったまま真っ直ぐの状態で水分が抜け枯れていくのでら製材し易く無駄なく使えることが出来ます。

樹医になり実際にやるのは初めて。林業の方からもアドバイスいただき、

一緒に考える、やってみる、観察するなど、、
力になってくれる方、ぜひ8月5日は南伊豆町妻良1058にて、お昼過ぎからぼちぼちやってます!

休憩タイムには、簡単ではありますが 季節のアーユルヴェーダお茶会で、参加者さん同士のお話しや、敷地内で見つけた暮らしに役立つ薬草香草のお話しなどもしましょう!


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