これまでの認識が変わった、清掃活動
こんにちは 広報担当のナギです。
12月になりましたね。あったかいお鍋が恋しい季節、我が家では週1回のペースで食卓に鍋料理が登場します。ちょっと贅沢にカニのお鍋なんかもいいですね。
関西では人気No.1の温泉地 城崎
カニといえば、関西では城崎温泉は人気があります。風情のある温泉街、日常を忘れさせてくれます。明治から大正時代にかけて活躍した文豪 志賀直哉の「城の崎にて」は正に城崎温泉に滞在して執筆されたと言われています。
そして、『温泉はよく澄んで湯治によく、周囲の山々は緑で美しい。おいしい日本海の魚を毎日食膳に出し、客を楽しませてくれる。 人の心は温かく、木造作りの建物とよく調和している。』と語ったそうです。
おいしい日本海の魚がいる海、今、その海の現状をお伝えしたいと思います。
冬になると次第に増える漂着ゴミ
ここは、兵庫県の北部、城崎温泉に近い、日本海に面した香住町の今子浦海岸。私たちが初めてこの場所に訪れたのは8月下旬でした。まだ海水浴のお客様もいて、とてもきれいなビーチで、目立ったゴミはない状態でした。
C.O.R.E.×豊岡鞄の取り組みをキッカケに地元である豊岡市や周辺地域で様々な取り組みを模索する中、今子浦海岸が潮の流れの関係で漂着物が多いコト、地域で行っている清掃ボランティアの高齢化により人手が足りないコトなどを知りました。また、夏のシーズンが終わると、次第に漂着物が増えてゆくそうです。特に台風などの悪天候のあとは酷い状態になるそう。
そこで11月某日、まずは私たち数名で清掃活動を開始することにしました。
きれいに見えるビーチも実は
当日は、お天気にも恵まれ、気持ちのよい海風の中スタートしました。
ビーチを見渡すと、流木や、打ち上げられた海藻類が目につき、それ以外のゴミがあるように見えませんが、実際、清掃をしてみると、あちこちにゴミが流れついています。
ペットボトル
小さなパッケージのビニール袋
ロープや網の切れ端
細かく砕けた発泡スチロール
プラスチックの欠片
こちらは引き上げられませんでしたが、大きなサイズの漁具と思われます。
明らかに外国のモノと思われるペットボトルや、プラスチックの容器もありました。
地域の方もご参加くださり、数時間の活動ではありましたが、ビーチはきれいになりました。
実際に、清掃活動を体験してみて、ゴミの多さと清掃することの大変さを目の当たりにし、これまでの認識が変わりました。
今回、参加した全員が同じように感じていたようです。
体験することで分かるコト、感じるコトがあり、今まで以上に環境問題に当事者意識を持つことができました。
体験することで得られた、本当の大切さ
私たちは廃漁網を再生リサイクルした服飾パーツやテープ・生地をC.O.R.E.ブランド資材のひとつとして取り扱っています。清掃活動だけでなく、私たちが取り扱う商品をキッカケに、環境について考える、認識が変わる機会をもっと多くの方に体験してもらえるよう今後も取り組んでゆきたいと考えています。