清掃活動 報告 #3
こんにちは 広報担当のナギです。
みなさま昨年度はお世話になりました。新年度もどうぞよろしくお願いいたします。
こういうと「お正月は来月だよ?何言ってるの?」とお思いになるかもしれませんね。
実は、12月1日は私たちモリトの事業年度の始まりなのです。行政や学校、多くの企業が4月始まりなのですが、私たちの新年度は12月。デスクまわりを大掃除して、気持ちも新たにスタートしたいと思います。
日本は年末、欧米は春
ところで、年末に行う大掃除は日本独自の習わしだそうです。江戸時代には12月13日を煤払いの日とされ、それが現代の年末大掃除につながっているとか。海外でも同じように大掃除の習慣があるそうですが、なんと「春」に大掃除をするそうです。
欧米で春に行われる大掃除は「スプリング・クリーニング」と呼ばれていて、一説には、冬に暖炉で薪を燃やして発生した、家中に溜まったススを落とす目的があると言われているようです。
3度目の・・・
前回、4月に私たちが行った海岸清掃。あれから7ヶ月、海水浴シーズン、台風のシーズンも落ち着いた11月に海岸清掃を行いました。
海の環境問題に取り組むモリトでは、定期的に兵庫県香住地区にある今子浦海岸の清掃に取り組んでいます。今回で3回目になる清掃活動の様子をお届けします。
ゴミは無いように見えても
寒くなったり、かと思えば、夏のような暑さになったり、秋の天候はなかなか予想が難しいのですが、清掃活動の当日は運よくお天気に恵まれ、風もほどんど無いような穏やかな日でした。
参加したメンバーの半数以上が、今回の清掃活動に参加するのがはじめて!現地に到着し、海岸の様子を見て「そんなにゴミないね~」と思っていたようでした。
いざ、清掃をスタートすると、いつもどおり出てくる漂着ゴミの数々・・・
壊れた漁具の浮きやロープ
ペットボトルや発泡スチロール
海外からの洗剤や飲料水のペットボトルなど
が大量に集まりました。
また、土の中にまでゴミがあるので、何年もゴミが残ることを実感したり、カトラリーや食品包装・容器など軽い樹脂ゴミが風で飛ばされ背の高い雑草に絡まって落ちているので、草をかき分け集めるのに苦労していました。
一見、ゴミがないように見えても、小さな漂着ゴミの多さを目の当たりにしたメンバーはそれぞれどのように感じたのか、感想を聞いてみました。
目の当たりにして湧き上がる熱
はじめて参加したメンバーからは、
資料の数字などで海洋プラスチックごみの問題はなんとなく知っていましたが、えっなんで?というようなものが放置され、海から流れ着いている状況を実際に見て、やっと海洋プラスチックの問題を実感した。
海外にも日本製のゴミが流れてるんだろうな~と思った。
今回の経験をきっかけに、ごみを減らす生活習慣を意識したい。
あの場所だけであのくらいのゴミがあるのであれば、全国的にはかなりの量のゴミがあるのでは?何とかせねば…
という声を聞き、より海洋汚染問題に興味関心を持ってくれたようでした。
また、10月に参加したサステナブルEXPOでも、ご来場のみなさまへ環境に配慮した様々な商品をご紹介しましたが、これらのアイテムを扱う私たち自身が
グループで進めているサステナブル商品を販売する者として、地球環境を脅かすゴミ問題の現状を知れたこと、ほんの少しでも環境を大切にする活動に参加できたことは、非常に良い経験となった。
この経験を通して自然を汚さず次の世代へと残してゆきたいと強く思った。
実際に目で見て現状を伝える、そういった活動が大きな意味を持つと感じた。
と環境問題に対する熱量が上がったようでした。
きっとこの熱が、参加メンバーを通して当社に関わる取引先や実際に商品を手にされるみなさまへと伝わることを願うばかりです。
潮の流れや、近くに川があるなど、取り巻く環境により違いはあれど、決して広くないこの海岸でさえ、海岸清掃を行うたびにかなりの量の漂着ゴミを確認し回収しています。周囲を海に囲まれる日本、一体どれだけのゴミが流れ着くのか?ぜひ、みなさまにも想像していただくきっかけとなれば嬉しく思います。
次にこちらの海岸にお邪魔するのは、暖かくなった頃かなと想像しつつ、夕日の美しい今子浦海岸を後にする私たちでした。